現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 焦らずじっくり……契約延長にペトルッチ自信「最新マシンは僕のモノ」

ここから本文です

焦らずじっくり……契約延長にペトルッチ自信「最新マシンは僕のモノ」

掲載 更新
焦らずじっくり……契約延長にペトルッチ自信「最新マシンは僕のモノ」

 今シーズン、Mission Winnow ドゥカティ・チームに昇格するダニーロ・ペトルッチ。ただ、彼の契約は2019年の単年となっていて、2020年のシートに関して安心できる状況ではない。

 ドゥカティのスポーティング・ディレクター、パオロ・シアバッティは、ペトルッチはドゥカティが正しい決定を行ったと証明する必要がある、と昨年motorsport.comの取材に語っている。

■フェラーリF1と同じ『Mission Winnow』掲げるドゥカティ。2019年の体勢を発表

 また、シアバッティはジャック・ミラーとフランチェスコ・バニャイヤのふたりがペトルッチの後任としてドビツィオーゾのチームメイトになることが可能だ、とも強調している。

 ドゥカティの2019年シーズン参戦体制発表の場で、ペトルッチに2020年の契約継続に向けて直面しているプレッシャーについて尋ねると、彼はこう答えた。

「契約については毎シーズン重要で、(ドゥカティとの契約はあったが)去年も同じように重要だった」

「もちろん、今シーズンの1年契約は僕をリラックスさせてくれるものではない。でも、僕はMotoGPにデビューしてからずっと、落ち着けるような機会は無かったんだ」

「僕は自身がファクトリーライダーになれると証明しなければならなかった。次の年も同じだ。(各ライダーの契約が切れる)来シーズンは(2021年に向け)他のどのライダーも同じ状況になる。だから、今年が僕にとって重要になる」

「昨シーズンの契約締結のように急ぐ必要はないので、少し時間があるかもしれない。なぜならトップライダー達は既に(2020年の)契約を交わしていているからだ。だから、僕は最初から自分のパフォーマンスに集中することができる」

 ペトルッチは昨シーズン、キャリア最高となる144ポイントを獲得している。彼は今シーズンも好成績を残すことができれば、ドゥカティを納得させ、ファクトリーチームから継続参戦できると確信していると付け加えた。

「ミラーとバニャイヤがファクトリー仕様のマシンを欲しがっているのは分かっている。これは秘密でも何でも無いことだ」

 彼はそう認めている。

「それでも、今シーズンは僕のものだし、来シーズン以降もまた僕のマシンであってほしい」

「ミラーとバニャイヤは速いライダーだ。とりわけミラーは良いヤツで、彼と一緒にプラマックで過ごした昨シーズンは本当に楽しかった。バニャイヤも本当に速いライダーで、プレシーズンテストでも印象的な走りをしていた」

「だが、僕自身もベストを尽くし、毎年結果を改善していくことができる。だから、そうして改善を続けていけば、トップに立てる。僕はそう願っている」

 ドゥカティのゼネラルマネージャー、ジジ・ダッリャーニャは、ペトルッチの今シーズンの目標は“少なくとも1勝と、毎レース表彰台を争うこと”だと語る。

「過去のレースを見てペトルッチが本当に上手くやったと思うのは、フランスGPとムジェロGPだ。だが私は、彼が私のことを驚かせ、今までよりも更に良くなることを願っている」
 
 と、ジジは付け加える。

「これはペトルッチにとっては大きなチャンスだ。人生においてチャンスを得た際、それを最大限に活かすために自身の全てを賭けなければならない。ペトルッチは既にこの考えを持っていると私は思う」

「彼が最大限の結果を得られるよう、できる限りペトルッチを支援していくつもりだ」

 ダッリャーニャはそう締めくくった。

関連タグ

こんな記事も読まれています

この電動化なら炎上せず? エヴァラティ・メルセデス・ベンツSL W113へ試乗 60年代に寄せた走り
この電動化なら炎上せず? エヴァラティ・メルセデス・ベンツSL W113へ試乗 60年代に寄せた走り
AUTOCAR JAPAN
ヤマハ、第6戦カタルーニャGPで新型エアロ投入へ。前週のムジェロプライベートテストで効果を確認/MotoGP
ヤマハ、第6戦カタルーニャGPで新型エアロ投入へ。前週のムジェロプライベートテストで効果を確認/MotoGP
AUTOSPORT web
50年ぶりに新車をつくった英国「アルヴィス」とは? 7200万円の本邦初公開されたコンティニエーションモデルを紹介します
50年ぶりに新車をつくった英国「アルヴィス」とは? 7200万円の本邦初公開されたコンティニエーションモデルを紹介します
Auto Messe Web
メルセデスAMG勢が上位にずらり。スパ24時間公式テスト、ゲットスピード2号車が最速マーク
メルセデスAMG勢が上位にずらり。スパ24時間公式テスト、ゲットスピード2号車が最速マーク
AUTOSPORT web
F1パドックで注目集める角田裕毅、今季の躍動で3チームが獲得に興味。来季はレッドブル昇格狙いでRB残留か、それとも新天地?
F1パドックで注目集める角田裕毅、今季の躍動で3チームが獲得に興味。来季はレッドブル昇格狙いでRB残留か、それとも新天地?
motorsport.com 日本版
アウディ、コンパクトSUV『Q2』に限定モデルを設定。3種のオプションパッケージを標準装備
アウディ、コンパクトSUV『Q2』に限定モデルを設定。3種のオプションパッケージを標準装備
AUTOSPORT web
斬新“大口顔”の「高級ミニバン」公開! 超豪華「青内装」がめちゃカッコイイ! 超静音走行も可能な「GL8」中国に登場
斬新“大口顔”の「高級ミニバン」公開! 超豪華「青内装」がめちゃカッコイイ! 超静音走行も可能な「GL8」中国に登場
くるまのニュース
BYDが「ロンドンバス」 最大500kW充電に対応、2階建て電動バスを導入
BYDが「ロンドンバス」 最大500kW充電に対応、2階建て電動バスを導入
AUTOCAR JAPAN
ロールス・ロイス新型「カリナン シリーズII」が登場! 超高級SUVの進化したポイントを解説します
ロールス・ロイス新型「カリナン シリーズII」が登場! 超高級SUVの進化したポイントを解説します
Auto Messe Web
今年のモナコGPもついに開幕! ハミルトン積極策でタイヤ3セットを使い首位。角田裕毅は8番手|F1モナコGPフリー走行1回目
今年のモナコGPもついに開幕! ハミルトン積極策でタイヤ3セットを使い首位。角田裕毅は8番手|F1モナコGPフリー走行1回目
motorsport.com 日本版
F1モナコFP1速報|メルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅が8番手……レッドブル勢はソフト使わず11~12番手
F1モナコFP1速報|メルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅が8番手……レッドブル勢はソフト使わず11~12番手
motorsport.com 日本版
バリチェロの愛息“ドゥドゥ”がスプリント制覇。ポール発進ダニエル・セラは悲運に沈む/SCB第4戦
バリチェロの愛息“ドゥドゥ”がスプリント制覇。ポール発進ダニエル・セラは悲運に沈む/SCB第4戦
AUTOSPORT web
反射神経と瞬間的な判断が求められるイモラの難しさ。互いを高め合う角田裕毅と今季のRB【中野信治のF1分析/第7戦】
反射神経と瞬間的な判断が求められるイモラの難しさ。互いを高め合う角田裕毅と今季のRB【中野信治のF1分析/第7戦】
AUTOSPORT web
F1タイGP開催を目指すセター首相がイモラを訪問。ドメニカリCEOと条件面などで基本合意か
F1タイGP開催を目指すセター首相がイモラを訪問。ドメニカリCEOと条件面などで基本合意か
AUTOSPORT web
“ながーーい”トヨタ新型「ハイエース“SLWB”」発表! 全長5.9m超えの5列仕様! スーパーロングな「10人乗りモデル」に「バスじゃん」と反響も 馬で受注開始
“ながーーい”トヨタ新型「ハイエース“SLWB”」発表! 全長5.9m超えの5列仕様! スーパーロングな「10人乗りモデル」に「バスじゃん」と反響も 馬で受注開始
くるまのニュース
『アルファード/ヴェルファイア』HVもローダウン! テインが「HIGH.TECH」に適合追加
『アルファード/ヴェルファイア』HVもローダウン! テインが「HIGH.TECH」に適合追加
レスポンス
新しいスズキ・ハスラーに、タフワイルド登場!──GQ新着カー
新しいスズキ・ハスラーに、タフワイルド登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
もしやスペア!? 大型トラックがバッテリーを2つ積んでいるワケ
もしやスペア!? 大型トラックがバッテリーを2つ積んでいるワケ
WEB CARTOP

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村