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7人乗りEV! メルセデス・ベンツ「EQS SUV」日本発売 450・580の価格/サイズ/内装を解説

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7人乗りEV! メルセデス・ベンツ「EQS SUV」日本発売 450・580の価格/サイズ/内装を解説

EQSのSUV版 価格が判明

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】ベンツ「EQS SUV」「GLS」「EQSセダン」 デザイン/内装【細部まで見る】 全80枚

メルセデス・ベンツ日本が、ラグジュアリーSUV電気自動車「EQS SUV」を発売した。

2019年から日本市場に「EQC」「EQA」「EQB」とSUVタイプのEVを順次導入したメルセデス・ベンツは、2022年にはセダンタイプの「EQS」「EQE」も導入。

今回のEQS SUVでEVとしては6モデル目、SUVタイプとしては4モデル目となる。

日本仕様のグレードは、駆動モーターのパワーが異なる「EQS 450 4マティックSUV(以下、EQS 450 SUV)」と「EQS 580 4マティックSUVスポーツ(以下、EQS 580 SUV)」を設定。

車両価格は「EQS 450 SUV」が1542万円、「EQS 580 SUV」が1990万円となっている。

車名からも分かるように、メルセデスEQのフラッグシップSUVということもあり、価格は2000万円クラスとなる。

だが、日本市場においてLLクラスのプレミアムSUVは、エンジン車でも同様の価格設定のモデルが多い。買える買えないを別にすれば法外に高い価格ではないといえるだろう。

では、そんなメルセデスのラグジュアリーSUV電気自動車、EQS SUVの概略を紹介していこう。

外観・サイズ GLSとどう違う?

EQS SUVのボディサイズは、全長5130×全幅2035×全高1725mm、ホイールベースは3210mmという、堂々たるもの。

ちなみに、エンジン車SUVのフラッグシップである「GLS」は、全長5210×全幅1955×全高1825mm、ホイールベースが3135mm。EQS SUVのほうが、全長が短くワイドで、車高がやや低いといったサイズ感だ。

それでも、EQSセダンと同じEV専用プラットフォームの採用で、キャブフォワードデザインとなるなど、エンジン車とはスタイリングは大きく異なる。

フロントフェイスは、ブラックのパネルに統合され、ライトバンド(光の帯)でつながっている左右のヘッドライトと、ディープブラックのフロントグリルで形成される。

サイドビューは、緩やかな傾斜を持つAピラーが印象的。ドアハンドルは格納式のシームレスタイプだ。

LEDリアコンビランプの内部は曲線的な螺旋構造。こちらにもライトバンドが設けられ、これがEQモデルであることを強調している。

3列シート7人乗り 内装は?

インテリアは、インパネまわりがEQSセダンと似ているが微妙に異なる。

MBUXハイパースクリーン(450にオプション/580に標準)は、3枚の高精細パネル(コクピットディスプレイ、有機ELメディアディスプレイ、助手席・有機ELディスプレイ)とダッシュボード全体を1枚のガラスで覆うスクリーンで構成される。

センターコンソール前部はダッシュボードにつながり、下側は宙に浮いたような構造。EV専用プラットフォームの採用で従来のようなセンタートンネルが必要ないことを視覚的に示している。

また、フロアからセンターコンソールまでの間隔がEQSセダンよりも大きくなったため、上質なトレーを備えるコンソール下収納スペースも大きくなった。

EQS SUVは、3列シートの乗車定員7名だ。

2列目は40:20:40の3分割可倒式。前後130mmの電動スライド機能を標準装備し、ゆったりしたスペースを確保するほか、バックレストは電動リクライニング機能(前14度/後4度)を備える。

3列目にもシートヒーターを標準装備し、倒せばラゲッジフロアとフラットに。5人乗車時でも最大800L、2列目シートを倒せば最大2100Lというラゲッジスペースを誇る。

航続距離/充電/後輪操舵

EQS SUVは前後にモーターを搭載する、2モーターの四輪駆動となる。システム総合では、「EQS 450 SUV」が最高出力360ps(265kW)、最大トルク81.6kg-m。「EQS 580 SUV」が544ps(400kW)、87.5kg-mを発生する。

航続可能距離は「EQS 450 SUV」が593km、「EQS 580 SUV」が589km。

駆動用のリチウムイオンバッテリーは107.8kWhと大容量で、6.0kW(200V・30A充電の場合)までの交流普通充電と、150kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応する。

急速充電の場合、50kWタイプなら10%~80%までの充電に100分、10%から30分で49%までチャージできる。150kWタイプなら10~80%まで49分だ。

また、日本仕様の特別な機能として、車外へ電力を供給できる双方向充電を装備した。

4マティックは、トルクシフト機能によって前後のモーター間で駆動トルクを連続可変配分する。前・後輪に必要なトルクを毎分1万回の頻度でチェックし、必要に応じて配分を最適化する。

さらに、最大10度のリアアクスル・ステアリングを標準装備し、5.1mという最小回転半径を実現した。

ADAS/装備について

メルセデスEQのSUVの頂点に立つモデルであるから、安全&快適装備とも、メルセデスの最新・最上級のもので充実している。

ADASは、高度化されたステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーの働きにより周囲の交通状況を的確に把握。走行中・停車中にさまざまな機能が乗員をサポートする「インテリジェントドライブ」をはじめ、360度カメラシステムやメモリーパーキングアシストなどを標準装備。

パッシブセーフティでは、高剛性キャビンと専用クラッシャブルゾーン、最新のレストレイントシステムを採用。予防的乗員保護システムの「PRE-SAFE」も標準装備した。

対話式音声認識を備えた「MBUX」は、「充電ステーションを探して」など、電気自動車固有の機能にも対応している。

さらに「エレクトリック・インテリジェンス・ナビゲーション」は、ナビゲーションのマップデータから得た勾配情報、充電ステーションの位置情報、車両の充電状況・気温情報などを総合的に判断し、どこで充電すべきかも含めた適切なルートを案内する。

なお、ボンネットは室内用エアフィルター交換などのメンテナンスの場合にサービス工場でのみ開閉可能で、ウォッシャー液は左フェンダーのフラップからを補充する。

EQS 450 4マティックSUV スペック

価格:1542万円
全長:5130mm
全幅:2035mm
全高:1725mm
0-100km/h加速:-
CO2排出量:0g/km
車両重量:2880kg
航続可能距離(WLTC):593km
パワートレイン:同期モーター
ギアボックス:1速固定式
最高出力(前):88kW(120ps)/3206-13874rpm
最大トルク(前):26.5kg-m/0-4060rpm
最高出力(後):178kW(242ps)/3183-13772rpm
最大トルク(後):55.1kg-m/0-3183rpm
駆動方式:四輪駆動
バッテリー種類:リチウムイオン
バッテリー容量:107.8kWh
乗車定員:7名
最低地上高:175mm

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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みんなのコメント

6件
  • 真夏にエアコンガンガンに付けて航続距離は400k弱くらいか。
  • 全長5130×全幅2035×全高1725mm全く日本を想定していないサイズだね。日本じゃ売る気なしかあ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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