フェルスタッペン、メキシコシティGPの予選でポールポジション獲得を逃すも、まだまだ余裕あり？「ポイントを獲れるのはレースだけだからね」

　レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1メキシコシティGPの予選で3番手となった。Q3で突如として速さを発揮したフェラーリ勢の前に屈した格好だが「決勝は長いから」と、それほど気にしていないようだ。

　フェルスタッペンはフリー走行全てでトップタイム、予選でもQ1で首位、Q2も各車が2アタックする中、1アタックのみで2番手を確保し、難なくQ3進出……ポールポジションも確実かと思われた。

　しかしそのQ3では、Q2までは目立つ走りを見せていなかったフェラーリ勢が突如として速さを増し、彼ら自身も驚く1-2独占。フェルスタッペンは3番手で予選を終えた。

「とても難しい予選だった」

　フェルスタッペンはそう語った。

「標高のせいで、とてもグリップが低い。だから少しプッシュしようとすると、良いアタックからは遠のいてしまうんだ。それが少し起きたんだと思う」

「Q3では、全てをうまくまとめることができなかった。特に最終セクターでは、思っていたよりも苦労しているように見えた」

　しかしフェルスタッペンは、決勝に向けて手応えを感じている。

「でもそれでも、先頭に近いようには見えた。そしてまだ長いレースが残っている。たくさんの周回数をレースしなきゃいけない。そしてもちろん、それがポイントを手にできるセッションだ」

「もちろん先頭からスタートしたかったけど、ターン1に向けて良いスリップストリームを使える。何が起きるか見てみるつもりだ」