2021年にアルファタウリ・ホンダのドライバーとしてF1デビューすることが決まった角田裕毅。7年ぶりとなる日本人F1ドライバーの誕生に、日本中から多くの期待が集まっている。
この角田については、海外でも評価が高い。レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコも、角田を高く評価しているひとり。角田がF2にデビューする際にも「1年目からスーパーライセンスを獲得できる成績を残すように」と要求していた。角田はこれにしっかり応え、F1への道を歩んだ。
【日本人F1ドライバーの系譜】美しきF1マシン:「最も悔しい、日本人の日本GP”4位”」B.A.R.ホンダ006
角田のF1昇格決定に際し、マルコはFIA F2のルーキーシーズンでの角田の走りを賞賛。F1デビューに向けても期待していると語った。
「技術的な問題や、いくつかのクラッシュによってチャンピオンは逃してしまった。ただ、これは彼のルーキーイヤーだったんだ」
2020年のFIA F2でランキング3位だった角田について、そうマルコは語る。
「彼は信じられないほどのスピードや、素晴らしく速い把握速度や、学習速度を特長として持っている」
「過去数レースを見ると、彼はレース序盤、諸々落ち着くまでは我慢してタイヤを温存し、それからアタックするんだ。アグレッシブさと頭を使ったドライビングが、素晴らしい形でミックスされていたんだ」
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