■新型「フォレスター」どんなモデルに進化した?
スバルのミドルサイズSUV「フォレスター」がフルモデルチェンジを果たし、6代目となる新型モデルが2025年4月17日に正式発表されました。
【画像】超カッコいい! これが新型「フォレスター スポーツ」です! 画像を見る
新型フォレスターでは、同車初となるストロングハイブリッドシステムを搭載したことが特徴のひとつ。
スバル独自の2.5リッター水平対向4気筒エンジンと組み合わせた新開発のシステムで、低燃費性能と高い走破性を両立しています。
さらに、先代(5代目モデル)から引き続き、純ガソリンの1.8リッター水平対向4気筒ガソリンターボエンジン車も設定されました。
グレードは、ストロングハイブリッド車が、上質な仕様の「プレミアム」と本格アウトドア仕様の「X-BREAK(エックスブレーク)」、ターボ車が「SPORT(スポーツ)」となり、それぞれに、高速道路で高度な運転支援をおこなう「アイサイトX」を装着した仕様が設定され、全6グレードが展開されます。
そして今回、アイサイトX搭載のターボ車「スポーツ EX」をロングドライブへと連れ出してみました。新型フォレスター スポーツは、どのようなモデルだったのでしょうか。
まず、新型フォレスターの外観は、従来モデルの面影を残しつつも大胆にイメージを変えました。
フロントグリルからヘッドランプまでを連続させた造形としたほか、上下分割タイプのフロントバンパーを採用して厚みを“ひと塊”で表現することで、ワイド感を強調したたくましいデザインを実現。
リアは、左右のコンビネーションランプをつなぐように高い位置に軸を配するなど、これまでとはひと味違うスタイリングですが、フォレスターらしいタフさは健在です。
そのうえで新型フォレスター スポーツは、ブラック塗装のフロントグリルにブロンズのアクセントを加え、さらにブロンズの18インチアルミホイールを装着したスポーティなエクステリアとなっています。
内装は、12.3インチの液晶メーターや大きなセンターディスプレイといった先進的な装備が目を引きますが、これは最近のスバル車と共通のアイテム。
一方で、シボが施された助手席のインパネや、スポーツでは各所にブロンズ加飾をあしらった上品なインテリアが特徴となるほか、ドアパネルやテールゲート内側にアウトドアをモチーフにした模様が刻まれていたり、空を飛ぶ鳥のシルエットが窓に描かれるなど、遊び心のある演出も楽しめます。
■ターボ搭載で高速道路も山道もグイグイ走る!
そんな新型フォレスター スポーツに乗って、群馬県の「赤城山」へ向かいました。
新型では純正アクセサリーが豊富に用意されており、そのなかに「山デカール」という9つの名山をデザインしたデカールがあるのですが、名山のひとつに赤城山がラインナップされているのです。
スバルのお膝元である群馬の名山ということもあり、道中の高速道路とワインディング路で新型フォレスター スポーツの実力を試してみました。
まず、関越道で前橋ICへ向かいます。
1.8リッターターボエンジンは先代モデルから引き続き搭載されているものの、新型モデルではインナーフレーム構造を取り入れた「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を採用することで、走りの質が向上。
高速道路の合流や追い越しといったシーンでは、アクセルを少し踏むだけで背中から押されるようなパワフルな加速を感じることができ、さらには直進安定性の良さで不安なく走ることが可能です。
最高出力は177馬力と、数値としてはそこそこといったところですが、300Nmという最大トルクを1600rpmから発生させることもあり、パワフルな加速を得やすい特性となっています。
軽快な加速感と抜群の安定感が魅力の新型フォレスター ターボで驚かされたのが、車内の静粛性の高さです。
高速域で走行していてもわずかなロードノイズが聞こえるだけで、静かな車内を実現しつつ、「ハーマンカードンサウンドシステム(メーカーオプション)」から流れる高音質な音楽を楽しみながら、リラックスして運転することができました。
高速道路を下りて、しばらくは前橋の街中を走行します。片側3車線の国道では、車線の幅が狭いところもあったのですが、新型フォレスターは視界が広く、高いアイポイントで見晴らしが良いので、運転しやすく感じられました。
さらに、旋回性能の高さもポイントのひとつ。交差点でも素直な挙動で曲がることができるので、街中の運転もストレスはありません。
赤城山へ向かう道は次第に傾斜を増していき、ワインディング路へと進入していきます。
ヘアピンカーブが連続する山道は、背が高く重量が重いSUVは苦手とする場面かもしれませんが、新型フォレスター スポーツの旋回性能の良さとターボのリニアな加速によって“攻めた走り”ができるのも美点。
Sモードにするとトルクが素早く立ち上がり、特に山道や高速道路でスムーズな加速力を得たいときには重宝しました。
ワインディングを楽しんでいると、赤城山の山頂に到着。赤城神社でお参りをして、赤城大沼で新型フォレスター スポーツを撮影するなどひとしきり楽しんでから山を下ります。
下り坂でも旋回性能の高さを活かしつつ、ヘアピンカーブをアウトインアウトで意のままに走行することが可能。
CVTということもあってか、パドルシフトで低速ギア(疑似的な)へ下げたときにエンジンブレーキの利くタイミングが若干遅く感じられるものの、それでもキビキビとカーブを攻略していくことができます。
帰りの高速道路はフォレスター初搭載のアイサイトXが大活躍しました。
ゴールデンウィーク真っ只中だったこともあり、高速道路は大渋滞だったのですが、渋滞中(約50km/h以下)にハンドルから手を離せる「渋滞時ハンズオフアシスト」や、完全停止するような渋滞でも前走車に追従しつつスイッチ操作なしで発進する「渋滞時発進アシスト」と合わせて、渋滞中の運転をクルマがおこなってくれるのはとても便利。
アイサイトXはドライバーのストレスを軽減してくれる、一度使うとなくてはならない先進安全機能だと言えそうです。
※ ※ ※
新型フォレスターは非常に多くの注文が入っているといい、とくにストロングハイブリッドモデルの納車は2026年春になる予定です(2025年4月24日時点)。
対するターボモデルの納車は2025年夏となっており、いち早く新型フォレスターを手に入れたいのならば、スポーツグレードを検討してみるのもいいかもしれません。
ストロングハイブリッドの燃費性能も気になるところではありますが、420万2000円から459万8000円の価格帯(消費税込み、以下同)と、やや高価です。
その点で、新型フォレスターの魅力を十分味わえ、ほぼフル装備で404万8000円からのスポーツグレードも、非常に魅力的なモデルに仕上がっていますよ。
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