小松礼雄チーム代表が率いるマネーグラム・ハースF1チームが、価値あるダブル入賞を果たした。6月30日、レッドブルリンクで2024年F1第11戦オーストリアGPの決勝が行われ、ハースはニコ・ヒュルケンベルグが6位、ケビン・マグヌッセンが8位でフィニッシュした。
今季最高位となる6位入賞を果たしたヒュルケンベルグは、ミディアムタイヤを履いて9番グリッドからスタート。コンストラクター選手権を争うアルピーヌのエステバン・オコンのプレッシャーに耐えながら11周目に早めのピットインを行い、ミディアムからハードタイヤにスイッチしていく。
ガスリーが激しいチームメイトバトルの末に10位入賞「今日のところは1ポイントでよしとする」/F1オーストリア
アンダーカットによって7番手に順位を上げたヒュルケンベルグは、レース終盤にトップ争いをしていたランド・ノリス(マクラーレン)が戦線から離脱したことで6番手に浮上する。このとき背後にはセルジオ・ペレス(レッドブル)がつけていたが、ドイツ人ドライバーはこれを十数周にわたって抑えきってみせた。
また、同じくミディアムタイヤを履いてスタートし10周目にハードに履き替えたマグヌッセンは、38周目の2度目のピットストップ後8番手に浮上。ペースに勝るペレスには抜かれたものの、終盤にダニエル・リカルド(RB)を攻略し8位でチェッカーを受けた。
この結果、ハースはコンスタラクター選手権で12ポイント(8+4pt)を獲得し、アルピーヌを抜いてランキング7位となっている。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
決勝=6位(71周/71周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
「すごいレースだった。とくに最終盤の緊迫した争いはね」
「最後の2周は本当にやっとのことでペレス(セルジオ・ペレス/レッドブル)を抑えきった。実際、一度は真横に並ばれながら、ターン3への進入でわずかに彼を先行させ、そこでDRSを得たのが功を奏して、また彼の前に出ることができたんだ」
「とてもハッピーだよ。このチームとしてのダブルポイントには、ものすごく大きな意味がある。僕自身、これほどのチームパフォーマンスは予想していなかった。この成績によって、僕らがどんな種類のサーキットでも、中団グループでは競争力があって戦えることが証明されたと思う。これほどうれしいことはないね」
■ケビン・マグヌッセン(ハース)
決勝=8位(71周/71周)
12番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
「スムーズな週末だった。2回の予選セッションで一度もトラフィックに引っかからなかったし、レース中の2度のピットストップ、そしてレース戦略も完璧で、あらゆる点で文句なしだった」
「シルバーストンは僕らにとっては難しいコースだから、これと同様の成績は期待できないと思う。でも、これでコンストラクターズ選手権では7位に浮上したわけだから、チームの一員として本当にうれしいよ」
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みんなのコメント
ネトフリで好きになったドライバーです。
かなりのいい奴です。
今回はある程度いい状態のマシンだったので、キッチリポイントゲット。
チームは微妙だけど、彼自体は応援しています。