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【昭和の名車 23】トヨペット コロナ マークII 1900HT GSS(昭和44年:1969年)

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【昭和の名車 23】トヨペット コロナ マークII 1900HT GSS(昭和44年:1969年)

昭和は遠くなりにけり…だが、昭和生まれの国産スポーティカーは、日本だけでなく世界的にもブームとなっている。そんな昭和の名車たちを時系列で紹介していこう。

のちのトヨタ ツインカムの先駆的モデルだった
トヨペット コロナ マークII 1900HT GSS:昭和44年(1969年)9月発売
マークIIはコロナの新シリーズとして1968年(昭和43年)9月に登場した。コロナの1500/1600に対して、マークIIは1600/1900でスタート。半年前の1968年3月にデビューした日産のハイオーナーカー、ローレル1800に対抗するシリーズと見る向きも多かった。

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ボディは好評だったRT40系コロナの“アローライン”のイメージによく似たスタイルで、コロナよりひとまわり大きかった。このコロナ マークIIシリーズに発売1年後の1969年9月から追加設定されたのが、DOHCを搭載したホットモデル、1900GSSである。

エンジンは110psの8R型1900cc、SOHCをベースに、ヤマハ発動機のチューニングによってDOHC化した4気筒、1858cc、DOHC、ソレックス・ツインキャブ、140psの10R型で、これを2ドアHT(ハードトップ)のボディに搭載する。

足まわりはシリーズ最高級モデルのHT GSLをチューンしたもの。ポルシェタイプの5速ミッションで、最高速は200km/h、0→400m加速は16.6秒をマークした。

1971年2月、10R型エンジンの呼称を8R-G型に、型式をRT72に改める。1972年1月のフルモデルチェンジで2000ccの18R-G型が登場し、マークII 2000GSSに進化した。

マークII GSSはBC(ブルーバード対コロナ)戦争で圧倒的優位に立ったトヨタが、1600GTの後継車種として世に送ったモデルだった。10R型のDOHCエンジンは十分にハイパワーで、足まわりもリアのリーフリジッドにトルクロッドを加えたり、LSDを標準装備したりと強化されている。

走りから質感まで本物志向を徹底したGTではあったが、ベースがセダンだったので運動性能にはやや不満が残った。

コロナ マークII 1900HT GSS 主要諸元
●全長×全幅×全高:4295×1605×1385mm
●ホイールベース:2510mm
●重量:1050kg
●エンジン型式・種類:10R型・直4 DOHC
●排気量:1858cc
●最高出力:140ps/6400rpm
●最大トルク:17.0kgm/5200rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:6.45H-14-4PR
●価格:106万2000円

[ アルバム : コロナマークII 1900HT GSS はオリジナルサイトでご覧ください ]

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