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買えば強制的に付いてくる「巨大サンルーフ」! ダイハツ・タフトの「ガラス屋根」にデメリットはないのか?

掲載 更新 119
買えば強制的に付いてくる「巨大サンルーフ」! ダイハツ・タフトの「ガラス屋根」にデメリットはないのか?

 スカイフィールトップは全車に標準装備される

 2020年、これまでに発売された国産新型車のなかで、比較的買いやすい価格(135.3万円~)、ミニマムなサイズにして、超目玉、今こそ買いの1台が大注目されている軽自動車が、ピックアップトラック、バックパッカーをイメージしたというデザイン、パッケージを武器に、まさに見る者の目を奪うワイルドなカッコ良さを湛えたクロスオーバーモデルのダイハツ・タフトだ。

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 大径15インチタイヤ&ホイール、最低地上高190mmの余裕、リヤカメラの標準装備、軽自動車ではまだ特別な、全自動(保持、解除の両方)の電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能、それが可能にした渋滞追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール/Gグレードにクルーズパックとしてオプション)、および17種類以上の先進運転支援機能のスマアシを用意するなど、価格対装備の充実度でも、ライバルを圧倒する。

 しかもだ。全グレードにスカイフィールトップと名付けられた、ウインドーと同じ方式でボディに接着結合される4.6mm厚、重量約5kgの軽自動車としてはたぐいまれなガラスルーフが標準装備されるというのだから、サンルーフ好きにはたまらない1台とも言えるのだ。

 ちなみに、贅沢にも、130万円台からの軽自動車にスカイフィールトップを全グレード標準装備したのかと言えば、じつはコストダウンと走行性能のかかわりからだ。もし、スカイフィールトップのあり、なしの仕様を作るとすれば、2種類のルーフ(ボディ骨格)を作り分けする必要があり、ボディ剛性はもちろん、走行性能まで変わり、むしろ開発費、コストアップにつながってしまう。つまり、タフトはスカイフィールトップありきで開発された、”青空標準”のクルマというわけである。

 そのスカイフィールトップ、開きはしないものの、ルーフ前端ギリギリに開口しているため、前席に座ってフツーに前を向いていても、ガラスルーフによるパノラミックな、晴れた日なら「青空視界」雨の日なら「ロマンチックな雨粒視界」が目に飛び込んでくるから爽快、雰囲気抜群。軽自動車としてかつてないドライブ感覚が得られると言っていい。とくに秋から冬、春にかけてはガラスルーフの恩恵をたっぷりともたらしてくれるのである。

「上質な乗り心地」という点ではハスラーには敵わない

 が、しかーし、真夏の炎天下ではどうなのか? タフトのスカイフィールトップの画像では、ほぼガラス面だけの写真で紹介されているものの、じつはシェードが備わり、ガラスルーフを遮断してくれるのだ。さらにガラスそのものもスーパーUV(紫外線)カット&IR(赤外線)カット機能があるため、ガラスルーフなしの車両と比較すれば確かに車内の温度上昇、暑さではやや劣るものの、そこはエアコンや換気で補える範囲だろう。

 加えて、タフトのスカイフィールトップには、さらなるメリットがある。最近の軽自動車にはツートーンルーフが設定されている車種も多く、日産デイズやホンダN-BOXなど、ルーフが塗り分けられているとデザイン性はもちろん、車格までアップして見えるのだが、そのぶん特別料金となり価格もアップ。

 ところが、タフトはモノトーンのみのボディにして、全車に標準のスカイフィールトップの前を黒くしているため、特別料金なしで、なんちゃってブラックツートーンルーフボディに見えるのだ(ブラックマイカメタリックを除く)。つまり、ツートーンカラー狙いの人にとってはじつにお得なのである。

 ただ、ワイルドなルックスのクロスオーバーモデルで最低地上高に余裕があり、重量物のスカイフィールトップを頭に乗せているため、重心は高くなりがちで、そのため(転倒防止?)なのか、足まわりは固め(ルックスとはテイストが合致!?)。乗り心地に関しては、”サンルーフの設定のない”、しかし、フラットかつしなやかで、上質極まる乗り味に驚かされるハスラーに敵わないというのが率直な印象だ(とくにキツい段差の乗り越え時)。

 タフトはダイハツが説明するように、ニッチなマーケットに向けた、価格を重視した遊びグルマ。ダイハツ・タント、ウェイク、ムーブ、ムーブキャンバスといった幅広いラインアップを持っているからこそ、作り出せたほかとは違う1台である。デザインが好きなら、スカイフィールトップに魅力を感じたら、多少のデメリットなど考えずに買う!! サンルーフが嫌い、乗り心地重視なら買わない!?……でいいんじゃないだろうか。

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