神奈川・綾瀬市が市民向けレース観戦ツアーを開催。スーパーフォーミュラ参戦の地元チームB-Max Racingを応援……ピット見学付きで破格の安さ！

　神奈川県の綾瀬市は、同市に拠点を置くレーシングチーム『B-Max Racing Team』を応援する観戦ツアーの開催を発表。市民を対象に、7月16日（日）に富士スピードウェイで行なわれるスーパーフォーミュラ第6戦においてツアーが実施される。

　綾瀬市は昨年より、地元のレースチームであるB-Max Racingとの連携を深めており、同年10月には「綾瀬市の活性化に向けた連携協力に関する覚書」を締結。日本最高峰のフォーミュラカーレースであるスーパーフォーミュラを戦うB-Max Racingの車両には『AYASE PRIDE』のロゴが掲出されており、古塩政由市長も度々サーキットを訪れている。また今年の頭には、綾瀬市役所にてマシンの展示が行なわれたことも記憶に新しい。

　B-Max Racingは今季、スーパーフォーミュラに2台体制で参戦している。ドライバーは、F1直下のFIA F2選手権で優勝経験を持つ、海外での実績も豊富な松下信治と、アメリカのフォーミュラ・リージョナル選手権タイトル獲得で得たスカラシップで参戦しているラウル・ハイマンのふたりだ。

　綾瀬市の工業振興企業誘致課は今回、B-Max Racingの協力の下、レース観戦ツアーを計画。市内在住、在勤、在学の者を対象に定員を40名として参加を募る。

　日帰りのバスツアーとして開催される今回のツアーは、その内容も非常に”お得”なものとなっている。

　16日の8時30分に綾瀬市役所を出発したバスは、静岡県小山町の富士スピードウェイに移動。サーキット到着後、ツアー参加者はドライバーと間近で接してファンサービスを受けられる“ピットウォーク”に参加できる他、本来関係者しか入れないB-Max Racingのピット内を、チームクルーの解説付きで見学することができる。また、同チームのブースで使用できるクーポン券もついているという。

　ツアー参加費は、バスでの交通費、観戦チケット、ピットウォーク券、クーポン券を含めて大人（16歳以上）5,200円、小人（15歳以下）3,000円と破格の安さ。レース観戦が初めてでも参加しやすいプログラムとなっている。

　申し込みは工業振興企業誘致課へ電話又はメールで行ない、期限は6月30日（金）まで。定員に達し次第終了とのことだ。詳細は綾瀬市のWEBサイトを参照いただきたい。

【追記】ツアーは6/16（金）午前までに定員を大幅に超える申し込みがあったため、既に受付は終了となっている。

Comments

自治体がモータースポーツの人気拡大に乗り出すのはとても良いと思う。｢地域密着｣がモータースポーツ人気拡大のひとつのカギになるのかも。事実、野球やサッカー等のスポーツチームで何故そのチームのファンなのか？という理由で最も多いのは｢そのチームの本拠地都市の出身だから｣というもの。綾瀬市だけでなく、日本屈指の名門ワークスであるニスモを擁する横浜市と共に神奈川県全体で観戦ツアーを組むのも良いと思う。綾瀬市SFコース、横浜市GTコースみたいな感じで。さらに言えば無限ホンダ擁する埼玉、日本随一のレーシングチーム工場密集地帯である静岡県御殿場市、トヨタのお膝元で2016年GT500王者サード擁する愛知県豊田市なども観戦ツアーを組んだりしてモータースポーツの人気拡大に貢献すると良いと思う。関東〜東海はモータースポーツの激アツ地区だと思うので以上の県、市にも期待したい。