4月19日、レクサスは、FWD(前輪駆動)のミドルクラスセダン「ES」の改良モデルを発表した。
内外装のデザイン変更は小規模
2018年に登場した現行ESは、初代からかぞえて7代目になる。これまでESは、日本への導入が見送られていたものの、この代からハイブリッドに限り販売が始まった。
新型ESの外装は、フロントグリルのデザインがsメッシュパターンに変更され、ヘッドランプは、単眼タイプのほか、自動で配光を緻密に制御する3眼タイプの「ブレードスキャン式アダプティブハイビームシステム(AHS)も選べるようになった。
足まわりでは、アルミホイールのデザインが変わった。F SPORT専用の19インチホイールはフロントグリルとおなじブラックになり、そのブレーキキャリパーには、レクサスのロゴ入りのオレンジタイプも選べるようになった。ボディカラーは「ソニックイリジウム」と「ソニッククロム」の2色が追加された。
内装では、インフォテインメント用モニターがタッチディスプレイ化され、ドライバー側に100mm近づけられるとともに約5°傾けられて、視認性と操作性が向上したという。また、ドアライニングやステアリング・ホイールなど、一部には、明るいウォールナット素材を配している。
足まわりのアップデート
走行性能関連では主にサスペンションまわりに手が加えられた。リアサスペンションメンバーとボディをつなぐ「リアサスペンションメンバーブレース」は、1枚板による構造から2枚の板を合わせた構造に変更し、剛性を高めたという。とくにねじりや曲げに対する剛性を高め、乗り心地を改良したとのこと。
F SPORTには新しいアクチュエーターを搭載する電子制御サスペンションシステムの「リニアソレノイド式AVS(Adaptive Variable Suspension System)」あ搭載された。減衰力の可変幅を拡大し、乗り心地や操舵応答性、安定性を高めたという。
ブレーキは、電子制御を見直し、コントロール性を高めるとともに、ブレーキペダルのパッド形状も足裏との接触範囲が拡大するよう変更したという。
先進安全パッケージの「Lexus Safety System +」は、単眼カメラとミリ波レーダーを高性能化し、衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティ」の対応領域が拡大し、交差点右折前に前方からくる対向直進車や右左折時に前方から来る横断歩行者も検知出来るようになった。
同一車線内も中央を走行出来るように操舵を支援する高度運転支援機能の「レーントレーシングアシスト」は、AI(人工知能)技術を活用し、支援範囲を拡大し、よりスムーズな操舵支援を実現したとされる。ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)には、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能が追加された。
ESならではの装備であるデジタルカメラを使ったドアミラーの「デジタルアウターミラー」は、カメラ性能を向上、明暗が混在する場所での視認性を改善し、よりクリアな映像になったという。
新型ESは、2021年秋に日本でも販売開始予定。詳細なスペックや価格は今後、明らかになる。
文・稲垣邦康(GQ)
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マイナーばかりだな