75台が日本へ 新型SVエディション・ワン
執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)
【画像】「レンジローバー・スポーツSV」を買えるヒトだけのイベント【車両もお披露目】 全59枚
新型「レンジローバー・スポーツSV」の初回導入車をオーダーするカスタマーに向けたイベントが、東京・代々木上原のスタジオビル「OPRCT」で開催された。
この「Unlocked(アンロックト)」と題されたイベントでは、レンジローバー・スポーツSVの機能・デザインなどの説明やバーチャル体験、パーソナライズ(OPなどの詳細を決定)などができるコンテンツが用意され、また実車のレンジローバー・スポーツSVを見て、触れることができる。
つまり、新型の最先端のイノベーションとテクノロジーが融合された「SV」の世界観をいち早く体験できるのだ。
レンジローバー・スポーツSVは初年度は特別仕様車の「レンジローバー・スポーツSVエディションワン」のみが限定で発売され、日本には75台が割り当てられている。
そしてこの75台はジャガー・ランドローバー ジャパンから招待を受けた限られたカスタマーにのみ販売され、すでに完売。
日本仕様のデリバリーは2024年初めからとアナウンスされているが、75名のカスタマーはベース車両だけでも2474万円もするクルマを実車も見ずに購入していることになる。
そんなスペシャルなカスタマーのために、英国をはじめ欧州・米国・中東など世界各地で開催されているのが本イベントというわけだ。
スーパースポーツカー並の性能にうっとり
レンジローバー・スポーツSVについても簡単におさらいしておこう。
先代のレンジローバースポーツにも「SVR」というモデルがラインナップされていたが、この「SV」は後継的モデルとなる。ちなみに「SV」とはスペシャルビークルの略で、レンジローバースポーツの頂点に君臨する。
まず、エクステリアはエアフローを極限まで追求したものとなり、インテリアもパフォーマンスを重視した独自のものとなっている。
パワートレインは4.4LのV8ツインターボ(635ps/76.5kg-m)で、マイルドハイブリッドも組み合わせた。0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は290km/hというパフォーマンスを発揮しながら、C02排出量は先代モデルより15%低減。
量産車初の23インチ・カーボンファイバーホイールとレンジローバー・ファミリー初のカーボンセラミックブレーキをOP設定し、さらにカーボンファイバーボンネットを含む空力コンポーネントを標準装備して、最大76kgの軽量化を実現している。
世界初の油圧連動式6Dダイナミクス・エアサスペンションや、SUBPAC社の触覚オーディオ・テクノロジーを導入した「ボディ&ソウルシート」なども採用。レンジローバーSVは、もはやSUVのカタチをしているものの“背の高いスーパースポーツカー”と表現したほうがふさわしいといえるだろう。
まるで美術館! 「SV」を表現したオブジェ
今回のイベントは日本やアジアパシフィック地域のカスタマーに向けたものだったが、メディアに向けてイベントを体験する機会も与えられた。
会場に足を踏み入れると、まずはレンジローバー・スポーツSVのパフォーマンスを感じさせるイメージムービーが流れる。
それから、油圧連動式6Dダイナミクス・エアサスペンション、カーボンファイバーのホイール、カーボンセラミックブレーキなどのテクノロジーについて、そのパフォーマンスがイメージ化されたオブジェ・模型を使って説明してもらえる。
スタビライザーを装着せずとも、コーナリングや加速時にピッチ/ロールを大幅に低減させてボディを水平に近い状態に保つサスペンションのイメージアートを鑑賞したり、アルミホイールとカーボンホイールの重量の違いをサンプルオブジェで体感することができる。
ブレンボと5年間も共同開発してきたカーボンセラミック・ブレーキは、ここで実物のキャリパーに触れたり、カスタマーはキャリパーのカラーなどを選択することもできる。
ボディ&ソウルシートの効果は?
また、前席乗員がサウンドを“全身”で感じることができ、ウエルネス効果を備えた多次元オーディオ体験を提供するボディ&ソウルシートは、実際に着座してヘッドフォンを装着して体感できた。
まわりに音は聞こえないのだが、体験者はその迫力あるサウンドを身体全体で感じることができる。
しかも、このシステムは没入感のあるオーディオサウンドだけでなく、心拍変動(HRV)、つまり各心拍間の時間の変動に影響を与えることで、前席乗員の“精神的および生理的”健康状態を向上させる効果があるという。
そして最後に、実車の確認。
展示車両は「カーボンプロンズ」というマットフィニッシュのボディカラーで、カーボンファイバーのホイールやカーボンセラミックブレーキ(キャリパーはイエロー)、ブラックのコントラストルーフ、シンダーグレー/エボニーのインテリアなどを採用。これだけで310万8000円のOP価格が加わる。すなわち、前述の車両価格の2474万円と合わせて、総額は2784万8000円となる。
ここで実車を見て、カスタマーたちはオプションなどの最終決定をし、愛車のデリバリーを楽しみに待ちながら「自分の選択は間違いなかった!」と感慨深く思うのだろうか。
普通の人がディーラーで普通のクルマを買うのとは違う、ミリオネアならではのクルマの買い方があるということを教えてくれた今回のイベント。いつかは、こんなクルマの買い方をしてみたい…と思わずにはいられなかった。
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