この記事をまとめると
■レクサスのコンパクトクロスオーバー「UX」に2種類の特別仕様車が登場
磨き込まれた走りと先進安全装備の拡充でより魅力的なプレミアムSUVに! レクサス「UX」がモデルチェンジを敢行
■走りの「F SPORT Emotional Explorer」と洗練の「Graceful Explorer」の2モデル
■ハイブリッドモデル「UX300h」がベースで10月30日より発売開始
UXに対照的な2種類の特別仕様車が登場
2018年にレクサスのラインアップに加わったUXは、同社のコンパクトクロスオーバーSUVジャンルを担うモデル。程よいサイズ感が人気を博し、80カ国以上で累計37万台を販売するほどのヒット作というだけでなく、ブランド初の電気自動車となった「UX300e」をラインアップに持つ点も見逃せないモデルである。
そんなUXに、対照的な仕立てがほどこされたふたつの特別仕様車、「F SPORT Emotional Explorer」と「Graceful Explorer」が登場した。
まず紹介するのが、「F SPORT Emotional Explorer」。UX300h “F SPORT”をベースに、走りのイメージを際立たせたモデルとなる。
エクステリアでは、ブラックルーフを組み合わせた2トーン塗装が用意される点がトピックとなる。
同じくブラック塗装が施されたドアミラーや、ボディ同色に塗装されるフェンダーアーチモールも相まって、よりアグレッシブで引き締まったスタイルを実現している。
ブラックを基調にカスタマイズが加えられたのは足まわりも同様だ。
切削加工とブラック塗装の組み合わせがスポーティなアルミホイールからは、 F SPORTモデルの象徴ともいえるオレンジブレーキキャリパーが覗く。
インテリアもブラック基調となるが、そこには鮮やかなフレアレッドのアクセントが加わる。特別仕様車であることを主張しつつも、やりすぎない品のある配色はレクサスならではというところだろう。
運転席・助手席にはヒーター/ベンチレーター機能を特別装備とし、快適性能も充実しているのもうれしい。また、床下透過表示機能付きのパノラミックビューモニターも特別装備となるなど、予防安全面にも抜かりはない。
優雅かつ装備も充実した「Graceful Explorer」
もうひとつの特別仕様車「Graceful Explorer」は、UX300h “Version C” をベースにエレガントで洗練された雰囲気に仕立てたモデルだ。
こちらのエクステリアのハイライトとなるのは、スピンドルグリルやヘッドライトに施されたシルバーのアクセントだろう。とくにグリルについてはその面積も大きいだけに、クルマ全体の雰囲気がガラッと変わる印象だ。
足まわりに目を向けると、プレミアムメタリック塗装が奢られたアルミホイールが眩しい。
こちらもフェンダーアーチモールはボディ同色となる。「F SPORT Emotional Explorer」でも同様だが、やはり未塗装樹脂のフェンダーアーチモールがボディ同色になるだけで一気に都会的なイメージとなるので、この装備は見逃せないところだ。
専用のモーヴカラーがシート全面とドアトリム、アームレストにあしらわれたインテリアはシックな印象。UXの標準車ではブラック以外のインテリアカラーは明るめな色の設定なので、個性的ながらも落ち着いた雰囲気のインテリアを求めるユーザーには嬉しいポイントだろう。
なお、「F SPORT Emotional Explorer」と同様、運転席・助手席シートにはヒーター/ベンチレーター機能が特別装備となる。
そのほかの装備については、床下透過表示機能付きパノラミックビューモニターに加え、ハンズフリーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付き)や、カラーヘッドアップディスプレイを特別装備とし、予防安全装備だけでなく使い勝手も向上している。
気になる価格は、LEXUS UX300h “F SPORT Emotional Explorer”が、2WD車545万2000円、4WD車571万7000円、LEXUS UX300h “Graceful Explorer”が、2WD車511万円、4WD車537万5000円。
それぞれまったく異なる魅力を放つ、ふたつの特別仕様車。スポーティかエレガントか、どちらを選ぶか悩ましいところだ。
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