現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 残り2時間を切ってトップ車両がコースオフ。Grid Motorsportが今季2勝目でポイントリーダーに|S耐第5戦もてぎ

ここから本文です

残り2時間を切ってトップ車両がコースオフ。Grid Motorsportが今季2勝目でポイントリーダーに|S耐第5戦もてぎ

掲載 更新
残り2時間を切ってトップ車両がコースオフ。Grid Motorsportが今季2勝目でポイントリーダーに|S耐第5戦もてぎ

 ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第5戦『もてぎ スーパー耐久 5Hours Race』は、9月3~4日にモビリティリゾートもてぎにおいて5時間レースとして行なわれ、終盤にトップを奪った888号車Grid Motorsport AMG GT3(マーティン・ベリー/ショーン・トン/高木真一/山脇大輔)が逃げ切って第3戦SUGO以来の2勝目を挙げ、0.5点差のポイントリーダーに立った。

 今回ST-3クラス以外のST-X、Z、TCR、Q、1、2、4、5クラスに全52台がエントリーしたが、1台が専有走行中にクラッシュを喫しエントリーを取り消し1台減の51台が出走した。

■「サーキットだからできることがある」ホンダ、レースを通してカーボンニュートラルへ挑む。HRCのS耐Qクラス参戦も?

 3日に行なわれた公式予選はA、Bドライバーの合算タイムで決まるが、ポールポジションを獲得したのはST-Xクラス(全7台)の16号車ポルシェセンター岡崎911GT3R(永井宏明/上村優太/伊藤大輔)で、フロントローには23号車TKRI松永建設AMG GT3(DAISUKE/元嶋佑弥/中山友貴)がつけた。以下888号車メルセデス、777号車D’station Vantage GT3(星野敏/藤井誠暢/近藤翼)、ポイントリーダーの62号車HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)が続いた。

 4日の決勝レースは、晴天から雲が増え気温28℃というコンディションの11時04分にスタート。スタートでトップを奪ったのは23号車メルセデスの元嶋で、後続との差を広げる走りを見せた。これに777号車アストンマーティンの藤井、31号車RC Fの小高、888号車メルセデスのトン、16号ポルシェの永井という順に。

 スタートから2時間が経過した72周目、星野がドライブする777号車アストンマーティンの右後輪から白煙が上がりスローダウン。ドライブシャフトのトラブルによりピットインし優勝争いから脱落した。レースの半分が経過した13時34分の時点では、23号車メルセデスがトップを独走し、31号車RC F、62号車GT-R、888号車メルセデス、7番手スタートの81号車DAISHIN GT3 GT-R(大八木信行/藤波清斗/青木孝行/坂口夏月)、16号車ポルシェという順で周回を重ねていた。

 レースも残り2時間を切った14時21分、2番手を1分以上引き離してトップを走行していた23号車メルセデスのDAISUKEが、98周目のビクトリーコーナーで接触を避けようとしてグラベルベッドにコースオフ。これで31号車RC Fの小高がトップに立つことになった。

 最後のドライバー交代は14時52~57分に集中した。3番手の62号車GT-Rは110周で平木湧へ、4番手の81号車GT-Rは111周で藤波へ、5番手の16号車ポルシェも同じ周に上村へ、トップの31号車RC Fは114周でジェントルマンドライバーの永井へ、2番手の888号車メルセデスも同じ周にトンへと各チームがアンカーに交代した。

 121周目に888号車メルセデスが31号車RC Fを捕らえてトップに立つと、131周目には81号車GT-Rも2番手に順位を上げ888号車メルセデスを追い上げにかかった。50秒近くあった2台の差は11秒まで縮まったが、147周目の16時4分でタイムアップ。888号車メルセデスが逃げ切り第3戦SUGO以来の今季2勝目を挙げて、0.5点差のポイントリーダーに立った。

 最終盤の145周目に31号車RC Fと62号車GT-Rを抜いた16号車ポルシェが3位でゴール。146周目には62号車GT-Rも4位に順位を上げたが、ランキングはトップと僅差の2番手となった。

 ST-Zクラス(全8台)は序盤からレースをリードしていた21号車Hitotsuyama Audi R8 LMS GT4(阿野雅樹/宮田莉朋/神晴也/阿野雄紀)がレース終盤にトップに返り咲いたが、チェッカー10分前に出たFCY中にピットインしてドライバー交代をしたためペナルティを受け初優勝は幻に。34号車テクノ・SUN’S・モノコレ G55(安田裕信/加納正樹/大木一輝)がジネッタとしても初の優勝を飾った。

 ST-TCRクラス(全2台)は75号車Team Noah Honda CIVIC TCR(清瀧雄二/蘇武喜和/”J”/芳賀邦行)が今季4勝目を挙げ、早くも2年連続のシリーズチャンピオンを確定した。ST-1クラス(全3台)は47号車D’station Vantage GT8R(浜健二/織戸学/JAKE PARSONS)が2連勝で総合でも7位に。ST-2クラス(全7台)は13号車ENDLESS GRヤリス(伊藤黎明/石坂瑞基/花里祐弥/岡田整)が初優勝を遂げた。ST-4クラス(全5台)は884号車シェイドレーシングGR86(石川京侍/国本雄資/山田真之亮)が初優勝。ST-5クラス(全13台)は4号車THE BRIDE FIT(太田郁弥/伊藤裕士/石澤浩紀/いとうりな)が2020年SUGO以来の今季初優勝を決めた。

 ST-Qクラス(全6台)は、3号車ENDLESS AMG GT4(小河諒/川端伸太朗/菅波冬悟/谷岡力)が総合9位でフィニッシュ。244号車Nissan Z Racing Concept(田中徹/名取鉄平/田中哲也)、28号車ORC ROOKIE GR86 CNF Concept(蒲生尚弥/豊田大輔/大嶋和也)、初めてレーシングカーにアイサイトを装着した61号車Team SDA Engineering BRZ CNF Concept(井口卓人/山内英輝/廣田光一)、55号車MAZDA SPIRIT RACING MAZDA2 Bio concept(寺川和紘/井尻薫/関豊/前田育男)は完走。32号車ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept(佐々木雅弘/MORIZO/石浦宏明/小倉康宏)も8回の給油で完走した。

こんな記事も読まれています

「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
「日本一大きい交差点」立体化完成いよいよ“秒読み段階”へ!? 「合計40車線」で“大渋滞エリア”の仙台バイパスに悲願の高架道路
くるまのニュース
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
トヨタ『カローラツーリング』などリコール…後方カメラが映らなくなるおそれ
レスポンス
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
【新車価格情報】国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2024年11月20日時点
カー・アンド・ドライバー
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
トライアンフの大排気量バイク「ロケット3」に“伝説のスタントマン”に敬意を込めた特別仕様車が誕生! 日本限定15台の超貴重モデルです
VAGUE
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
DSの新型電動SUVクーペ、年内デビューへ…ボディに描かれた「750」の意味
レスポンス
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
いま路線バスのサバイバルが始まっている! 電動バス・小型バス・二階建てバスで細かなニーズに対応することが鍵か
WEB CARTOP
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
トヨタ新型「ハイラックス“ミカン”」公開! タフ顔&オシャベージュ幌の「チャンプ」! 大注目の「新モデル」日本導入ありそう!?
くるまのニュース
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
大人の遊び心をくすぐるクラシックデザイン!「CRONOS」と「YADEA」がコラボ車両を発売
バイクのニュース
アウディ Q7/SQ7【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
アウディ Q7/SQ7【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
ROTARY-EVも設定するマツダMX-30が商品改良。特別仕様車Retro Sports Editionも新登場
ROTARY-EVも設定するマツダMX-30が商品改良。特別仕様車Retro Sports Editionも新登場
カー・アンド・ドライバー
新車で買える「“4人乗り”軽トラ」が存在! 斬新すぎる「個性派トラック」が凄い! 悪路に強く「仕事×アウトドア×日常用」まで毎日使えるダイハツ「商用モデル」に注目あり!
新車で買える「“4人乗り”軽トラ」が存在! 斬新すぎる「個性派トラック」が凄い! 悪路に強く「仕事×アウトドア×日常用」まで毎日使えるダイハツ「商用モデル」に注目あり!
くるまのニュース
トヨタ最強「6m超え×9人乗り」バンに大反響! 「MT欲しい」「ハイエースよりオシャレ」「アルファードより好き」の声も! ラインナップ豊富な欧州「プロエース」に熱視線!
トヨタ最強「6m超え×9人乗り」バンに大反響! 「MT欲しい」「ハイエースよりオシャレ」「アルファードより好き」の声も! ラインナップ豊富な欧州「プロエース」に熱視線!
くるまのニュース
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
くるまのニュース
BMW「G 310 GS」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
BMW「G 310 GS」【いま新車で買える! 冒険バイク図鑑】
webオートバイ
軽だけど広い! フラットスペースが魅力のスズキ エブリイがベースの軽キャンパー
軽だけど広い! フラットスペースが魅力のスズキ エブリイがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
えぇ!? 攻めたワゴンの高級車!? 懐かしきホンダ[アヴァンシア]
えぇ!? 攻めたワゴンの高級車!? 懐かしきホンダ[アヴァンシア]
ベストカーWeb
豊田章男会長、トヨタの大逆転王座に歓喜。戦友ヒョンデへ「来年もいい勝負しましょう!」/ラリージャパン後コメント全文
豊田章男会長、トヨタの大逆転王座に歓喜。戦友ヒョンデへ「来年もいい勝負しましょう!」/ラリージャパン後コメント全文
AUTOSPORT web
ラリージャパン主催者に対し2400万円の罰金通告。FIA/WRCがSS12一般車進入事案のさらなる詳細を発表
ラリージャパン主催者に対し2400万円の罰金通告。FIA/WRCがSS12一般車進入事案のさらなる詳細を発表
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村