2024年9月25日(現地時間)、F1世界選手権権第18戦シンガポールGP決勝がマリーナベイ市街地サーキットで開催され、マクラーレンのランド・ノリスが優勝。2位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、3位にはマクラーレンのオスカー・ピアストリが入った。8番グリッドからスタートしたRBの角田裕毅はスタートでの出遅れもあり12位に終わった。
ランド・ノリスがあっさりとポール・トゥ・ウイン
終わってみればその差は約21秒の大差。ポールポジションからスタートしたノリスが、この春まで絶対的な強さを誇ってきたレッドブルとフェルスタッペンを文字どおり赤子の手をひねるかの如くねじ伏せた。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
市街地コースであるマリーナ・ベイサーキットはタイヤへの攻撃性が高い上に、狭くて抜きにくい性格のためピットインでの順位降格からの挽回が難しい。そのため、これまでのレースはタイヤを労って1ストップを狙うために上位陣であってもあえてペースを落とし、数珠繋ぎの展開となることが多かった。
しかし、今やどのコースでも最速となった今年のマクラレーンに限っては、ライバルより早くタイヤを壊す心配は杞憂。ノリスはスタート直後の数周こそフェルスタッペンに貼りつかれていたものの、「10周目までにマックスを5秒以上離したい」とのピットからの無線指示を受けると、いとも簡単にこれを実行。そればかりか、31周目のタイヤ交換のタイミングまでにフェルスタッペンより1周につき1秒速いペースでさらにリードを広げ、ここで早くも勝負あり。ハードタイヤでの第2スティントは余力を残して走り切り、シーズン3勝目を挙げた。
ポールポジションから1度も首位を譲らない完勝となったノリスは、「途中、軽くウォールにヒットする場面もあったけど問題はなかった。素晴らしいクルマで、飛ぶように走れた」と大満足の笑み。
王者フェルスタッペンは2位確保も勝機なし
全く太刀打ちできずに2位に甘んじることになったフェルスタッペンは、「ベストは尽くしたけど、これが精一杯。とくに最初のスティントがタイヤのタレが早かった。2位でハッピーってわけじゃないけど、今回の結果は仕方ない」と完敗を認めた。
これでドライバーズ選手権首位のフェルスタッペンと2番手ノリスのポイント差は52点に縮小。シーズン残り6戦、フェルスタッペン優位は変わらないが、まだどうなるかわからない。
一方コンストラクターズ選手権では、ピアストリが3位、セルジオ・ペレスが10位に沈んだことにより、マクラーレンとレッドブルの差が前戦終了時の20点から41点にさらに拡大した。コンストラクターズ選手権ではレッドブルの連覇が厳しくなってきた。
5週間で4レースを終えたF1グランプリは、3週間のインターバルの後、10月18日、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカで開幕する第19戦アメリカGPで再開。10月20日に決勝が開催される。(文:新村いつき)
2024年F1第18戦シンガポールGPリザルト
2024年F1第18戦シンガポールGP決勝 結果
1位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス ) 62周
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+20.945s
3位81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+41.823s
4位 63 G.ラッセル(メルセデス))+61.040s
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+62.430s
6位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+85.248s
7位 55 C.サインツ(フェラーリ)+96.039s
8位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+1周
9位 27 N.ヒュルケンベルグ(ハース・フェラーリ) +1周
10位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+1周
──────────────
12位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+1周
18位 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT)+1周
ファステストラップ 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT)
2024年F1ドライバーズランキング(第18戦終了時)
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 331
2位 4 L.ノリス(マクラーレン)279
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)245
4位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)237
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)190
6位 44 L.ハミルトン(メルセデス)174
7位 63 G.ラッセル(メルセデス)155
8位 11 S.ペレス(レッドブル)144
─────────────
12位 22 角田裕毅(RB)22
2024年F1コンストラクターズランキング(第18戦終了時)
1位 マクラーレン 516
2位 レッドブル 475
3位 フェラーリ 441
4位 メルセデス 329
5位 アストンマーティン 86
6位 RB 34
[ アルバム : 2024年F1第18戦シンガポールGP決勝 はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
驚異の9人乗り!? ダイハツ「すごいミニバン」販売好調で反響多数「すげえ」「でも良い感じ」全長4m級ボディに“4列詰め込み“ シェア9割超えの「グランマックス」尼国で人気に
まさかの新エンジン[SKYACTIV-Z]発表!! 決算発表から分かったマツダのすげえ内燃機関魂とは?
まさかの「“トヨタ”ノポルシェ」登場!? アンダー350万円で買える「MRスポーツカー」に反響多数! “カレラGT ”…じゃない!「高クオリティマシン」に「見てみたい」の声
日産9000人削減の衝撃! ゴーン前会長が残した3つの“負の遺産”とは何か? 「ルノー支配」「販売偏重」のツケが招いた辛らつ現実を再考する
大阪のスーパー南北道路「豊里矢田線」計画に反響多数!?「はよして」「京橋駅不便すぎ」長年の“ブツ切れ区間”どうなるの? 吹田から堺まで「まるごと4車線」のスゴさとは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?