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ノリスが黄旗でQ1敗退。マクラーレンは「必要のないイエローで大きな損失を被った」とFIAに対し不満を表明

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ノリスが黄旗でQ1敗退。マクラーレンは「必要のないイエローで大きな損失を被った」とFIAに対し不満を表明

 2024年F1アゼルバイジャンGPの予選で、マクラーレンのランド・ノリスはQ1で敗退し16番手、オスカー・ピアストリは2番手だった。

 ノリスはQ1最後のアタックで、Q2に進むのに十分なラップを記録できる見込みだった。ターン16でワイドになった後、ノリスはエステバン・オコン(アルピーヌ)に追いついた。オコンはバリアに衝突した後、低速で走行していた。ラップの大部分は、低速走行車の存在を知らせるホワイトフラッグでカバーされたが、ノリスが追いついたターン18と19のエリアでは短時間、イエローが表示されたため、ノリスは大幅に減速。アタックラップを断念し、そのままピットに戻り、Q1敗退が決まった。

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 ノリスは17番手タイムを記録した後、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)の失格により、16番手に繰り上がった。ドライバーズランキング2位に位置するノリスにとって、今回のQ1敗退がタイトル争いに大きく影響する可能性がある。

 チーム代表アンドレア・ステラは、このイエローフラッグは必要のないものだったと主張している。

「なぜあの時点でイエローフラッグが掲示されたのか、FIAと話し合っている。大きな損失になった」とステラは『Sky Sports』に対してコメントした。

「単に低速で走行しているマシンがいる場合は、イエローフラッグは必要ない。理想的には、規則上で、起こるべきでない状況が起きた。そして我々がその代償を払ったのだ」


■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
FP3 3番手(1分42秒737:ソフトタイヤ/15周)
予選 16番手(Q1=16番手1分43秒609:ソフトタイヤ)

 Q1でノックアウトされたのは悔しいけれど、僕にはどうすることもできなかった。イエローフラッグが提示されたためにスピードを落とした。それで、ラップを決めるチャンスがなくなった。それまではペースは良さそうだったので、問題なくQ2に進出できたと思う。

 悔しいけれど、明日最大の結果を出すためにどうすべきかを考えることにする。ここはオーバーテイクがたやすいトラックではない。でもバクーではしばしばチャンスが訪れるから、状況を見ていくよ。今夜懸命に取り組んで、明日何ができるかを考える。

■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
FP3 4番手(1分42秒749:ソフトタイヤ/14周)
予選 2番手(Q1=3番手1分43秒033:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分42秒598:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分41秒686:ソフトタイヤ)

 2番手からスタートできるのはうれしいね。ここはコミットメントが報われるコースだ。最後のアタックラップでは、自分には失うものがそれほど多くないと分かっていたから、ベストの結果を出すために、マシンのポテンシャルを最大限に引き出そうとして、それに成功したと思う。理想よりもウォールに近付きすぎてしまったけれど、Q3での自分のパフォーマンスに大満足だ。

 このスターティングポジションなら、レースに向けて楽観的に考えることができる。僕たちのペースは良いけれど、フェラーリも遅くはないから、エキサイティングなレースになるだろう。明日、何ができるか確認するのが楽しみだ。

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