現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 岩佐歩夢、富士スピードウェイでの第7戦は6ポジションアップの6位「悪くはなかったけど、良くもなかった」週末

ここから本文です

岩佐歩夢、富士スピードウェイでの第7戦は6ポジションアップの6位「悪くはなかったけど、良くもなかった」週末

掲載
岩佐歩夢、富士スピードウェイでの第7戦は6ポジションアップの6位「悪くはなかったけど、良くもなかった」週末

 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)は、富士スピードウェイで行なわれたスーパーフォーミュラ第7戦を6位でフィニッシュ。これでランキング首位の坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)との差が31ポイントのランキング4番手となり、逆転タイトル獲得の可能性はゼロではないものの厳しくはなってきた。

 岩佐は今回の富士の週末を「悪くはなかったけど、良くもなかった」と評価。鈴鹿での最終2戦に向けては、しっかりと詰めていきたいと語った。

【ランキング】スーパーフォーミュラ2024年シーズンドライバーズランキング(暫定)

 土日2レース開催となったスーパーフォーミュラの富士戦。土曜日の第6戦を2位でフィニッシュした岩佐は、さらなる前進を期して日曜日の第7戦に挑んだ。しかし予選Q2のアタックラップで痛恨のミス。ターン3でコース外走行となってしまったため、最速タイム抹消……決勝レースは12番グリッドからの巻き返しのレースを強いられることとなった。

「自分のミスですね。もちろん攻めた結果ですが」

 岩佐は予選についてそう振り返った。

「正直ポールポジションは厳しかったと思いますが、それでも4番手か5番手は獲れたはずです。それを落としてしまったので、そこは反省点。自分が改善しなければいけないところです」

 第6戦を見ると、レースペースは他チームに比べて苦戦しているようにも見えたTEAM MUGEN。しかしこの日の岩佐はレースペースも悪くなく、しかもセーフティカーのタイミングも追い風となり、ポジションを上げることができた。ただ、セーフティカーの後押しがなくても、同じような順位でフィニッシュできたはずだと、岩佐は考えている。

「ペースは悪くはなかったと思います。でも、良いとも言えなくて……最後は昨日と同じように可夢偉さん(小林可夢偉/Kids com Team KCMG)に迫られ、それで普通にやられてしまいました」

「戦略についてはあらゆる状況を考えていましたが、基本的にはその時の状況に応じて、エンジニアの指示で動く……こちらの状況も伝えて、最終判断をするという形でした。でも結局はチームの方が全体の状況が見えているんで、それはチームの判断に任せました」

「もちろん、セーフティカーのタイミングは悪くなかったですが、あれがなくても同じようなポジションには行けたんじゃないかと思うんですよね。もちろんそれは結果論で、実際順位も上がっていますから」

 岩佐は金曜日から連日、翌日に向けて「ステップアップする」という言葉を使ってきた。金曜日から土曜日にかけては思うようなステップを踏めなかったというが、土曜日から日曜日にかけての進歩は、良い方向に進んだと感じているようだ。

「土曜日から日曜にかけては、週末の中では良い方向に進んだと思います。でも、それでは足りなかったということですね」

「予選ではポールポジションを狙えるようなところにはいませんでしたし……まあ自分のミスでさらに順位を落としていますけどね。でも上位につけられていたとしても、優勝できるペースがあったかと言われると、そうでもないです。それを考えると、まだ足りなかったなという感じです」

 次は今季のスーパーフォーミュラの最終ラウンド。舞台は鈴鹿サーキットである。開幕戦もこの鈴鹿サーキットで行なわれたが、岩佐とチームはその初戦をうまく立ち回ることができなかった。しかし次は、初戦のリベンジを目指すと語った。

「鈴鹿は、開幕戦で全くうまくいかなかったサーキットです。色々な面で崩れてしまった週末だったので、正直自分たちのパフォーマンスを全く発揮できませんでした」

「でも自分たちが現状感じているポテンシャルなら、勝負ができそうだなと思います。ただアイテムというか、色々と詰めていかないと、今週のように悪くはないけど良くもないという、トップは取れそうもないというところになってしまうので……そこを詰めていくことが重要だなというふうに思います」

 岩佐はこの後はしばらく日本に残り、チームとのミーティングに充てるという。そしてその後は渡英し、F1メキシコシティGPの週末には、ミルトンキーンズにあるレッドブル・レーシングのファクトリーで、RBのサポートをするためのシミュレータ作業を担当する予定だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

新型[ハリアー]は大変身!? 新開発エンジンでボンネットが超低く!! 1.5Lターボ搭載のハイブリッドで登場なるか
新型[ハリアー]は大変身!? 新開発エンジンでボンネットが超低く!! 1.5Lターボ搭載のハイブリッドで登場なるか
ベストカーWeb
地球の自転を感じながら南へまっすぐ1000キロ走破! 赤土のアウトバックを時速120キロで爆走…受付閉鎖3分前にギリギリセーフ!!【豪州釣りキャンの旅_14】
地球の自転を感じながら南へまっすぐ1000キロ走破! 赤土のアウトバックを時速120キロで爆走…受付閉鎖3分前にギリギリセーフ!!【豪州釣りキャンの旅_14】
Auto Messe Web
ハジャルの起用は“育成プログラムのコンセプトの証明”。RB代表は「アイザックと裕毅は素晴らしいチームになる」と期待
ハジャルの起用は“育成プログラムのコンセプトの証明”。RB代表は「アイザックと裕毅は素晴らしいチームになる」と期待
AUTOSPORT web
アイザック・ハジャルがF1昇格。RBが2025年の起用を発表「チームのためにベストを尽くす準備はできている」
アイザック・ハジャルがF1昇格。RBが2025年の起用を発表「チームのためにベストを尽くす準備はできている」
AUTOSPORT web
計29サイズ! ブリヂストンが新型タイヤ「REGNO GR-X III TYPE RV」を発売へ! ミニバン・コンパクトSUV向けに深みを増したタイヤとは!?
計29サイズ! ブリヂストンが新型タイヤ「REGNO GR-X III TYPE RV」を発売へ! ミニバン・コンパクトSUV向けに深みを増したタイヤとは!?
くるまのニュース
ヤリス・クロスの韓製ライバルの実力は? ヒョンデ・バイヨンに試乗 6速MTで軽快な走り!
ヤリス・クロスの韓製ライバルの実力は? ヒョンデ・バイヨンに試乗 6速MTで軽快な走り!
AUTOCAR JAPAN
メルセデスAMG本社へはドイツ版新幹線「ICE」の1等車で! 優雅な旅を堪能できるかと思いきや、元気なオバサマたちに邪魔をされ…【みどり独乙通信】
メルセデスAMG本社へはドイツ版新幹線「ICE」の1等車で! 優雅な旅を堪能できるかと思いきや、元気なオバサマたちに邪魔をされ…【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
ホンダ「0シリーズ」SUVが来月初公開へ 米CES 2025でプロトタイプ2車種を出展
AUTOCAR JAPAN
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
大人好みに進化したアウトランダーPHEV【九島辰也】
グーネット
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
2025年始動、世界初の水素燃料ワンメイク競技『エクストリームH』がFIAのワールドカップ格式を取得へ
AUTOSPORT web
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
“トヨタのなかでトップレベルで戦えるドライバー”平川亮のF1テストは「コースをはみ出すことすらなかった」と中嶋TGR-E副会長が評価
AUTOSPORT web
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
【ドイツ】プリウス顔な新型「ハイパークーペ」がスゴイ! 5リッター「V8」搭載のナラン・オートモーティブの新モデルとは
くるまのニュース
上海汽車傘下のMG、「半固体電池」搭載EVを2025年発売 コスパ強調
上海汽車傘下のMG、「半固体電池」搭載EVを2025年発売 コスパ強調
AUTOCAR JAPAN
国産最高級ミニバン『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEVが登場。1065万円から
国産最高級ミニバン『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEVが登場。1065万円から
AUTOSPORT web
新SUV時代に挑むトヨタ、ミツビシ、シボレーの全15チームに対し異例の“ドラフト制”で布陣が確定/SCB
新SUV時代に挑むトヨタ、ミツビシ、シボレーの全15チームに対し異例の“ドラフト制”で布陣が確定/SCB
AUTOSPORT web
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
日本の道路事情にピッタンコ!? 旧型「ミニ」生産終了から四半世紀 なぜ高値安定なのか?
乗りものニュース
【メキシコ】日産の新型「キックス」が人気スギ!? 8年ぶり全面刷新で“大胆顔”に!全長4.3m級ボディ&「クラス超え上質内装」の「小さな高級車」が売れてる
【メキシコ】日産の新型「キックス」が人気スギ!? 8年ぶり全面刷新で“大胆顔”に!全長4.3m級ボディ&「クラス超え上質内装」の「小さな高級車」が売れてる
くるまのニュース
ホンダが大型スクーターの「X-ADV」をアップデート! 新型ヘッドライトや先進装備の採用で「カッコよさ&快適性」が大幅アップ
ホンダが大型スクーターの「X-ADV」をアップデート! 新型ヘッドライトや先進装備の採用で「カッコよさ&快適性」が大幅アップ
VAGUE

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村