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輸入車の新車シェア 11月として過去最高 「2017年11月に売れたインポートカー」

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輸入車の新車シェア 11月として過去最高 「2017年11月に売れたインポートカー」

Q:登録車に占める輸入車のシェアは11月単月としては過去最高の10.0%を記録。その要因は?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)A:日産/スバルが不正問題でシェアダウン

ディーゼル輸入車 日本市場で定着 「2017年10月に売れたインポートカー」

輸入車自体の新車セールスが堅調なことに加え、日産自動車とスバルが完成検査不正問題の影響で販売成績を落としたことが、輸入車のシェア拡大につながった。

外国メーカー車の新規登録台数 4カ月連続で前年越え

輸入車の新車販売は好セールスを継続する。11月の外国メーカー車の新規登録台数は、

・前年同月比8.0%増の2万5770台(4カ月連続プラス)

を達成。日本メーカー車含でも同8.2%増の2万9511台と、4カ月連続で前年実績を上回る。登録車に占める輸入車のシェアは10.0%と、11月単月としては過去最高を成し遂げた。


輸入車市場の動向に関してJAIA関係者は「11月の外国メーカー車の販売は好調を維持するメルセデス・ベンツやBMWに加え、フォルクスワーゲンとアウディが回復。さらに、フランスやイタリアなどのブランドも好成績を成し遂げ、全体として登録台数を伸ばした。価格帯別では、

・400万円以上1000万円未満:前年同月比28.5%増と好セールスを維持
・ボリュームゾーンの400万円未満:同2.6%減
・1000万円以上:同6.4%減

となった。カテゴリーではSUVモデルの人気が依然として高く、各ブランドも設定車を強化中。また、ディーゼル車の販売も堅調で、11月は全登録台数の22.2%に達した」と明示。これからの見通しについては「SUVモデルやディーゼル車を中心に引き合いは活発なので、設定車種がより拡充すれば好成績を維持できる公算大。年末のボーナス商戦に向けて販売キャンペーンなども精力的に行われるので、これらがどれくらい効果を上げるのかも注目ポイント」と解説した。

2017年11月「インポートカー」新規登録ランキング

車名別インポートカー新規登録台数 (乗用車、貨物、バス合計)

日本自動車輸入組合 1月からの累計台数順1位 メルセデス・ベンツ 5413台
2位 BMW 4526台
3位 フォルクスワーゲン 4236台
4位 アウディ 2390台
5位 BMWミニ 2309台
6位 トヨタ 1763台
7位 日産 644台
8位 ボルボ 1251台
9位 ジープ 793台
10位 プジョー 758台

11位 ルノー 531台
12位 ポルシェ 650台
13位 フィアット 519台
14位 スズキ 425台
15位 スマート 260台
16位 三菱 304台
17位 ランドローバー 290台
18位 シトロエン 335台
19位 ジャガー 145台
20位 アバルト 142台

M・ベンツ 33カ月連続で首位

外国メーカーの11月のブランド別成績では、前年同月比4.7%増の5413台の新規登録を成し遂げたメルセデス・ベンツが33カ月連続での首位につく。第2位には同3.2%増の4526台を記録したBMWが6カ月連続で位置。第3位には同28.6%増(4236台)と4カ月連続でプラスを達成したフォルクスワーゲンが、第4位には同4.9%増(2390台)と2カ月連続でプラスとなったアウディが入った。

ドイツ4強以外では、ジープが前年同月比4.3%増(793台)、プジョーが同43.0%増(758台)、ルノーが同24.6%増(531台)、フィアットが同16.1%増(519台)、シトロエンが同49.6%増(335台)、アルファ・ロメオが同202.7%の大幅増(333台)、 ランドローバーが同14.6%増(290台)、マセラティが同38.0%増(196台)、アバルトが同3.6%増(142台)と好成績を達成。

高級スポーツカーブランドの販売も堅調で、ポルシェが同14.6%増(650台)、フェラーリが同42.1%増(54台)、ランボルギーニが同6.5%増(33台)、アストン マーティンが同78.6%増(25台)を成し遂げる。日本ブランドでは、トヨタがハイラックスの新規導入などの効果で同23.6%増(1763台)、ホンダが新型シビックや新型NSXの導入で同1万5025%の大幅増(605台)を記録。日産は完成検査不正問題の影響で、同41.9%減(644台)と大きく落ち込んだ。

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