アルファロメオ、ダイハツ、フェラーリで魅せた最初期のカロッツェリアの一つ「ヴィニャーレ」の写真資料集【新書紹介】

Vignale - Masterpieces of Style

歴史的ボディショップ「スタビリメンティ・ファリーナ」でボディパネル職人として腕を磨き、その後独立しブランドを開いた最初期のカロッツェリアの一つ、ヴィニャーレの作品を紹介する写真資料集である本書。

その特徴は創業者A・ヴィニャーレの生い立ちや工房の様子などのバックストーリーをほどほどに抑え、作品自体の紹介に注力されていることだ。

修行時代から友人であったG・ミケロッティを迎え、コーチビルドされたアルファ・ロメオやフェラーリのほか、フィアットやダイハツのショーカー、マセラティの量産車やフェラーリをベースにした最終作のシューティングブレークなど、スタイリッシュな傑作から異色作まで多数収録。

一部未収録作もあるが極力コンディションの良い写真を用い、現存モデルの一部にスタジオ撮影されたグラビアを用いるなど、スタイルを楽しむための一冊となっている。

Vignale - Masterpieces of Style
9,856円（税込）
著者など：Luciano Greggio(著)
出版社：Giorgio Nada Editore
ハードカバー／Ｗ246×Ｈ277／モノクロ・カラー／192P／英語

Comments

この頃のダイハツはまだトヨタの子会社でも提携会社でもなかったから自由だった、コンパーノスパイダーかっこよかった！イタリアン作品だったんですね。その後通産省の主導で自動車業界の再編が行われ言うことを聞いてダイハツはトヨタの軍門に降る。ホンダは「おまえとこはバイクだけ作ってろ！いやなら三菱と提携しろ」と言う役人に反発して急遽アリバイづくりのためのトラック「T360」を発売して無理やり４輪に進出。