ホンダ「NT1100」「ADV350」「HR-V」「EU32i」 3年連続でレッド・ドット プロダクトデザイン部門賞を受賞

　ホンダは、ドイツ・エッセンのノルトライン＝ヴェストファーレンデザインセンターが主催する「レッド・ドット・デザイン賞」において「NT1100」「ADV350」「HR-V」「EU32i」の4つの製品でプロダクトデザイン賞を受賞しました。

　ドイツ、エッセンのノルトライン＝ヴェストファーレンデザインセンターが主催する「レッド・ドット・デザイン賞」は、1995年に創設されたデザイン賞で、ホンダが受賞したプロダクトデザインは、レッド・ドットが設けている3つのジャンル（プロダクトデザイン／コミュニケーションデザイン／デザインコンセプト）の中でも最も歴史あるジャンルです。

　アワードを受賞したNT1100は、排気量1082ccのエンジンを搭載し、「快適性」「多用途性」を高次元でバランスさせることで、日常の扱いやすさと長距離走行の快適さを両立した新型スポーツツアラーです。ライダーを中心に造形されたコンパクトなプロポーションに、ウインドプロテクション性能を徹底して追求し快適性を高めています。

　同じく2輪車で受賞を果たした海外専用モデルのADV350は、シティースクーターにアドベンチャーモデルのスタイルを融合した中型スクーターで、低フリクション設計による高い燃費や環境性能を備えた排気量330ccの水冷4バルブ単気筒エンジン「eSP＋（イーエスピープラス）」を搭載。エッジを際立たせた面構成でスタイリッシュさを演出しています。

　4輪車で受賞したHR-V（日本名：ヴェゼル）は「AMP UP YOUR LIFE（アンプ アップ ユア ライフ）」をグランドコンセプトに開発されたモデルで、人間のためのスペースは最大に、機械のためのスペースは最小限にして、クルマのスペース効率を高めようとする、ホンダのクルマづくりの基本的な考え方「M・M思想」（マン・マキシマム／メカ・ミニマム思想）に基づいて設計。コンパクトSUVのクラス平均を超える広い室内空間と居心地、多彩なシートアレンジを実現しています。

　また、最新の発電機であるEU32i（日本名：EU26iJ）は、3kVAクラスの高出力と軽量・コンパクトで携帯性に優れたパッケージングを両立したモデルで、新開発した排気量130ccのGX130エンジンを搭載。アウトドアやレジャー、災害時の備えなどさまざまな用途に対応するほか、専用アプリとの連携により離れた場所からの本体操作や稼働状況の確認が可能となり、利便性が向上しています。

　レッド・ドット プロダクトデザイン部門賞を受賞に際し、ホンダのデザインセンター 執行役員 南 俊叙センター長は次のようにコメントしています。

■ホンダ デザインセンター 執行役員 南 俊叙センター長「世界的なデザインアワードであるレッド・ドット プロダクトデザイン部門賞を三年連続して受賞することができました。これはHondaが創業より掲げている『技術・アイディア・デザインで人の役に立つ』という想いが、モーターサイクル、オートモービル、パワープロダクツ各商品に溢れていることを理解していただけた結果と考えています。今後もこの想いを忘れず、お客様に“驚きと感動”をお届けできるよう、チャレンジを続けていきます」