一部改良を受けたレクサスのフラグシップクーペ「LC500」に小川フミオが試乗した。今やほぼない自然吸気の5.0リッターV8エンジンの魅力とは?
驚くほどシャープ
新型ダイハツ・ハイゼット・カーゴ登場! 17年ぶりの進化とは?
知るひとは知っている。レクサスLCがいかにきびきびとした走りが楽しめるスポーツクーペであることを。マイナーチェンジが施されて2021年9月30日に発表された「LC500」は、ホントにいいクルマなのだ。
LC500は、4968ccV型8気筒ガソリン自然吸気エンジン搭載。乗ったのは、LC500のベーシックグレードだ。ほかに「Lパッケージ」と「Sパッケージ」が用意されている。
すべてのモデルに共通するマイナーチェンジの眼目は、コイルスプリング、スタビライザー、それにダンパーの改良。それによって「タイヤの接地感を高め、操舵入力に対する車両応答のリニアリティと高い旋回G領域でのコントロール性を高めた」と、レクサスは謳う。
はたして、すばらしい操縦性だ。レクサスが謳うとおり、地面にぴったりと張り付いたように走る。ステアリング・ホイールを切ったときの、間髪いれずにノーズが向きを変える応答性のよさは、「おみごと!」と、手を叩きたくなるほど。
540Nmの最大トルクが発生するエンジン回転は4800rpmとすこし高めに設定されているので、あえて10段オートマチック変速機をマニュアルで操作し、早めにシフトアップしないようにしながら、アクセルペダルを踏み込んでいくと、力がモリモリモリッと盛りあがっていく。
エンジンのパワフルさと、足まわりの設定をふくめたハンドリングのよさのマッチングもとてもよい。力があふれる加速感の気持ちよさは、エレガントなルックスとやや不釣り合い。そこが、欧州の伝統的なスポーツカーと張り合える存在感を生んでいる。
「ちょっとパワフルな、富裕層向けのクーペでしょう?」なんてタカをくくっているひとは、このクルマでいちどサーキットを走ってみるといいかも。
驚くほどシャープな走行感覚は、目からウロコがぼろぼろっと落ちるように思えるはずだ。
見ても、乗ってもよし!
レクサスはいま、2020年11月に大きなマイナーチェンジを受けた「IS」をはじめ、2021年11月に試乗できた新型「NX」でみられるように、かなり高いレベルのハンドリングのよさを味わわせてくれる“新世代”へと移りつつあるようだ。
LCは2017年発表なので、ひと時代前の世代に属することになってしまうのか。最初はそう思いながら臨んだ試乗だっただけに、全長4770mmのやや大型サイズのクーペが、しっかりと楽しませてくれたのは、とてもうれしい発見だった。
インテリアは、相変わらずクオリティが高い。
ほかのレクサス・モデルとは一線を画すデザインも個性的で良い。試乗車のインテリカラーは「フレアレッド」と呼ぶ鮮やかな仕立てで、これもまたLCらしくて良い。
内外装をパッと見て「あぁ素敵なクーペだなぁ」と思う人も多いだろう。
運転しなくても楽しめのはLCの大きな魅力でもある。見てもよし、乗ってもよし、触ってもよし、と、美点が多い。
価格は1327万円。試乗したモデルには、21インチの大径ホイールに組み合わせた扁平率40%のタイヤや、トルセン式LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャルギア)といったオプションが組み込まれていた。
こうなると、次はサーキットへ行くしかないでしょ!? と、期待が高まるのだった。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
全長4.3m! トヨタの斬新「スライドドアSUV」登場に期待の声! 超タフな「ゴツゴツ」デザイン採用した「小型ミニバン」が超カッコいい! “悪路走破性”も備えた「TJクルーザー」とは
「ヘッドライトが眩しいクルマ」なぜ増えた? 信号待ちで「ライト消さない人」が多数派になった理由とは? ヘッドライトの“新常識”ってどんなもの?
石破内閣不支持急増、斉藤国交相後任もまた公明党の中野氏起用へ[新聞ウォッチ]
“100万円”以下で買える! スズキ「“7人乗り”ミニバン」に大反響! 「FRで5速MTは楽しそう」「レトロ感イイね」の声! “全長3.7m”で人気なインドの「イーコ」に熱視線!
約99万円! ダイハツ新型「“軽”セダン」発表に反響多数! 全長3.4m級ボディ&精悍顔に「カッコイイ」の声! 安全性向上の「ミライース」が話題に
レクサスの悩みは頂点「L」を冠した高額モデル4台の売れ行き低迷。期待の新型車はいつ発売?
約150万円! マツダの新型「5ドア・軽SUV」に注目! “鼓動”感じる「ターボエンジン」搭載&「大径ホイール」採用! 期待の「タフ顔モデル」フレアクロスオーバーとは!
「55万円」以上オトクな日産の新「軽ワゴン」登場! 「国内シェアナンバー1」の静音モデルに乗って分かった“軽の概念”を覆す「サクラ」の実力とは?
「ヘッドライトが眩しいクルマ」なぜ増えた? 信号待ちで「ライト消さない人」が多数派になった理由とは? ヘッドライトの“新常識”ってどんなもの?
「ターボ」で話題のスポーツスクーター『ヤマハ NMAX』、グローバルモデルの125cc版が初公開
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント