1充電当たりのEV走行距離53km。日常使用は電気だけで走れる!
ユニオンジャック柄のリアランプを採用するなど、各部をリファインした最新MINIクロスオーバーの中で、注目度を高めているのがクーパーSEである。クーパーSEは、MINIラインアップ唯一のPHV(=電動車)。1.5リッターの直3ターボ(136ps/220Nm)とモーター(88ps/165Nm)を組み合わせ、1充電当たり53.0km(WLTCモード)のEV走行距離を実現した。
日本の一般ユーザーの一日当たりの平均走行距離は50km以下だから、日常ユースを電気だけで走れる環境対応車である。そのうえMINIらしく、パフォーマンスは強力。システム総合出力/トルクは223ps/385Nmに達する。その気になれば圧倒的な速さが楽しめるマルチ派でもある。
BMWミニが本国でマイナーチェンジ。生産は本年3月から開始予定
PHVモードは、MMAX・eドライブ/オートeドライブ/SAVEの3種。デフォルトはバッテリー容量がある限り、電気で走るMAX・eドライブ。この状態でのドライビングはリアルEV。静かでスムーズな先進ドライビングが楽しめる。モーターの最大トルクは165Nmだから、さほどパワフルな印象はないものの加速力は十分。スムーズに周囲の流れに乗り、リードできる。ただし、あまりに洗練されているためMINIらしいライブな味わいは希薄。そこが玉にキズだ。
走りは「オートeドライブ」がお勧め。キビキビ&インテリジェンスが融合
お勧めはオートeドライブ。エンジンとモーターを最適効率で制御して走るモードだ。バッテリー容量に余裕がある限り、モーター走行が主体になるが、強い加速シーンや高速道路ではエンジンが始動。気持ちのいい走りとともに、バッテリー容量を巧みにキープする。いわばモーターとエンジンの「いいとこ取り」のイメージ。MINIに期待するキビキビさと、PHVらしいインテリジェンスが味わえる。
電池容量が減っても空になることはなく、残量3%前後をキープ。通常のハイブリッド車と同様の走りが味わえるのがうれしい。加速初期はモーターが担当し、スピードが乗るとエンジンに切り替わる制御は実に巧み。しかも標準モデルと比べ静かな印象で、エンジン音は耳につかない。
SAVEは、エンジンが主役。エンジンで発電し充電も行うので、充電モードとしても使える。プラグでの充電は200Vの普通充電に対応。約3.5時間で満充電になる。
クーパーSEは、MINIらしい楽しさと先進性、そして上質さが凝縮した高機能モデル。スポーティな走りは環境に優しく、室内空間はユーティリティ抜群。駆動方式は4WDだから、道を選ばない。一歩先を行くカーライフを楽しみたいと考えるアクティブなユーザーに最適な選択肢である。
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