小さくて軽いボディにパワフルなエンジンを詰め込んだホットハッチは、いつの時代もクルマ好きを魅了してきた。特に昭和の時代には、次々とコンパクトハッチが続々と登場し、若者を中心に熱狂的な人気を集めた。
ただ、令和の現代であっても、走りの楽しさを追求する小型スポーツは健在だ。昭和の代表的なホットハッチと令和の注目モデルを取り上げ、時代を超えて愛される「ホットハッチ」の魅力を比較してみよう。
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文:立花義人、エムスリープロダクション/写真:HONDA、TOYOTA、MITSUBISHI、HYUNDAI、ベストカー編集部
当時の若者文化の象徴的存在だった 昭和のホットハッチ
昭和のホットハッチとして、筆者の印象に残っているモデルは以下の3モデルだ。
・昭和のホットハッチの代名詞 ホンダ「シティターボ」
1981年11月に登場したホンダの都会派コンパクトカー「シティ」。その1年後となる1982年9月に追加されたのが「シティターボ」だ。排気量1.2Lとベース車と同じだが、ターボを搭載したことで最高出力は65馬力から100馬力へと大幅アップ。700kg前後の軽量ボディと相まって、加速性能は当時の上級スポーツカーにも匹敵した。背の高い独特のデザインや、折り畳み式バイク「モトコンポ」を積める遊び心もあり、昭和の若者文化を象徴する存在となったモデルだった。
・じゃじゃ馬のような走りの庶民派ホットハッチ トヨタ「スターレットターボ」
「スターレットターボ」は、1984年登場の3代目スターレットに設定されたモデルだ。FF化された3代目に1986年追加された「EP71ターボ」は、軽量ボディに最高出力105馬力のターボエンジンを組み合わせたことで、パワフル過ぎてコントロールが難しい、まさに「じゃじゃ馬」のような刺激的な走りが特徴のモデルだった。手の届きやすい価格設定だったことで、「庶民派ホットハッチ」としても長く愛されたモデルだった。
・ホットハッチ界の「本格派」 三菱「ミラージュ サイボーグ」
1987年登場の3代目「ミラージュ」に設定されたスポーツモデル「ミラージュ サイボーグ」は、1.6L DOHC16バルブエンジンに加え、マッチョなデザインや電子制御技術を採用したことが特徴的なモデルだ。NAとターボが設定されていたが、ターボ仕様では最高出力145馬力を発揮し、1989年のマイナーチェンジでは160馬力に到達。リッターあたり100馬力という超高性能ぶりで、逆スラントノーズの精悍なフロントマスクや鋭いハンドリング性能とあわせ、ホットハッチ界の「本格派」として評価された。
高性能化と多様化が進む、令和のホットハッチ
令和の現代にも、数は少ないながらもホットハッチとよぶことができるモデルは存在する。
・世界中のファンを魅了 トヨタ「GRヤリス」
令和のホットハッチと聞いて真っ先に名が挙がるのは、2020年に登場したトヨタ「GRヤリス」だろう。世界ラリー選手権(WRC)参戦を前提に開発されたホモロゲーションモデルであり、専用の3ドアボディに、最高出力272馬力の1.6L直列3気筒ターボを搭載したGRヤリスは、まさにホットハッチとよぶにふさわしいモデル。「GR-FOUR」という本格的な4WDシステムを組み合わせていることで、競技向けのベース車としても広く受け入れられており、「公道を走ることができるラリーカー」として、世界中のファンを魅了している。
・GRヤリスと互角に渡り合う実力をもつ、ヒョンデ「i20 N」
韓国の自動車メーカーであるヒョンデが、2021年に欧州に投入したコンパクトハッチバック「i20 N」は、最高出力204馬力の1.6Lターボと6速MTを組み合わせ、軽快なシャシーと専用チューニングされたサスペンションをもつモデルだ。日本未導入ながら、WRCベース車として2022年から参戦し、2024年にはi20 N ラリー1(ティエリー・ヌービル)がドライバーズタイトルを獲得。トヨタ「GRヤリス ラリー1」と互角に渡り合う実力を持つ。
・日常使いと、スポーツドライブを両立できる点が魅力だった、ルノー「ルーテシアR.S.」
フランス車ならではの洒脱なデザインと軽快な走りを両立している「ルーテシアR.S.」も令和のホットハッチとよぶべきモデルだ。1.6L直列4気筒ターボで最高出力200馬力を発揮し、しなやかながら引き締められた足回りによる鋭いハンドリングは、ヨーロッパ流ホットハッチの魅力を体現。実用性の高い5ドアボディにスポーツ性を融合させ、日常使いと、スポーツドライブを両立できる点が魅力のモデルだった。2023年に生産終了となってしまったが、これほど「コンパクトハッチ」という言葉が似合うクルマはなく、次期モデルへの期待は今なお大きい。
次の時代にも、また新たなホットハッチがワクワクさせてくれることを期待!!
昭和のホットハッチは、安価で手軽に速さを楽しめる「若者の味方」として大衆に支持された。一方、令和のホットハッチは高性能化と多様化が進み、ラリー直系の競技車から欧州的な洗練モデルまで幅広く存在している。
どちらにも共通しているのは「小さなボディに高出力エンジンを詰め込む」というアンバランスさ生む楽しさだ。その高揚感は、昭和の街角でも令和のサーキットでも変わらず、人々を虜にし続けている。次の時代にも、また新たなホットハッチが登場し、私たちをワクワクさせてくれるに違いない!!
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