フォード・パフォーマンスは5月10日、アメリカのメーカーが2025年のダカールラリーに投入する新型マシン『フォード・ラプター』のティザーイメージを公開した。また、これにあわせてダカール・プログラムに参加する4人のドライバーのうち最初のふたりとして、ベテランのカルロス・サインツSr.とナニ・ロマの起用を明らかにした。
参戦3年目の2024年に見事、“花を咲かせた”アウディスポーツとの活動のあと、現ダカールラリー王者のサインツSr.はフォードと契約を締結。大会2連覇と自身5度目の総合優勝が懸かる来季2025年のダカールラリーに、アメリカの自動車メーカーを代表して挑むこととなった。
61歳カルロス・サインツSr.が自身4度目のダカールラリー総合優勝。二輪はホンダのブラベックが栄冠
これは現在62歳の“エル・マタドール”が、彼の40年近いレーシング・キャリアの初期とWRC世界ラリー選手権での1996年と翌97年、さらに2000年から3年間ともに戦ったフォードとの関係を復活させることを意味する。
「この新しいダカールラリー・プロジェクトにとても興奮している」と語ったサインツ。
「フォードと仕事をするのは4回目だし、よく知っているマルコム(・ウィルソン/Mスポーツ創設者)のもと、つまりMスポーツに戻ることも本当に素晴らしいことだ。フォードとの付き合いは1987年まで遡る。私はマルコムの最初のドライバーであり、彼の最初のファクトリードライバーでもあった」
「ラプターをドライブすることになり、多くの目標を持ってこの大きなチャレンジに臨むことに本当に興奮している。ひとつは、フォードがダカールラリーで優勝する手助けをすることだ」
ふたりめのドライバーとして発表されたロマは、フォードとMスポーツが開発したレンジャーT1+で2024年のダカールを戦った後、彼らとのパートナーシップを拡張する。
二輪と四輪で1度ずつ、計2回のダカールラリー優勝経験を持つロマは、「フォードのような象徴的なモータースポーツブランドとともに、この巨大なプロジェクトに参加できることは大きな喜びだ!」とコメント。
「Mスポーツのような歴史と伝統を持つチームと一緒になって、まったく新しいものを創りあげることができ、すでに非常にエキサイティングな数カ月だったと言える」
ロマが言うように、フォードとMスポーツはレンジャーT1+による2024年のプロジェクトと並行して新しいオフロードマシンの開発を進めており、世界でもっとも過酷なレースのひとつで成功を収めるべく2025年型フォード・ラプターの積極的なテストを開始している。
今回公開されたティザーイメージでは新型マシンのリヤの一部を見ることができ、このクルマがレンジャーT1+やGRダカール・ハイラックスのようなピックアップトラック・スタイルではないほか、プロドライブ・ハンターなどが備えるリヤウイングが見られない代わりに特徴的な4つのバーチカルフィンがルーフ上に並ぶ姿を確認することができる。
■経験豊富なベテランの加入が車両開発を押し進める
「オフロードレースにおける私たちの野心のスケールは、フォードの近年の歴史の中でも比類ないものであり、伝説的なダカールラリーにフォード・ラプターを持ち込むという挑戦ほど明確なものはない」と語るのは、フォード・パフォーマンス・モータースポーツ・グローバル・ディレクターのマーク・ラッシュブルックだ。
「このような大きな課題に取り組むには、最高のエンジニアとデザイナー、チームメンバー、ナビゲーター、そしてドライバーが必要だ。いま、我々のもとにはナニ・ロマとカルロス・サインツSr.というダカールラリー史上もっとも経験豊富で成功したドライバーたちがいる」
「フォード・ラプターはすでにテストで有望な兆しを示しており、世界でもっとも優れたふたりのドライバーが同乗することで継続的な開発に自信を持つことができる」
Mスポーツのディレクター兼ダカール・チーム・マネージャーを務めるマシュー・ウィルソンは、新型マシンのテストが順調に進んでいることを強調し、ふたりあわせて6勝を誇るダカールウイナーたちの加入が開発をさらに推し進めると語った。
「今年のダカールで、レンジャーT1+で素晴らしい走りを見せたナニをふたたびチームに迎えることができ、とても嬉しく思っている。彼の経験と知識は我々にとって貴重なものであり、このエキサイティングなプログラムが前進するなかで、私たちは彼から学び続けることになると確信している」
「カルロスはこのスポーツの“レジェンド”であり、あらゆる形式のオフロードレースでもっとも成功を収めたドライバーのひとりだ。彼がフォードとMスポーツに復帰するという決断を下したことは、チームにとって大きな弾みとなる。
「テストが順調に進んでいる今、我々は最高のドライバーから学び、フォード・ラプターの開発をさらに推し進める絶好のチャンスを手にしている」
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