新車の納期が4~5年と言われるランドクルーザー300。注文停止状態が続いており、解除がいつになるかもわからない状態だ。ランクル300の納期長期化で、新車のプラドでその期間を繋ぐという動きも出てきており、弟分のプラドへの人気も高まっている。
納車までの期間が半年前後と、比較的安定していたプラド。しかし、10月の工場稼働予定を見ると、田原工場の第1ラインでは2日間、日野羽村工場では5日間も稼働停止となり、既に注文を受け付けたプラドの納期が、じわじわと長くなっている状態。それどころか受注を打ち切っているディーラーもあるほどだ。
新型プラドもランクル300も手に入るのは数年後!? それでも「ランクルが欲しい人」のためのお買い得中古車情報!!
ランクルシリーズを新車で入手するのは難しい状況が続いている。そこで注目したいのが認定中古車だ。世界一丈夫で安全だと謳われるランクルシリーズなら、中古車でも良質な個体は多いはず。今回は、ランクルとプラドの認定中古車事情を探る。
文/佐々木 亘、写真/TOYOTA、ベストカー編集部
■同型で乗り換えるのはモデルライフの長いランクルならでは
2021年6月登場のトヨタ ランドクルーザー。発売から1年が経過するが、街なかで見かけることはほとんどない
ランクルが300系にフルモデルチェンジして1年が経過した。ディーラーでも街中でも、まだまだ300系を目にする機会は少ない。時々、道路ですれ違うと、希少なスーパーカーを目にしたような気分になるのは、筆者だけではないだろう。
人気爆発、注文殺到の新型モデルを登場から1年経過後に、これほど目に出来ないというのも珍しい。ランクル300の生産状況が、いかに異常な状態かがわかる。
先代のランクル200は約14年もの長いモデルライフとなった。プラドも現行型が登場したのは2009年、既に13年が経過する。モデルライフが長い両車だからこそ、同型の同グレードで新車の買い替えを行うユーザーが一定数いた。
ランクルシリーズに限って言えば、同じクルマに買い替えるというのは、あまり珍しいことでは無い。
丈夫で長持ちするランクルとはいえ、クルマは消耗品だ。新車が入手しづらい今、愛車の状態が悪くなってきているのならば、今のクルマよりも走行距離が短く、年式の新しい中古車に乗り換えるというのは、良い選択肢になる。
■良い頃合いのランクルは既に欠品中! 狙うべきはプラド
認定外の中古車ではほとんど存在しなかったトヨタ ランドクルーザープラド。認定中古車では比較的購入しやすい雰囲気がある。今が狙い目か?
ランクル200の認定中古車は、筆者が調べた10月初旬現在で、全国に14台しか存在していない。うち、地域内限定販売車が10台となっている。つまり、居住地域内にランクルの在庫が無い場合には、僅か4台の中から選ばなければない状況なのだ。
7~10年落ちの丁度いい価格帯では在庫が無く、10年以上経過した400万円以下の個体を選ぶか、5年落ち以内で600万円を超えるものを選ぶしかない。程度の良い個体では新車当時の価格に近いものが多く、中古車を選ぶという意識で購入相談に行くと、痛い目を見るだろう。
対するプラドでは、認定中古車以外の市場を見てみると、7~10年落ちで300~400万円の在庫が、ごっそりと抜け落ちている。人気の価格帯にあるプラドは、中古車市場全体でみると、ほとんどタマが無い。
認定中古車に絞って探すとプラドは全国で120台確認できた。うち、地域内限定で販売されているのは95台、全国在庫は25台となっている。
認定外ではごっそりと抜け落ちていた、7~10年落ち300~400万円の在庫車がメイン層として存在し、比較的購入しやすい雰囲気がある。2013年9月MC後のモデルでも、顕著に値上がりしないのは嬉しい。
ただし、2017年9月MC後(トヨタセーフティセンス標準化)になると、価格レンジは100~150万円程度上がってくる。
仮に、新車のランクル300が到着するまで、期間限定のつなぎで考えるなら、2013年9月モデル以降のプラドが良いだろう。また、愛車のプラドから中古のプラドへ乗り換えを考えるなら、トヨタセーフティセンスが標準装備以降の中古車を狙うと良い。
今後も在庫数は減っていき、在庫車の価格分布は上下に大きく分かれるだろう。特にプラドについては、平均価格帯の中古車を買える今が選び時だ。
■価格高騰につき新車を購入する気持ちで中古車を選びたい
ランクル300については、2023年中の新車注文再開を目指しているようだが、実現できるかはまだ不透明。さらに急激な納期短縮は見通せず、購入計画は4年程度の大掛かりなものになってしまう。
プラドも新型の登場が噂される中にある。工場稼働状況は芳しくなく、新型が登場しても1年程度の納期は覚悟しなければならない。こちらも新車購入計画は2~3年スパンとなるだろう。
これまでのように「車検だから」「10年経ったから」という理由で乗り換えを検討する場合、ランクルシリーズに関しては、新車で計画を立てるのは難しいと考えたほうが良い。
ランクルシリーズを検討する場合、今は新車検討をする気持ちで、中古車選びにシフトするべきだ。低年式過走行の個体も多いランクル/プラドでは、認定中古車の手厚い保証が大きな後押しとなる。認定中古車の存在を上手く使ってほしい。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
新車204万円! 7人乗れる「“最安”ミニバン」に反響殺到!? 「すごい安い」「これしかない!」 国産「ダントツで安い」けど“これで十分”! トヨタの「お買い得車」とは
一部改良アルファード/ヴェルファイア11月23日から受注再開!? だいぶがっかり!? 注目の廉価版アルファードXはHEVのみで510万円から!
なぜ? 10歳児童に「過失100%」判決! 信号無視でクルマに衝突事故で。 「子どもだからといって無責任ではない」声も!? 何があったのか
トヨタ新型「ランクル“ミニ”!?」初公開! まさかのスズキ製な“カクカク”デザイン「SUV」! 主張強めなタフスタイルの「ジムニーランド 70Y0.70」とは
「車線減少の手前で抜かされそうになり、負けじと加速したら鳴らされました。私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「どっちもどっち」「いちいち喧嘩売るなよ」の声も…実際法律では誰が悪いのか
R36「スカイラインGT-R」まもなく実車公開か!? デザインはまるでR34型! 4.1リッターで1000馬力を発生する「次世代型GT-R」の気になる姿とは?
トヨタに「超スゴいクラウン」登場! 300馬力超えに斬新「黒すぎデザイン」ד匠”の表面仕上げボディがカッコイイ! 「所有欲満たす特別なクラウン」どんなモデル?
「車線減少の手前で抜かされそうになり、負けじと加速したら鳴らされました。私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「どっちもどっち」「いちいち喧嘩売るなよ」の声も…実際法律では誰が悪いのか
ハイエースにキャラバンが「デコトラ」みたいに「ギラッギラ」! 一歩間違えると「ブサイク」になる難易度高めの「デコバン」ワールド
なぜ? 10歳児童に「過失100%」判決! 信号無視でクルマに衝突事故で。 「子どもだからといって無責任ではない」声も!? 何があったのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
ランクルシリーズより、魅力が有る車を作れないのか?