当時流行の兆しを見せていたRV車がCMに使用されている
2020年度のマクドナルドのCMに通年を通じて出演することが決定している木村拓哉氏。今年の1月から放送されていたCMでは、初代のフォード・ブロンコが登場したことでも話題となったが、現在公開中の新CM「ドライブスルーの歌」篇では、新たに別のSUVに乗り換えていた。
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一部ではキムタクの口ずさむ「ドライブスルーの歌」のクセの強さや妙な中毒性が話題となったが、今回キムタクが運転しているのは右ハンドル。前回のブロンコは左ハンドルだから別のクルマということになる。
このクルマの全貌が明らかになるのはCMが始まって10秒ほど後のドライブスルーに入っていくシーン。後ろ姿しか映らないものの、クルマに詳しい人ならすぐにわかるハズ。そう、このクルマは日産テラノの初代モデルだったのだ。ただし、このサンドベージュのボディカラーは純正色には存在しなかったハズなので、リペイントされたものだろう。
この初代テラノは1986年にデビューしたモデルで、当時流行の兆しを見せていたRV車としてリリースされた。ベースは当時のダットサントラックであり、どことなくアメリカンな雰囲気のエクステリアはカリフォルニアにあった日産のデザインセンターが手掛けたものである。
デビュー当初は2.7リッターのディーゼルエンジンのみだったが、登場から1年ほど経った87年8月にはV6 3リッターのガソリンモデルも追加され、2ドアのみだったボディタイプも89年10月には4ドアモデルが追加。93年にはオーバーフェンダーを備えたワイドも登場している。
なお、今回のCMで使用されたテラノは4ドアモデルでオーバーフェンダーは備わらないナローボディである。
日本では95年まで生産が続けられた初代テラノ。一時期は手ごろな価格の個体もあったのだが、すでに販売終了から25年が経過した現在ではコアなファン向けの車種となっており、中古車市場でも100万円を下まわるものは少ない状況だ。
すでに立派な旧車の仲間入りを果たした初代テラノ。昔乗っていてCMを見て再び欲しくなった人がいるかもしれないが、乗り続けるにはそれなりの覚悟が必要と言えるだろう。
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