2代目CLAクラス 日本発表
photo: Kazuhide Ueno(上野和秀)
【画像】新型CLA 200d/250 4マティック 全38枚
メルセデス・ベンツ日本は、2代目となる新型CLAクラスを報道向けに発表した。コンパクト・4ドア・クーペのCLAに加え、5ドア・ワゴンの新型CLAシューティングブレークも同日に日本公開されている。
車両の詳細は既報に譲り、ここでは、クーペ・モデルの「CLA 250 4マティック(写真灰/ガソリン車)」と「CLA 200d(写真白/ディーゼル車)」の実車写真を紹介したい。
新型CLAクラスは、メルセデス・ベンツの前輪駆動モデル向け車体構造、MFA2(モジュラー・フロントドライブ・アーキテクチャー)を採用している。Aクラス、Aクラス・セダン、Bクラスというこの1年間で新型に生まれ変わったモデルと同じアーキテクチャーを使用しているわけだ。
MFA2モデル その戦略は?
MFA2モデル群は、先代Bクラス(2012年日本発売)に始まり、先代Aクラス、先代CLA、GLAのベースとなった「MFA1」の戦略を引き継いだ車種となる。MFA1の戦略とは、今までメルセデス・ベンツと接点がなかったドライバーが興味を持てる新商品群の提供であった。
そのMFA1の成果について、同社の上野金太郎社長は「お客様の多様なニーズに対し、様々なバリエーションを用意し、多様な販売方法を用意することで様々なお客様のニーズにフィットするもの」であったと振り返る。
そして新しいMFA2については、「MFA1からの戦略を引き継ぐだけでなく、さらなるポテンシャルを発揮しているこのセグメントに、安全性、利便性、走行性能において新しい価値を提供する商品群」であると説明した。
新たな価値は、新型CLAの車内に入るとすぐに確認することができる。
MBUX、最新型ステアリング
MFA2モデル群の新しい価値としては、具体的には自然対話式の音声認識機能付きインフォテインメント・システム、MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)を標準装備していることが挙げられる。
「ちょっと暑いな」「明日は傘が必要?」という乗員が発した自然な言葉を受けて、クルマがエアコンの温度を調整したり、明日の天気を伝えるなどして利便性を向上させる機能だ。
また、ステアリングホイールに、左右の親指でインフォテインメント機能のすべてを操れる新世代マルチファンクション機能を搭載しているのもこの世代の特徴。
後席スペース拡大
新型CLAクラスでは、MFA2の採用により、前後席の乗員の肘まわり、肩まわりのスペースを拡大。後席は室内幅が44mmも広くなっている。デザイン性を最優先したクーペでありながら、快適性も追求することができたのだ。
リアセンターアームレストには2人分のカップホルダーも装備。リアバックレストは4:2:4の分割可倒タイプとなっている。
安全運転支援システムについては、フラッグシップ・モデルであるSクラスと同等のメルセデス最新世代の機能を搭載。これにより予防安全に大きな効果を発揮することが期待される。
新型CLAクラス・クーペモデルの消費税10%を含む日本価格は下記の通りとなっている。
CLA 250 4マティック(2.0L直4ガソリン・ターボ):534万円
CLA 200d(2.0L直4ディーゼル・ターボ):472万円
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