現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ルノー代表、新チームのF1参入を歓迎「シートが増えるのはドライバーにとっていいこと」

ここから本文です

ルノー代表、新チームのF1参入を歓迎「シートが増えるのはドライバーにとっていいこと」

掲載 更新 2
ルノー代表、新チームのF1参入を歓迎「シートが増えるのはドライバーにとっていいこと」

 マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンと、ルノーF1チームのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、将来的にF1に新チームが参入することに賛成している。

 現在は10チームがF1に参戦しているが、F1のCEOを務めるチェイス・キャリーとFIA会長ジャン・トッドのふたりは、今後数シーズンの間に12チームにまで増やしたいとしている。

アルファロメオF1代表「ミック・シューマッハーに2020年テストの予定はない」

 リバティ・メディアの買収以来、F1に新たなエネルギーが生まれ、新規チーム候補にとってF1への参入がより魅力的なものになったと考えるブラウンは、「新たなチームがF1に参入してきたら素晴らしいと思う」と12月にアブダビで語った。

「テレビ放映やスポンサーシップ、ファンへのアピールが増加している。F1がさらに成長できれば、状況はますますよくなる」

「我々は興奮をもたらす新たなレース市場を開拓している。実力のあるレーシングチームが参加すれば、興奮が増し、チャンスが拡大することになると思う」

 アビテブールは、チーム数が増えることは、ドライバーたちにとってもメリットがあるという見解を付け加えた。合計20のレースシートしかない状況のなか、ふさわしい実力と才能を持つ多くのドライバーが早々に放出されたり、そもそもグリッドに到達できない状況を、アビテブールは残念に思っているのだ。

「完全に(ザックと)同意見だが、ひとつ言及されていないことを付け加えたい。それは、ドライバーとドライバーの育成、そして若手をF1まで昇格させるシステムの問題だ」とアビテブールは語った。

 アビテブールは、F1に参入するような新チームは、適切な理由を持っていなければならないと認める一方で、若手ドライバーをF1に昇格させる役割を担うチームがあってもいいとの考えを示した。

「新チームは、十分な支援を受けた堅固なプロジェクトでなければならない」とアビテブール。「チャンスを狙って関心を持つだけではよくない」

「より良いビジネスモデルになる可能性がある。優れたスポーツプロジェクトは興味深いものになり得るのだ。優秀なドライバーはF1にたどり着くべきだと我々は皆考えている」

「かつてはミナルディのようなチームがあった。こうしたタイプのチームは、優秀な若手をF1に導く助けをする上で素晴らしい仕事をしていた」

「我々には若手ドライバープログラムがあるが、現在のところ素晴らしい才能の持ち主たちを抱えているものの、彼らをどのようにF1に参戦させるか完全に明確にはなっていない」

■「F1に参戦するチームには大きな基盤とブランドが必要」との意見
 最近ではエステバン・オコンが、行き詰った状況に陥った。マノーとフォース・インディアから50戦に出場した、メルセデスのジュニアドライバーであるオコンは、高い評価を受けながら、2019年にシートを確保できなかった。1年間控えにまわったオコンは、ようやく今年3月にルノーから復帰を果たす。

 メルセデスF1チーム代表であり、オコンの個人マネジメントチームの一員でもあるトト・ウォルフは、こうした問題が起こり得ることを痛感しているが、F1に新チームを迎えることについては慎重な姿勢でいる。

「我々は新チームを探すべきだろうか? グリッドに加わることに関心があり、強固な基盤と大きなブランドを擁している場合は、話し合いをしてはどうだろう」とウォルフは語った。

「従来のテレビ視聴者数、デジタルスペース、スポンサーシップといったものからの数字すべてに成長が見られている。F1はまた、2021年には支出制限を行うし、成長分野であると言えると思う」

「だが我々全10チームは、限られたグリッドの一員であることを誇りに思うべきだ。我々はこの先にあるチャンスと可能性に意識的であるべきだし、誰にとっても有益なビジネスに作り上げることに集中しなければならない」

こんな記事も読まれています

「軽自動車」と「普通車」どっちがイイ? 大きさ・走り・維持費はどう違う? 「軽」に適してるのはどんな人?
「軽自動車」と「普通車」どっちがイイ? 大きさ・走り・維持費はどう違う? 「軽」に適してるのはどんな人?
くるまのニュース
馴染み始めがタイミング 新しく購入した自転車は初回点検を忘れずに!
馴染み始めがタイミング 新しく購入した自転車は初回点検を忘れずに!
バイクのニュース
新UI・オーガニックGUIプラス搭載で特大サイズ2画面表示対応、ケンウッド“彩速ナビ”2024年モデル・TYPE Sシリーズ4モデル発売
新UI・オーガニックGUIプラス搭載で特大サイズ2画面表示対応、ケンウッド“彩速ナビ”2024年モデル・TYPE Sシリーズ4モデル発売
レスポンス
内装の質感にビビる!! 生産はわずか数百台のみ! ビートルのオシャレ番長モデルの「ヘブミューラー」
内装の質感にビビる!! 生産はわずか数百台のみ! ビートルのオシャレ番長モデルの「ヘブミューラー」
ベストカーWeb
25歳でルノー「キャトル」とマツダ「ロードスター」の2台体制!「できる限りの整備は自分でやっています」
25歳でルノー「キャトル」とマツダ「ロードスター」の2台体制!「できる限りの整備は自分でやっています」
Auto Messe Web
【2タイプのちょうどいい】 ホンダ新型フリード先行公開 「エアー」/「クロスター」を設定
【2タイプのちょうどいい】 ホンダ新型フリード先行公開 「エアー」/「クロスター」を設定
AUTOCAR JAPAN
メガーヌR.S.の最終モデルと人気のカングーを展示! アルカナの試乗もできます! ルノーブース出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
メガーヌR.S.の最終モデルと人気のカングーを展示! アルカナの試乗もできます! ルノーブース出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
【ドライブグルメ】関越自動車道・高坂SA(上り)で、埼玉の食材を使った渾身のグルメを味わう
【ドライブグルメ】関越自動車道・高坂SA(上り)で、埼玉の食材を使った渾身のグルメを味わう
Webモーターマガジン
8年ぶり全面刷新! ホンダ新型「フリード」初公開&6月発売! まるで“ミニ”ステップワゴン!? シエンタライバルは何が変わった? みんなの反響は
8年ぶり全面刷新! ホンダ新型「フリード」初公開&6月発売! まるで“ミニ”ステップワゴン!? シエンタライバルは何が変わった? みんなの反響は
くるまのニュース
アンシスがAIを活用したバーチャルアシスタント「AnsysGPT」のリリースを発表
アンシスがAIを活用したバーチャルアシスタント「AnsysGPT」のリリースを発表
レスポンス
6人全員が快適に過ごせる夢のような最上級ミニバン降臨! レクサスLMに6座モデルを追加
6人全員が快適に過ごせる夢のような最上級ミニバン降臨! レクサスLMに6座モデルを追加
WEB CARTOP
【ストリーモ】特定小型原付モデル「ストリーモS01JTA」を5/31まで580台限定販売!
【ストリーモ】特定小型原付モデル「ストリーモS01JTA」を5/31まで580台限定販売!
バイクブロス
【ハーレー】最新モデルが試乗できる! 6/1・2に横浜で開催される「BLUE SKY HEAVEN 2024」のバイクプログラムを発表
【ハーレー】最新モデルが試乗できる! 6/1・2に横浜で開催される「BLUE SKY HEAVEN 2024」のバイクプログラムを発表
バイクブロス
【GASGAS】試乗でオリジナルグッズがもらえる「GASGAS テストライドフェア」を5/11~6/2まで開催!
【GASGAS】試乗でオリジナルグッズがもらえる「GASGAS テストライドフェア」を5/11~6/2まで開催!
バイクブロス
高速道路で見かける「謎のスペース」何のため? ちょっと「休憩」に使っても大丈夫? うっかり“違反”にならない「正しい使い方」とは
高速道路で見かける「謎のスペース」何のため? ちょっと「休憩」に使っても大丈夫? うっかり“違反”にならない「正しい使い方」とは
くるまのニュース
立川祐路がスーパー耐久富士公式テストに参加。「楽しんで走れたら。僕らは賑やかしで出ます(笑)」
立川祐路がスーパー耐久富士公式テストに参加。「楽しんで走れたら。僕らは賑やかしで出ます(笑)」
AUTOSPORT web
そんなクルマあったっけ……なインテグラのご先祖! 1代で姿を消した不人気5ドアハッチ「クイント」とは
そんなクルマあったっけ……なインテグラのご先祖! 1代で姿を消した不人気5ドアハッチ「クイント」とは
WEB CARTOP
レクサスが最上級ミニバン「新型LM」発表! 全長5.1mで「超豪華3列シート」採用! 新たに「6人乗りモデル」が追加に 1500万円
レクサスが最上級ミニバン「新型LM」発表! 全長5.1mで「超豪華3列シート」採用! 新たに「6人乗りモデル」が追加に 1500万円
くるまのニュース

みんなのコメント

2件
  • 「かつてはミナルディのようなチームがあった。こうしたタイプのチームは、優秀な若手をF1に導く助けをする上で素晴らしい仕事をしていた」
    今もルノー系以外には有るじゃないか。

    「我々には若手ドライバープログラムがあるが、現在のところ素晴らしい才能の持ち主たちを抱えているものの、彼らをどのようにF1に参戦させるか完全に明確にはなっていない」
    メルセデスやレッドブルの育てた人材を引き抜いてシートに据えてるからだろ。

    どーゆー脳の造りしてんだよ。
  • >1年間控えにまわったオコンは、ようやく今年3月にルノーから復帰を果たす。

    1年浪人しても、ルノーにしか乗れない現状。

    新規参入よりも、1チーム3台エントリーを認めるほうがよい。
    コンストラクターズポイントは上位2台までに与えられ、3台目は別カラーリングもOK
    とすれば、スポンサーも付きやすいのでは>
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村