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レクサス ESをマイナーチェンジ。車両価格はほぼ据え置きで、上質さを深化させて新たな価値を付加

掲載 更新 25
レクサス ESをマイナーチェンジ。車両価格はほぼ据え置きで、上質さを深化させて新たな価値を付加

2021年8月26日、レクサスはアッパーミドルセダンのESをマイナーチェンジして発売した。日本仕様のバリエーションは従来型と同じES300hのみで、Fスポーツも設定されている。

静粛性や乗り心地の向上を実現。デザインもさらに進化
初代のESは、レクサスのフラッグシップであるLSとともに1989年にデビューしたアッパーミドルセダンだ。ただし日本市場への導入は、2018年に発表された現行型からとなっている。これまでに80以上の国や地域で累計約278万台を販売した、レクサスラインアップの基幹モデルでもある。

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今回のマイナーチェンジでESは優れた静粛性と乗り心地を実現させ、快適性を磨き上げている。また、あらゆる走行シーンで減速/操舵/加速をシームレスに繋げる気持ち良さなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答性を追求した。

具体的には、以下のような改良がなされている。

●リアサスペンションのメンバーブレースを1枚板から2枚の板を合わせた構造に変更して剛性を向上。
●Fスポーツに新型のアクチュエーターを用いた最新鋭のリニアソレノイド式AVS(アダプティブ バリアブル サスペンション)を採用。
●電子制御ブレーキシステムの制御定数を変更し、ブレーキのコントロール性を向上。

エクステリアではフロントマスクのデザインを変更。スピンドルグリルは、大小/向きの異なるL字型ユニットの集合体で構成された縦基調のメッシュパターンを採用。ヘッドライトユニットは形状こそ変更されていないものの、デイタイムランニングライトやウインカーなど内蔵される光源の意匠を変更している。また、グレードによって標準搭載されるヘッドライトは異なり、単眼ライトは新小型ユニットに、そして3眼ライトはブレードスキャンAHS(アダプティブ ハイビーム システム)となる。

インテリアでは、マルチメディアシステムをタッチパネル化。ディスプレイをドライバー側に約100mm近づけ、角度を約5度傾けてドライバーの手が画面隅まで届くように配置されている。オーナメントの加飾にはウオールナット素材を採用し、新開発の墨ブラックとダークブラウンを採用している。

Fスポーツでは、前述のリニアソレノイド式AVS(アダプティブ バリアブル サスペンション)の採用で上質な乗り心地と操舵応答性や安定性を両立。専用の19インチ アルミホイールはフロントグリルとマッチするツヤのある黒色とした。また、「LEXUS」ロゴ入りのオレンジ塗装ブレーキキャリバーを日本限定仕様として設定した。

先進予防安全技術では、進化した「レクサス セーフティシステム+」を採用。従来の「単眼カメラ+ミリ波レーダー」の構成はそのままに、交通事故や事故死傷者のさらなる低減と、ドライバーの負担低減を目指し、緊急時操舵支援などの機能追加や車線認識性能の向上を実現。運転支援時にドライバーにとって自然で安心感のある車両挙動を追求した。

また、RXやLXで採用したブレードスキャンAHSの採用により、従来のAHSより細かい遮光が可能で、ハイビームの照射範囲を広げることで対向車や先行車を眩惑することなく歩行者や標識を認識することができる。

さらに、デジタルアウターミラー、デジタルインナーミラーともにカメラをアップデートし、LEDのチラつきを大幅に低減するとともに画質を向上させ、昼夜ともに優れた視認性を実現している。

パワーユニットは従来型と同じ、2.5L 直列4気筒ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステム。トランスミッションは電気式無段変速機で、駆動方式は2WD(FF)のみとなる。

グレードと車両価格(税込)は、以下のとおり。価格は、従来型からほぼ据え置かれている。

■レクサス ES ラインアップ
ES300h:599万円
ES300h Fスポーツ:651万円
ES300h バージョンL:715万円

[ アルバム : レクサス ES マイナーチェンジ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

25件
  • ウィンダム?
  • ES、特に輸入車価格のインフレ著しい今日この頃、サブプレミアムの高級セダン狙うならば、圧倒的にバリュー・フォー・マネー優れていると思います。
    エクステリアはスタイリッシュで、インテリアは上質。
    品質や信頼性に至っては、誰も心配すらしないでしょう。

    ベンツだと、新しいCクラスの1500CC最低グレードで乗り出し700万円、
    FFかつ、中も外も走りもオモチャみたいなCLAでも600万円してしまいますからね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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