車種別・最新情報 [2022.03.04 UP]
新型ステップワゴン徹底チェック【購入ガイド】実践編
全グレードの価格判明!
装備&機能を徹底チェック
今年のミニバン戦線において、ノア&ヴォクシーと共に主役を張るのがホンダ・ステップワゴンだ。正式発売は5月だが、すでにディーラーでは事前予約が始まるなど、事実上の商談がスタートしている。ここでは本誌が販売店取材等で掴んだ最新情報を一挙公開しよう!
●文:渡辺陽一郎
【SCOOP】ガソリン車/ハイブリッド車ともに3タイプのグレードを設定、正式発売は5月を予定!
HONDA 新型ステップワゴン購入ガイド実践編
パワートレーン設定は
ターボとe:HEVの2本立て
新型ステップワゴンの発表は2022年の5月26日で、27日には納車を伴う発売となる。これに先立ち、販売店では2月5日から価格を公表して来店するユーザーへの告知も始めたようだ。
新型のパワーユニットは、2ℓハイブリッドのe:HEVと1.5ℓターボだ。駆動方式は、e:HEV車は前輪駆動のFFで、ターボ車は4WDも選べる。グレードはe:HEV車とターボ車の両方に、リラックス感覚を重視するシンプルなエアー、内外装が上質なスパーダ、最上級のスパーダプレミアムラインを設定している。
シートの設定は、2列目がセパレートタイプの7人乗りが基本で、ベンチシートの8人乗りは2万2000円高くなる。一般的にはセパレートシートの方が価格は高くなるが、ステップワゴンやフリードは逆の設定だ。大半のグレードで両方のシートを選べるが、スパーダプレミアムラインは7人乗りのみになる。
各グレードの価格(FF車の7人乗り)は、ターボ車のエアーが最も安く299万8000円、スパーダは325万7100円、スパーダプレミアムラインは346万2800円だ。e:HEV車は、エアーが338万2500円、スパーダは364万1000円、スパーダプレミアムラインは384万6700円になる。
e:HEV車の価格は、ターボ車の同じグレードよりも38万円ほど高い。先代はe:HEV車がターボ車に比べて約50万円高かったから、新型は割安な設定になったといえるだろう。
エアーも十分な内容だが
スパーダが一番美味しい
基本的な装備は、エアーを含めて全グレードとも充実している。衝突被害軽減ブレーキと運転支援機能を併せ持つホンダセンシング、フルLEDヘッドライト、両側スライドドアの電動機能、アルミホイールなどは全車に標準装着されている。
中間グレードのスパーダは、内外装の専用加飾に加えて装備も充実する。エアーの内容に加えて、後方の並走車両を知らせるブラインドスポットインフォメーション、メモリー機能付きパワーテールゲート、2列目のオットマン(7人乗り)、前席シートヒーターなどが加わり、シート生地も上級化される。そのためスパーダの価格はエアーよりも25万円ほど高い。
最上級のスパーダプレミアムラインには、スパーダの装備に加えて、ハイビーム状態を保ちながら対向車などの眩惑を抑えるアダプティブドライビングビーム、2列目シートヒーターなどが加わり、内装も上級化する。アルミホイールは17インチ化され、スパーダプレミアムラインの価格は、スパーダよりも20万円ほど高い。
以上の内容から考えると、スパーダは需要の多い装備を採用しながらも価格は割安に抑えた設定だ。安全性を考えるとブラインドスポットインフォメーションは必要で、前席シートヒーターとオットマン機構も快適性を高める。パワーテールゲートも人気の装備だ。価格はエアーよりも高くなるが、それ以上の価値が加わると思う。
パワーユニットは、加速が滑らかで燃費性能も優れ、新型になって価格を割安に抑えたe:HEV車が注目される。ただし予算が超過する時は、ターボ車のスパーダも検討したい。
新型ステップワゴンは、ノア&ヴォクシーとの競争を避ける意図もあり、内外装をリラックスできる自然な雰囲気に仕上げている。その意味でスパーダよりもエアーが主力グレードと受け取られるが、安全性を高めるブラインドスポットインフォメーション、オットマンなどはエアーには装着できない。今後はメーカーオプションを追加したり、エアーをベースにした充実装備の特別仕様車を追加する可能性もあるだろう。スパーダプレミアムラインのアダプティブドライビングビームも、安全性を高めるから全グレードで選択可能にして欲しいところだ。
エクステリア
SPADA スパーダ
先代はエアロ仕様という意味合いが強かったスパーダだが、新型は装備と価格のバランスに優れた標準仕様という位置付けになるようだ。ちなみにスパーダの豪華仕様としてプレミアムラインも用意される。
AIR エアー
エアーはシンプルな顔つきからも分かるように、ステップワゴンの実用キャラを濃密に受け継ぐベーシックグレード。装備に関しても実用利便系は充実するなど、チープさを微塵も感じないのは嬉しいポイントだ。
インテリア
SPADA スパーダ
プレミアムラインのキャビンは、専用のインテリア&シートが奢られる。インパネやドアパネルには、レザレットが用いられるなど、所有欲を満たす工夫が注がれている。
シート素材はプライムスムース・ブラックを採用。7名乗り車のセカンドシートには、ロングスライド機構が組み込まれたキャプテンシートが装着される。
キャプテンシートにはオットマン機構が標準装着。快適性向上の工夫が盛り込まれていることも新型の大きな特徴になる。
ハイブリッド車のシフトセレクターはボタン式。すっきりとしたコンソールに仕立てられている。
AIR エアー
高精細表示に対応している11.4型モニターを備えたナビ。ディーラーOPになるが、装着したい装備の一つ。9インチと8インチも設定。
エアーのシートはベージュ系が基調色。サードシートはやや小ぶりだが、居住性は先代同様と考えていいだろう。
ガソリン車のシフトレバー。空調関連や電動パーキングブレーキなどのスイッチ類も集約されている。
ミニバンの基本アレンジの一つになるフルフラットもご覧のとおり。多彩なシートアレンジも健在だ。
通常時の荷室はそれなりの広さだが、3列目シートは床下格納式なので、格納時は十分なスペースが確保されている。
新型ステップワゴン『ベストグレードはこれだ!』
ターボ車も悪くないが
1番のオススメは
スパーダのe:HEV車
普通のユーザーにオススメしやすいのはスパーダのe:HEV車だ。価格は364万1000円(7人乗り)だが、新型のe:HEVは先代に比べると割安感があり、さらにスパーダにはブラインドスポットインフォメーション、パワーテールゲード、2列目シートのオットマンなど人気の装備も標準装着される。アルミホイールはエアーと同じ16インチだから、最小回転半径も5.4mに収まる(スパーダプレミアムラインの17インチは5.7m)。
価格が高すぎると感じるならばターボ車を検討してもいい。エアーのターボ車でも、ホンダセンシングや両側スライドドアの電動機能、フルLEDヘッドランプ、アルミホイールなどは標準装着して、価格は300万円以下だ。新型ステップワゴンは、全長が4800mm、全幅も1750mmと大柄になったため居住空間も広い。実用装備の充実とターボエンジンの搭載も考えるとエアーにも買い得感を感じる。
【SCOOP】新型ステップワゴン グレード別 主要装備
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みんなのコメント
ハイブリッドに4WD無しってマジだったのかっ!
検討する選択肢にも入らん!
大きかろうが高かろうが、小さかろうが安かろうが、e:HEVにAWD出せない時点でアウト〜っ!
バッテリーの積むスペースが無いなら、三列目を左右跳ね上げにするとか?一列目3人二列目3人乗車にするとか?昔のジープみたいに三列目は向かい合わせとか、何か考えろよ!
ワクワクゲートも復活させてなっ!