メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、現F1会長のチェイス・キャリーが任期を満了し、この業界から去った場合の後任候補であると言われている。
パリで行われた2021年の新規則に関する会議に出席したルイス・ハミルトンは、今後このスポーツが誰によって、どのように運営されるべきかについて、自身の見識を述べた。
■ハミルトンは“史上最高の”ドライバーになるかもしれない……メルセデス代表が語る
「F1全体の中で、トトより優れた”監督”がいるとは思わない」
「ただファンの視点から見ると、最終的な判断を下すべきポストに(ウルフが)ついた場合には、これは僕の意見だけど……偏りが出ると思う」
「このスポーツにはジャン・トッド(FIA会長)がいて、僕は彼のレベルもわかっているが、彼が長年赤いチーム(フェラーリ)にいたというのもまた事実だ。彼が朝起きたときに赤いシャツと銀のシャツがあったら、おそらく彼は赤い方を着るだろう。意味がわかるよね? 僕がベッドから出る時も、44番(のシャツ)と6番(のシャツ)があったら44番を選ぶよ!」
「そしてトトは長い間、メルセデス一筋で働いてきたんだ」
「それが経営陣の判断であれば最善なのだと思うけど、これらにおける最高の選択は外部の人間だと思う。完全に中立で、フェラーリについて知らないような人間だ」
また、パリでのミーティングで学んだことについて説明を求められたハミルトンは、チームの影響力が大きすぎる点をあげた。
「最終的にはFIAだと思う。彼らは統治機関だから、全ての決断を下す必要があるんだ。個人的な意見だけど、チームはそこに関与するべきではない。なぜならチームは単に自分たちのことを考えているからだ。彼らは自分たちの利益のために駆け引きをするだろう」
「賢明な人間が集まったFIAの唯一の仕事は、リバティとともにこのスポーツを再び素晴らしいものにすることなんだ」
「誰を(トップに)起用するかどうかに関わらず、力を持ち、正しい決断を下すべきなんだ。今のところ、彼らは必ずしも正しい答えを持っているとは限らない」
ハミルトンはまた、パリでの会議の中でマシンの最低重量の増加について話が及んだことを明かし、それに対する不満を述べた。
「マシンをより重くすることについて話していて、困惑した。なぜマシンを重くする必要があるんだ?」
「マシンは僕がこのスポーツにデビューして以来、既に130kg重くなっているんだ。彼らがわかっていないのは、マシンにはこれまでで最高のブレーキがあるということだ。重くなることでオーバーヒートしてしまうと、ブレーキングゾーンが素晴らしいものではなくなってしまう」
「マシンをさらに30kg重くしてしまうと、ブレーキとマシンの性能が低下してしまうし、リフトアンドコーストをして、燃費走行をすることが必要になってしまう。全てのことに、ドミノ倒し的に影響が出てしまうんだ。ただ、今ドライバーがその(議論の)中にいると、多分ノイズが大きくなってしまうだろうね」
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