レクサス、「IS F」をほうふつさせる5L V8エンジン搭載の「IS500」日本導入を発表。ファーストエディションは500台限定の抽選販売

レクサスは2022年7月21日、FRスポーツセダンの「IS」に5L V8エンジンを搭載した「IS500 F SPORT Performance」を、2022年8月25日より日本国内に導入すると発表した。
 
すでに北米市場専用モデルとして販売していたものだが、大出力や官能的なサウンドを求める国内の声に応えた形だ。

 
日本国内導入にあたり、特別仕様車「F SPORT Performance First Edition」を500台限定で抽選販売する。抽選の申し込みは2022年8月25日～9月15日まで販売店で受け付け、9月下旬より商談を開始する。
 
また、IS500の通常モデルの販売は2022年冬以降に案内予定とのことだ。
 
 
さらなるパワーと官能サウンドを求める向きに
 
ISは1999年の初代モデル誕生以降、コンパクトFRスポーツセダンとして「クルマを操る楽しさ」を追求してきた。レクサスの乗り味の礎となるべく進化を続け、運動性能の高さとスポーティなデザインで好評を得ている。2020年11月には、さらなる走り味「レクサス ドライビング シグネチャー」を追求し、大幅改良を実施。トヨタがもっといいクルマづくりを目指し開設したToyota Technical Center Shimoyama（下山テストコース）で鍛え上げ、2021年には国内で年間1万台以上を販売している。
 
そこで、2022年6月に発表した次期型レクサスRXに設定する「RX500h F SPORT Performance」同様に、従来のF SPORTパッケージの仕様に加えて、パワートレーンを強化したパフォーマンスモデルとして「F SPORT Performance」パッケージをIS500に新規設定。走る喜びなどに新たな魅力を提供することで、ユーザーの多様なニーズやライフスタイルに応えることを目指す。
 
今回導入するIS500 F SPORT Performanceは、Ｖ型8気筒5Lエンジンを搭載し、最高出力は354kW（481ps）、最大トルク535Nmを発揮する。伸びやかで気持ちのいい加速感や感応的なサウンドを追求したという。
 
走行性能に関しては、AVSやEPSにチューニングを施し、リヤに「パフォーマンスダンパー」を追加することで、さまざまなドライビングシーンに応じた優れた乗り心地と小銃安定性を実現。さらに、ブレーキにはフロントに356mm、リヤに323mmの大径ブレーキローターを採用することで制動力を向上させている。
 
デザイン面では、大排気量のV8エンジンの存在を感じさせるフード造形や専用ブラックキャリパー、4連エキゾーストマフラーなどにより力強さと迫力を際立たせている。
 
IS350 F SPORTモデルからのおもな変更点（プロトタイプ）
 
■エクステリア
・エンジンフード（意匠変更）
・フロントフェンダーパネル（意匠変更）
・フロントバンパーガーニッシュ（意匠変更）
・リヤバンパーガーニッシュ（意匠変更）
・4連エキゾーストマフラー
・専用アルミホイール（新規設定）
・専用ブラックキャリパー
・外板色追加設定（チタニウムカーバイドグレー）
・F SPORT Performance専用エンブレム
 
■インテリア
・8インチTFT液晶メーター専用オープニング
・スカッフプレート（フロント：F SPORT Performance専用ステンレス〈F SPORTロゴ〉）
・F SPORT専用ウルトラスエード（ブラック）／F SPORT専用L texスポーツシート（運転席ポジションメモリー／運転席・助手席ベンチレーション機能付き）
・F SPORT専用ウルトラスエード（ドアトリムアームレスト／メーターフード／フロントコンソール上部／ニーパッド〈フロントコンソールサイド〉／シフトノブ
・F SPORT専用ウルトラスエード／F SPORT専用ディンプル本革ステアリング〈パドルシフト付き〉
 
■パフォーマンス
・V型8気筒5Lエンジン搭載
・AVS／EPS変更（制御定数変更）
・コイルスプリング変更（ばね定数変更）
・リヤに「パフォーマンスダンパー」を追加
・トルセンLSD（リヤディファレンシャルギヤ）
・大径ブレーキローター（フロント：356mm／リヤ：323mm）
 
 
特別仕様車F SPORT Performance First Editionのおもな装備（プロトタイプ）
■エクステリア
・特別仕様車専用19インチ鍛造アルミホイール（BBS製マットブラック塗装）
・ドアミラー（特別仕様車専用ブラック塗装）
 
■インテリア
・特別仕様車専用アッシュ〈オープンフィニッシュ／ベンガラ〉＋F SPORT専用ディンプル本革ステアリング（パドルシフト付き）
・特別仕様車専用オーナメントパネル〈オープンフィニッシュ／ベンガラ〉
・特別仕様車専用シート（ブラック×ブラウンパーフォレーション／ブラウンステッチ）
・F SPORT Performance First Edition専用プレート
 
［新型IS500主要諸元（プロトタイプ）］
〈 〉内はIS350比
全長：4760mm〈＋50mm〉
全幅：1840mm
全高：1435mm
ホイールベース：2800mm
パワートレーン種類：5L V型8気筒エンジン
最高出力：354kW（471ps）／7100rpm
最大トルク：535Nm（54.5kgm）／4800rpm
タイヤサイズ：前235/40R19、後265/35R19
 
〈文＝ドライバーWeb編集部〉

Comments

大排気量ガソリンエンジンのスポーツカーを新車で買えるのももう最後かも知れませんね…。
ISはベース車も大規模MCで飛躍的にカッコ良くなり魅力が増した。これは購入できる方が羨ましい！

貴重なミドルセダンFR
今は低迷期かもしれないけど、今後も廃盤にはしないで欲しい