ロス・ブラウンは2022年を最後にF1のモータースポーツ部門のマネージングディレクターを退任した。ただ、今後も求められれば助言などを行なっていく意向だという。
ブラウンは長くチーム側の立場からF1に関わり、2009年には自身の名前を冠するブラウンGPでダブルタイトルを獲得するなどF1界に名前を残してきた。
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その後、一時はF1から離れていたがリバティ・メディアによるF1買収後に彼はマネージングディレクターの役割を引き受け、F1の運営側に回ることになった。
そして様々な改革に携わった後、2022年をもって彼はマネージングディレクターの役割を退任した。しかし、完全にF1の世界との繋がりを持たなくなるわけではない。ブラウンはF1側が将来的に助けを必要としたなら、自分にできる助言などは行なうつもりだと語った。
「(F1への)興味は持ち続けるだろう。ステファノ(ドメニカリ/F1CEO)とは非常に良い友人関係だし、彼には携帯電話の電源はオンにしておくと伝えてあるんだ」
motorsport.comに対し、ブラウンはそう語った。
「もし私に何か手伝えることがあり、そのことで時間を占有されないなら、喜んで手伝おう。ただ、積極的な役割というよりも、かなりアドバイザーとしての役割が強くなるだろうね」
ブラウンは長いF1界での経験から、グランプリの魅力をより理解できるようになったとも語っており、F1グランプリが他のスポーツには真似できない要素をもたらしていると話した。
「F1は素晴らしいスポーツだ。テクノロジーとドライビングの才能が素晴らしい形で組み合わさっている」
「素晴らしいドライバーをダメダメなクルマに乗せることもあれば、平均的なドライバーを素晴らしいクルマに乗せることもある。そして時には最高のドライバーが最高のクルマを走らせることもある。そして、この要素はシーズン中に変化するんだ」
「ほとんどのスポーツ、例えばテニスや陸上を考えてみると、誰か決まった頂点がいる傾向にある。その人物が休まない限り、他の人が打ち負かすのは非常に難しい」
「しかしF1では、勝っているところが……もちろん支配的な時期があったことも分かっているが、誰かが大きくマシンを進歩させると、突然勝てなくなることもある。そういったダイナミズムが、常に存在するんだ。それ以外にも、コースの違いという要素もある」
「だからF1はユニークなスポーツだと思うし、かなり率直に言えばF1が過去数年低迷していた時期を経て人気が高まっているのを見るのは、非常に嬉しいことだ」
さらにブラウンはリバティ・メディア主導のもと、F1人気が拡大したことを素晴らしいと感じており、今後もファンを楽しませてくれることを期待していると語った。
「我々は成長を見せたこの情熱を、守りそして維持していく必要があると思う」
「ただ、私はここで別れることになる。今のF1には非常に満足しているんだ。ここにたどり着くために、これまでにやってきたことを忘れず、そして確実に前進し続けてほしい」
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