プジョーは2023年のル・マン24時間レースのハイパーポールへの進出に失敗。この事態には、チーム側も失望を隠せていない。
6月7日に行なわれたル・マン24時間レースの予選で、世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスに参戦するプジョーはクラス10番手、11番手タイムを記録。翌8日に行なわれるハイパーポールへの進出は上位8台となるため、彼らはここでノックアウトとなった。
■ル・マン24時間|予選はフェラーリがワンツー。謎の性能調整背負うトヨタ2台も続き、ハイパーポール進出
プジョーは昨シーズン途中からル・マン・ハイパーカー(LMH)9X8を2台体制で参戦しているが、今季からハイパーカークラスにフェラーリ、ポルシェ、キャデラックも参戦。ハイパーポール進出も安泰ではなくなっていた中、ノックアウトという結果に終わってしまった。
この状況について、プジョーのモータースポーツ部門の責任者であるジャン-マルク・フィノは、期待していたものではないと語った。
「我々はレースごとに前進しているが、まだペースは期待しているようなレベルには達していない」
フィノはそう語る。
「先頭を走るライバルたちに追いつくために、我々もより良い仕事をしなくてはならない」
また予選では、首位となったフェラーリ50号車が記録した3分27秒546から、93号車9X8が2.3秒、94号車が2.6秒の差をつけられていた。
ただ、フィノはこの結果は前戦スパと比較して、改善を示すものだと語っている。
「スパで我々は(1ラップあたり)2分の中、2秒差だった。そしてここでは3分半のラップで、2秒差だった。つまり我々は改善している」
さらにフィノはフリー走行から予選までの間に「ライバルが我々より良い仕事をした」と付け加えている。
なお93号車のミケル・イェンセンは、ピークを過ぎたタイヤを履いてトップ10に入れたこともあり、満足している部分もある様子だった。
「マシンの能力を最大限引き出すことができたと思う。でもラップをまとめ上げて、僕らのペースを示すチャンスを得ることができなかった」
「僕のベストラップは、フォードシケインでGTマシンに妨げられてしまったし、アタック2回目もフィニッシュラインから1秒というところで赤旗が出てしまった」
「ベストなアタックができていれば、3分26秒台が出ていただろう。でも、ハイパーポールに進出できたかどうかは、分からない」
因みに今年のル・マン24時間レースでは、直前になり新しい性能調整が発表された。
トヨタ、フェラーリといったライバルが大きく最低重量の引き上げを受ける中、プジョーは調整を受けていないメーカーのひとつとなっている。
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みんなのコメント
決勝が始まれば他のチームにペナルティと失格連発して優勝させてくれるよ。
プジョーはF1の周みたいに「シミュレーション」すればいい。