マルク・マルケスはホンダを2023年限りで離脱しドゥカティ陣営のグレシーニへと移籍する。この移籍が上手く行かなかった場合、マルケスは批判を受け入れるつもりだという。
ホンダでの苦戦が続いたマルケスは、2024年まで続くはずだった契約を早期に終了させることで合意し、来季はグレシーニへ移籍することを決めた。多額の違約金を支払い、慣れ親しんだホンダでの環境も全てかなぐり捨ててのこの移籍を、マルケスは自分がまだ競争力を発揮できるかどうかを理解するために必要なモノだと述べていた。
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最終戦バレンシアGP後に行なわれたポストシーズンテストで、マルケスは初めてドゥカティのマシンを走らせた。そしてたった数時間のうちに速さを発揮し始め、最終的にトップから0.171秒差の4番手タイムを記録して日程を終えた。
来季に向けて期待の声も高まっているが、マルケスはドゥカティ陣営への移籍が上手く行かない可能性はあると認めている。そして、もしそうなった場合、批判は受け入れる覚悟だとmotorsport.comに語った。
「ああ、もちろんその(上手く行かない)可能性はある。それにいくつかの疑問もある」
11月初旬、motorsport.comのインタビューでマルケスはそう答えた。
「決断を下した今ですら、僕も疑問はある。上手く行かない可能性はあるんだ」
「でも最後に引退するときには、キャリアを通じて全てを試したおかげで静かに引退できるだろう。それで、僕は自分が正しいと感じることをしたんだ」
「ホンダに留まって『いや、それは選ばない。成功しなかったら皆が僕を批判するだろう』とウジウジしていたかもしれない」
「でも、僕はこの移籍が成功しなかったとしても、受け入れるよ。批判も受け入れるし、全てを受け入れるつもりだ」
「だけど少なくとも、できることを試したうえだから、静かに引退できると思う」
「僕はそういう男なんだ。ホンダに留まれば快適だっただろうし、95%のライダーはホンダに留まっていただろうね」
「何故か? 給料は良いし、プレッシャーは無い。今はバイクを開発していて、『OK、今回のレースは良くなかった。でも開発の最中だからね』と言っておけばいいからだ」
「残留は簡単だった。でも僕はそうしたくなかった。僕は勝者であり、”キラー”なんだ。トップを争えるように、全力を尽くすよ」
またマルケスに、新シーズンに向けてこれまで以上にプレッシャーを感じているのかと聞くと、彼はこう答えた。
「僕の仕事は、忘れようとすることや行動すること、そして全ての期待を自分の内側に留めることにある」
「全レースで勝つだろうとか大きな期待を抱かれていることや、壊滅的なことになるだろうとか言われていることは知っている」
「でも結局のところ、発表した時に言ったことだけど、バイクを試す前から期待を抱くことはできないと繰り返し言ってきた」
「そして、僕の今のメインターゲットはコース上でまた楽しめるようになることなんだ。また楽しむことができれば、キャリアをもっと続けることができる」
「もし楽しめないようなら、あまり長くは続かないだろう。だからそれが主な目標なんだ」
「バレンシアでバイクを試して、マレーシアのプレシーズンテストに参加して、それで自分の立ち位置が分かるだろう」
「ただ、特定のバイクに11年間乗ってきた僕のライディングスタイルを、別のバイクに適応させるのは難しいことだろうし、同時にいい挑戦になってくるだろうね」
「ベストを尽くすつもりだし、(グレシーニは)僕が求めていた家族的なとても良いチームだと信じている。巨大なチームではないだろうけど、家族的なチームで取り組んで、レースというものを再び楽しもうとしているんだ」
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