現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダが「アルファード」対抗で新型オデッセイ復活へ 中国向け新型「エリシオン」を2023年にも国内導入か

ここから本文です

ホンダが「アルファード」対抗で新型オデッセイ復活へ 中国向け新型「エリシオン」を2023年にも国内導入か

掲載 更新 99
ホンダが「アルファード」対抗で新型オデッセイ復活へ 中国向け新型「エリシオン」を2023年にも国内導入か

■「アルファード」に刺客!? 新型「エリシオン」国内導入を検討か

 ホンダは埼玉製作所 狭山工場の閉鎖に伴い、2021年12月末に上級ミニバン「オデッセイ」の生産を終了しました。トヨタが上級ミニバン「アルファード」の人気を独占するなか、ホンダに対し復活を要望する声も少なくないといいます。
 
 海外では引き続き生産されているオデッセイの上位モデル「エリシオン」が、2023年にも日本へ新型オデッセイとして導入される可能性があるといいます。

【画像】「アルファードより豪華!」国内導入間近!? ホンダ最上級ミニバン「エリシオン」の内外装写真を見る(53枚)

 ホンダの3列シートミニバンラインナップの中で「フリード」「ステップワゴン」の上位ポジションに位置する上級モデルのオデッセイ。

 1994年の初代モデルから25年以上の歴史を持つ老舗のブランドで、2014年登場の現行型で5代目となります。

 デビューから丸6年が経過したとはいえ、2020年11月に内外装のデザインを改めるかなり大規模なマイナーチェンジを実施し、リフレッシュされたばかりでした。

 翌2021年の1年間には2万1148台(月/約1762台平均)を販売し安定した人気を集めていただけに、突然の生産終了発表には、多くのホンダファンから嘆きの声が聞かれました。

 なお2022年7月末現在、ホンダの公式WEBサイト上にはまだオデッセイの新車紹介ページが残っています。

 ただしページ内には「※一部タイプ・カラーがお選びいただけない場合があります。詳しくは販売会社にお問い合わせください」との記載もあり、2021年中に生産された車両の在庫販売がおこなわれているのみとなっているようです。

 もちろんホンダでも、オデッセイ生産終了に対策を講じています。

 2022年5月にフルモデルチェンジしたミディアムクラスミニバンのステップワゴンに、外装のクロームメッキ加飾やシート素材の上質化などを図った上級仕様「スパーダ プレミアムライン」を設定し、オデッセイ代替ユーザーの受け皿としています。

 ただしホンダ関係者によると、ユーザーからはさらなる上級ミニバン復活希望の声も少なくないといいます。

 そのためホンダ社内では、ふたたび上級ミニバンを導入するための検討も密かに始まっている模様です。

 これには上級ミニバンであるトヨタ「アルファード」人気の高さも後押しとなっているといいます。

※ ※ ※

 実は現行型のオデッセイ(マイナーチェンジ版)とほぼ同等の仕様のモデルは、中国の現地合弁会社「広汽本田汽車」(広東省広州市)でいまも生産を継続しています。

 そればかりか、さらに内外装を上級仕様とした「エリシオン」も、同様に合弁会社「東風本田汽車」(湖北省武漢市)で生産されています。

 エリシオンはかつて国内でも、オデッセイの上位に位置する最高級ミニバンとして、2004年から2013年まで販売されていたネーミングですが、現行型オデッセイの導入に伴い国内では絶版となっています。

 いっぽう中国仕様のエリシオンは、2021年12月にマイナーチェンジを実施したばかり。

 全長4951mm×全幅1842mm×全高1711mm、ホイールベース2900mmの7人乗り仕様で、パワートレインには、2リッターアトキンソンサイクルガソリンエンジンと、高効率・高出力の2モーターハイブリッドシステムを組み合わせています。

 内装レイアウトは、2020年にマイナーチェンジした現行型オデッセイの仕様に準じ、7インチフル液晶メーターパネルや、10.1インチの大型センターディスプレイ、ジェスチャーコントロール・パワースライドドアなどを備えます。

 さらにシート素材などはオデッセイよりもさらに豪華な仕様となっており、日本には設定がなかった電動ダブルサンルーフも用意されています。

 ステップワゴンに上位グレードが設定されたいま、オデッセイを従来通りの仕様で再導入するよりも、豪華さを増したエリシオンを新規モデルとして発売したほうがインパクトもあります。

 なお中国で右ハンドル仕様を生産し輸入するのか、あるいは国内のホンダ製作所で再び生産されるのか、その詳細は現段階では不明。いずれにせよ、新型エリシオンの国内導入の可能性は非常に高いようです。

 なおネーミングについては、日本で成功している「オデッセイ」とし、改めて「ホンダ上級ミニバン復活」と打ち出す方向で調整されている模様。来年2023年中の導入を大いに期待したいところです。

こんな記事も読まれています

寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
寒いとバカっ速! ラスベガスで完勝ワンツーのメルセデス、懸念のグレイニングも一切出ず「不思議だね」とウルフ代表
motorsport.com 日本版
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
バイクのニュース
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
ベストカーWeb
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
WEB CARTOP
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
日刊自動車新聞
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
AutoBild Japan
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
くるまのニュース
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
VAGUE
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
motorsport.com 日本版
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
くるまのニュース
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
レスポンス
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
カー・アンド・ドライバー
荷台が“伸びる”ダイハツ「斬新軽トラ」登場! “画期的”発想の「超ロングボディ仕様」がスゴい! まさかの「実車化」果たした衝撃のモデルでWRCをサポート
荷台が“伸びる”ダイハツ「斬新軽トラ」登場! “画期的”発想の「超ロングボディ仕様」がスゴい! まさかの「実車化」果たした衝撃のモデルでWRCをサポート
くるまのニュース
新車で買える!? トヨタ「シエンタ“SUV”」がスゴイ! 5人乗り仕様もある「小型SUVミニバン」が台湾で人気すぎるワケとは
新車で買える!? トヨタ「シエンタ“SUV”」がスゴイ! 5人乗り仕様もある「小型SUVミニバン」が台湾で人気すぎるワケとは
くるまのニュース
「トイレに行きたいのですが…駐めちゃダメ?」 高速にある「謎のバス停」 SNSでは「一般車が進入していた」の声も どんなルールなの?
「トイレに行きたいのですが…駐めちゃダメ?」 高速にある「謎のバス停」 SNSでは「一般車が進入していた」の声も どんなルールなの?
くるまのニュース

みんなのコメント

99件
  • オデッセイは背の低い車じゃないとオデッセイじゃない。
  • オデッセイを一回り大きくしただけのデザインで王者に立ち向かうのは無理があるでしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

480.0516.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9544.0万円

中古車を検索
オデッセイの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

480.0516.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9544.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村