2020年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンは2月15日、SS5~7、16までの4SSが行われ、トヨタのエルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)がリードを広げ、自身通算2勝目、トヨタ移籍後初優勝へ大きく近づいた。総合2番手はオット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)、総合3番手はカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)だ。
2月13日に開幕したWRC第2戦スウェーデンは15日(土)に大会3日目、競技区間走行日としては2日目となるデイ2を迎えた。この日は14日(金)に走行した全4SSを再走する形で争われた。
前日の14日は気温が氷点下まで下がったことで路面が凍結し、ラリー・スウェーデン専用のスパイクタイヤが機能するコンディションだったが、同日夜から15日朝にかけての気温は氷点下には届かず。加えて、早朝には雪が降ったこともあり、前日からは路面コンディションが大きく変化したなかで争われた。
各SSでは凍結していないグラベル(未舗装路)セクションが多くなり、タイヤマネジメントスキルが問われる状況だったが、前日総合トップにつけていたエバンスのペースは衰えることがなく、SS5~6と連続でステージ優勝を飾る。
続くSS7ではフィニッシュ直前に「サンプガードが地面に触れ、嫌なタイミングでアンダーステアが出た」ことで、コースオフしかける場面もあったが無事に切り抜けフィニッシュ。ここでもステージ最速タイムを刻み、リードを16.9秒まで拡大している。
この日最後のステージとなったSS16ではステージ4位だったものの、ステージを制したティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)とは0.8秒差、総合2番手につけるタナクより0.3秒速いタイムでフィニッシュし、最終的なリードを17.2秒として大会最終日に臨む。
また、この日はオジエとカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)による総合3位争いが激化した。前日終了時点ではロバンペラが3.5秒差の総合3番手だったが、15日最初のステージだったSS5でオジエが0.1秒差まで接近すると、続くSS6でもオジエが上回り、1.8秒差で総合3番手を奪う。
しかし、続くSS8では今大会がWRCトップクラス参戦2戦目のロバンペラがシリーズ6度のチャンピオンであるオジエに反撃。18.94kmのステージでオジエに3.1秒差をつけてふたたびポジションを取り返してみせた。
この日最後のSS16ではオジエが気を吐きステージ2位を獲得した一方、ロバンペラはステージ8位とやや失速。最終的にオジエが総合3番手へ再浮上したもの、両者の差はわずか0.5秒だ。
総合5番手以下はエサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)、ヌービル、クレイグ・ブリーン(ヒュンダイi20クーペWRC)、テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)といったトップ8。勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)は首位エバンスと1分37秒4差の総合9番手だ。
2020年のWRC第2戦スウェーデン、大会最終日となる16日は当初2SSの走行が予定されていたが、気候条件の変化と道路保護の観点から、最初のステージ“リケナス1”はキャンセルされた。
そのため最終日はステージ上位5名にランキングボーナスが与えられるパワーステージのSS18“リケナス2”のみが実施される。SS18スタート時間は現地12時18分、日本時間で20時18分の予定だ。
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