90年代のデビューから現在に至るまで、ハリウッドのトップランナーとして走り続けているクエンティン・タランティーノ監督の長編2作目である『パルプ・フィクション』(1994年)。第47回カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞、第67回アカデミー賞では7部門にノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した、知る人ぞ知る存在だったタランティーノ監督の名を世に知らしめた傑作です。
ギャングの殺し屋であるヴィンセントとジュールス、ギャングのボスであるマーセルスと彼の愛妻ミア、落ち目のボクサーであるブッチと恋人のファビアンといった個性的な登場人物が時系列を前後させながら複雑に絡み合い、先の見えない展開を繰り広げるストーリーはタランティーノ監督の真骨頂と言えるでしょう。
女子高校生が「ザ・原宿バイク」と呼ばれた’80年代のオシャレな原付バイクに乗ってみました!
そんなストーリーに絶妙にマッチした魅力的な出演者も見どころです。主人公の一人であるヴィンセト・ベガを演じるジョン・トラボルタは、70年代の『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977年)や『グリース』(1978年)以降はしばらくヒット作に恵まれていませんでしたが、この映画で復活したと評されるほど、存在感のある演技を見せてくれています。愛妻ミアを演じたユマ・サーマンと繰り広げる『サタデー・ナイト・フィーバー』を彷彿とさせるダンスシーンは一見の価値ありです。
落ち目のボクサー、ブッチを演じているのは、先日惜しまれながら引退を表明したブルース・ウィリスです。映画公開時、ウィリスは39歳。それまでにも数多くの人気作に出演していた彼ですが、この映画ではにおい立つような男くささを漂わせた抜群の存在感を見せています。
そんな『パルプ・フィクション』に登場したバイクといえば、わずかな登場シーンながら強烈なインパクトを残したハーレーダビッドソンのFXRスーパーグライドです。
エンジン振動を抑えるためにラバーマウントを採用して1982年に誕生したFXRスーパーグライドは、そのフレームの形などが当時は受け入れられず、発売直後はそこまで大きな話題となる車種ではありませんでした。しかしその後、高剛性のメインフレームを持ち、ハンドリングに評価の高かったFXR系はクラブスタイルのカスタムを中心に知名度を上げてき、2008年のアメリカのドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』で人気が爆発します。
パルプフィクションが公開された1994年では、知る人ぞ知る存在だったと言えるFXRスーパーグライドですが、その存在感は見る人に大きなインパクトを与えています。ブッチがFXRスーパーグライドに乗り、恋人のファビアンと走り去っていくという、決して長くはない登場シーンですが、ストーリーのクライマックスに華を添えています。
ブルース・ウィリスの引退も衝撃的でしたが、タランティーノ監督も、あと1本となる10作目の監督作で映画監督を引退すると公言しています。多くのレジェンドたちが銀幕から去って行くなか、この機会に時代を変えたといわれるような名作映画をいま一度見直してみるのはいかがでしょうか。
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