現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > トヨタ・ヤリスが2020年2月発売スタート! 国産コンパクト市場の激戦化は必須

ここから本文です

トヨタ・ヤリスが2020年2月発売スタート! 国産コンパクト市場の激戦化は必須

掲載 更新 14
トヨタ・ヤリスが2020年2月発売スタート! 国産コンパクト市場の激戦化は必須

ホンダ・フィットの発売と同月に登場

 トヨタは、コンパクトカー「ヤリス」の発売を2020年2月10日より開始すると発表した。価格は139万5000~249万3000円。すでにホンダ・フィットは同月での発売開始を発表しており、国産コンパクトカー市場でガチンコ勝負が始まるのは必須だ。

【動画あり】新型「ヤリス」の3ドア版! トヨタがスポーツブランド「GR」仕様を初披露

 新型ヤリスは、日本国内ではヴィッツの後継モデルとなるコンパクトカー。日本市場ではブランニューモデルとなるが、もともとヴィッツの輸出仕様はヤリスというネーミングで販売されており、その名前を国内でも使うことにしたわけだ。つまり、ヴィッツがフルモデルチェンジして、ヤリスというネーミングで登場したといえばわかりやすいかもしれない。

 ヤリスは、コンパクトカーならではの「軽快なハンドリング」という強みを活かしつつ、「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマを目指して開発。コンパクトカー向けTNGAプラットフォーム(GA-B)を初採用し、軽量かつ高剛性、低重心なボディを実現している。

クラス世界トップレベルの36km/Lを実現

 搭載エンジンは、新開発の1.5リッター直列3気筒ダイナミックフォースエンジン、これにモーターを組み合わせたハイブリッドシステム(HV)、1リッター直列3気筒の3タイプ。トランスミッションは、CVT(HVはTHS II)のほか、1.5リッターには6速マニュアルを設定する。駆動方式はFFと4WDで、HVの4WDは後輪をモーターで駆動するE-Fourだ。

 燃費は、HVがクラス世界トップレベルとなるWLTCモード36.0km/Lを実現。1.5リッターモデルは19.2~21.6km/L、1リッターモデルが20.2km/Lと発表。ボディサイズは、全長×全幅×全高が3940×1695×1500(4WDは1515)mmの5ナンバーサイズで、全長4mを僅かに下回る取り回しの良さも見逃せない(フェリーの料金は全長1m単位で異なる)。

 さらに運転支援装備も充実。トヨタ初となる高度駐車支援システム「Toyota Teammate[Advanced Park(パノラミックビューモニター機能付)]」や、交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知対象とした最新の「Toyota Safety Sense」を採用。1.5リッターエンジン搭載グレードに標準装備する。

 くわえて、ラクに乗り降りできる「ターンチルトシート」といった便利機能をオプション設定。スマートフォンと連携する「ディスプレイオーディオ」は全車に標準装備される。

 そして、車いす収納装置を備える「ウェルキャブ仕様」も用意。基本的に標準モデルと同じグレード体系だが、HVには4WDのE-Fourの設定がなく、グレードも上位の2グレードのみ。6速マニュアル車の設定もない。

 新型ヤリスとのガチンコライバルとなるホンダ新型フィットは、現段階ではメカニカル的な詳細情報を発表していないが、エンジンは1.3リッターと1.5リッター、1.5リッター+ハイブリッドの3タイプと予想。ボディサイズも同等で、全長は4m以下というコンパクトカーの定石はキープしてくるだろう。

 運転支援システムに関してはホンダセンシングを全タイプに標準装備。グレード体系はシンプルなBASIC、本革ステアリングを装備する中間グレードHOME、撥水シートを採用しフィットネスをテーマにするNESS、ラグジュアリーなLUXE、アウトドアイメージのCROSSTARの5タイプを予定。価格は、現段階で公表されていない。

 とはいえ、ホンダの方が先に2月の発売を公表して、後を追うようにトヨタがヤリスの2月10日に発売を開始するということからも真っ向勝負を挑んでいることは間違いない。令和初の年度末商戦がどのような展開になるか楽しみである。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ルノー新型「5 Eテック」は約450万円から 英国仕様が発表、春に納車開始へ レトロな最新EV
ルノー新型「5 Eテック」は約450万円から 英国仕様が発表、春に納車開始へ レトロな最新EV
AUTOCAR JAPAN
レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
レクサス新型「“和製”スーパーカー」に反響多数! V8×超美麗ボディに「いつ登場する!?」「憧れる」の声も! 噂の「LF“R”!?」に期待高まる
くるまのニュース
通学向けに特化した専用設計 ヤマハ新型「PAS ULU」登場 バイクメーカーならではの設計が
通学向けに特化した専用設計 ヤマハ新型「PAS ULU」登場 バイクメーカーならではの設計が
バイクのニュース
いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
いまさら聞けない「水素自動車」って何? メリット/デメリット、課題とは 普及は実現可能か
AUTOCAR JAPAN
10年の休眠を経てシングルナンバーで路上復帰! 激レアいすゞ「ベレットGT」のファストバックに34年…2年がかりでリフレッシュ!!
10年の休眠を経てシングルナンバーで路上復帰! 激レアいすゞ「ベレットGT」のファストバックに34年…2年がかりでリフレッシュ!!
Auto Messe Web
ペダル踏み間違い時加速抑制装置、国連基準化 2025年6月義務化へ 日本発の技術が世界標準に
ペダル踏み間違い時加速抑制装置、国連基準化 2025年6月義務化へ 日本発の技術が世界標準に
日刊自動車新聞
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
レスポンス
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
くるまのニュース
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
日刊自動車新聞
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
くるまのニュース
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
バイクのニュース
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
レスポンス
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
日刊自動車新聞
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
レスポンス
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
motorsport.com 日本版
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら

みんなのコメント

14件
  • ホンダがほぼフィット一台でまかなうコンパクトカー市場を、トヨタはヤリス、アクア、パッソ、ルーミー・タンク、ライズで戦えることを考えると、ヤリスが旧来のヴィッツよりスポーティー路線に移行したのも納得できるかも。
  • 必須という表現に違和感があります。
    ここで使うなら必至じゃないの?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.1235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98.4318.0万円

中古車を検索
ヤリスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

150.1235.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98.4318.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村