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ポルシェのフル電動スポーツカーのタイカンにクロスオーバーSUVモデルの「クロスツーリスモ」を新設定

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ポルシェのフル電動スポーツカーのタイカンにクロスオーバーSUVモデルの「クロスツーリスモ」を新設定

EVスポーツモデルのポルシェ・タイカンにオールラウンダーを標榜する「クロスツーリスモ」が登場。日本での車両価格は1309万円~2024万円

 ポルシェ ジャパンは2021年3月5日、フル電動スポーツカーのポルシェ・タイカンにクロスオーバーSUVモデルの「クロスツーリスモ(Cross Turismo)」を設定し、同日より予約受注を開始した。

ポルシェのEVスポーツサルーン「タイカン」の後輪駆動モデルが日本での受注を開始

車種展開および車両価格は以下の通り。
タイカン ターボ クロスツーリスモ:2024万円
タイカン4S クロスツーリスモ:1502万円
タイカン4 クロスツーリスモ:1309万円
ハンドル位置は全モデルとも右のみを設定する。

 “エレクトリックスポーツカーのオールラウンダー”を謳うタイカン クロスツーリスモは、2018年開催のジュネーブ・モーターショーで発表されたコンセプトスタディの「ミッションEクロスツーリスモ」に基本コンセプトを準拠する。
 エクステリアはクロスオーバーSUVルックのワゴンスタイルで構成。ポルシェのデザイナーが“フライライン”と呼ぶ後方に向かって傾斜するスポーティなルーフラインや、オフロードデザイン要素の加飾を取り入れたホイールアーチトリムおよび前後ロアエプロン&サイドシルなどを特徴とする。また、最低地上高は既存のタイカン比で20mmアップし、合わせてハイグロスブラック仕上げのルーフスポイラーや大型化したテールゲート、固定式パノラミックガラスルーフ、ルーフレールなどを設定。さらに、オフロードデザインパッケージでは前後バンパーコーナーとシルエンドに飛び石などから車体を保護する専用フラップを設定した。

 インテリアについては、既存モデルのタイカンと同様に、ポルシェの伝統デザインと最新技術を高度に融合させたコクピットに仕立てる。独立型のメーターパネルは明確かつ必要最小限、しかも最先端のデザインで構成し、ポルシェ特有の丸型メーター表示も可能な湾曲した16.8インチディスプレイをセット。また、カウルを省略した一方で、パネル表面には蒸着偏光フィルターによる反射防止コーティングを施したガラスを組み込んだ。一方、ダッシュボード上部および下部は、翼をイメージさせるような左右に広がったデザインを導入。中央の10.9インチインフォテインメントディスプレイとオプションのパッセンジャーディスプレイの組み合わせは、ブラックパネルルックの一体化されたガラス画面を形成し、それによってインテリアと視覚的に融合する。加えて、上昇するセンターコンソールには、触覚フィードバック技術を備えた大型の8.4インチタッチパネルを装備した。キャビン空間に関しては、後席のヘッドルームをタイカン比で47mmほど拡大している。

 ユーティリティ性能の向上も、クロスツーリスモの訴求点だ。リアのラゲッジスペースは後席使用時で446リットル、バックレストを折りたたむと最大1212リットルの容量を確保。また、オプションとして重量対応ダンピングシステムを内蔵するリアマウント式バイクキャリアを設定した。

 パワートレインは前後アクスルにモーターを1基ずつ配する、ツインモーターの4輪駆動システムで構成する。モーター自体にはソレノイドコイルのヘアピン巻線を採用し、より多くの銅をステーターに組み込むことで、通常の巻線と体積は同じままで出力とトルクを向上。また、全モデルに総容量93.4kWhのパフォーマンスバッテリープラスを採用し、世界最高レベルの高速充電を実現する800Vの電圧システムを組み込んだ。
各モデルのスペックに関しては以下の通りだ。
[タイカン ターボ クロスツーリスモ]
最高出力:460kW(625ps)
ローンチコントロール使用時オーバーブースト最高出力:500kW(680ps)
0→100km/h加速:3.3秒
最高速度:250km/h
航続距離(WLTPモード):395~452km
[タイカン4S クロスツーリスモ]
最高出力:360kW(490ps)
ローンチコントロール使用時オーバーブースト最高出力:420kW(571ps)
0→100km/h加速:4.1秒
最高速度:240km/h
航続距離(WLTPモード):388~452km
[タイカン4 クロスツーリスモ]
最高出力:280kW(380ps)
ローンチコントロール使用時オーバーブースト最高出力:350kW(476ps)
0→100km/h加速:5.1秒
最高速度:220km/h
航続距離(WLTPモード):389~456km

 シャシー面については、専用セッティングのアダプティブエアサスペンションを採用したほか、オプションとして最低地上高を30mmまで増やすことができるオフロードデザインパッケージを用意。また、ドライビングモードとして砂利や泥など弛んだ地形での走行を最適化する“グラベル(GRAVEL)”モードを設定した。

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みんなのコメント

3件
  • ドイツ車は方向が決まると取り掛かるのが早いね
    基本的にEV車の方が部品点数は圧倒的に少なく作れるから将来的にガソリン車より安くなるんだろね
  • テスラを買ってたのが、不思議になる。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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