ハースから急遽F1サンパウロGPに出場することになったオリバー・ベアマンは、金曜日の朝に電話で代役を務めるよう伝えられたと明かした。
金曜日の朝、ハースはマグヌッセンが体調不良によりサンパウロGPの初日を欠場することを発表。リザーブドライバーのベアマンがその代役を務めることとなった。
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「ケビン・マグヌッセンは体調不良のため、金曜日に行なわれるサンパウロGPのコース走行には参加しない。公式リザーブドライバーのオリバー・ベアマンがドライビングを担当する。チームはケビンの早期回復を願っており、追って続報を発表する予定だ」
その後、ハースはマグヌッセンのサンパウロGP欠場を発表。ベアマンが週末を通じてドライブすることが決定している。
ベアマンは今季、3月のサウジアラビアGPで虫垂炎で欠場となったカルロス・サインツJr.に代わってフェラーリからF1デビュー。いきなり7位入賞を果たした。
7月に来季ハースからF1フル参戦デビューを果たすことが決まると、マグヌッセンがペナルティポイント累積で出場停止となったアゼルバイジャンGPにも代役出場し、10位入賞を果たしている。
これまで、万全の準備でグランプリに臨めたのはアゼルバイジャンだけ。サウジアラビアと今回のサンパウロも土壇場で出場が決まった。だが、ハースの小松礼雄代表から金曜日に連絡をもらったときは、それがどんなに早い時間であったとしても大喜びだったという。
「アヤオは今朝、6時半に電話をかけてきて僕を起こしたんだ」
「彼の名前を見たとき、それほど腹は立たなかったよ。これが時差のことを考えていないお母さんからだったりしたら、もう少し怒ったかもしれないけどね!」
「もちろん、ケビンの回復を願っている。彼が体調を崩しているのは知っていたからね。彼はこのサーキットで多くの成功を収めているし、ポールを獲得したこともある」
「当然僕はF1マシンに乗れてとても嬉しいし、喜びを感じている」
ベアマンはデビューからの2戦でふたつの異なるチームでポイントを獲得した、F1史上始めてのドライバーという稀有な経歴の持ち主となったが、初めてのスプリント週末となるサンパウロGPでも印象的なパフォーマンスを発揮。12番手だったチームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを上回り、SQ3進出を果たしたのだ。
「マシンのフィーリングは終日とても良かった。正直なところ、FP1の最初のラップから素晴らしいフィーリングだった」
そう彼は付け加えた。
「SQ3に進めてハッピーだよ。ついに予選の第3ステージに進めた。でも僕はセクター1でちょっとしたミスをしてしまい、大きくタイムをロスしてしまった。ラップの他のところは良かったから、少し残念だ」
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