オートマの特性を考慮した簡易ブーストアップ仕様
ZC33Sの弱点である冷却チューンも徹底
「RX-7改フェラーリ599XX仕様の衝撃」ロータリースペシャリストが手がけたグラマラスFD3S!
日本を代表するチューニングメーカーとして名を馳せるHKS。ZC33Sについては発売当初からその可能性に着目、意欲的にパーツ開発を進めてきた。
車高調からポン付けタービンまでラインナップは多岐に渡るが、ここで注目したいのはAT車チューンについて。HKSでは6速ATモデルの開発車両も用意。パーツの適合確認を進めるなど、ユーザーが安心してカスタマイズに取り組めるようにしているのだ。デモカーを見ていく。
まずエンジン。吸気系はアルミパイピングと剥き出しエアクリーナーで構成されるレーシングサクション(5万7800円)と、独自のシーケンシャルバルブ構造したスーパーSQV(3万2800円)を装着。ブローオフはタービン保護に貢献するのはもちろん、キレの良い大気開放サウンドが味わえるのも魅力だ。
ちなみにHKSでは、現在レーシングサクションのシステムアップパーツとして、熱害をシャットアウトするボックス形状のコールドエアインテークを開発中とのこと。市販化が待ち遠しいアイテムだ。
排気形にはストレート構造を採用し、純正比65%減と大幅な排圧低下を果たしたスーパーターボマフラー(14万2000円)をインストール。タービン交換にも対応する容量を備えた製品だ。
そうして吸排気環境を整えた上、カプラーオン装着が可能なパワーエディター(3万5000円)をセット。ブースト圧を1.1キロ程度まで高めることで、ノーマル約145~150㎰に対して約160㎰と、10㎰以上のパワーアップを果たしている。
10ps+αと聞くと大したことがないようにも感じるが、実際のパワーチェックグラフを見るとその効果は絶大。実用域の3500rpm前後からパワー&トルクが全域で上乗せされ、それがトップエンドまで持続している。体感的にも蹴り足が強くなり、純正以上の伸びを味わうことができるのだ。
また、エンジンを守るという観点からも欠かせないのが、前置きインタークーラーだ。パワーアップを進めていくと、薄くて小さい純正コアは容量不足なのは否めない。実際に、夏場のサーキットテストでは吸気温度が60~70度(インタークーラー出口)まで上昇したとか。
そこまで吸気温度が上がるとノッキングやリタードの恐れも出てくるため、HKSでは純正に対してコア厚を約2倍、高さを約1.3倍まで大型化したRタイプインタークーラー(7万5000円)を開発。これにより、真夏のサーキットでも吸気温度を40度以下に抑えることに成功した。
オイルクーラーも同様だ。純正の水冷オイルクーラーを装備するものの、ZC33Sはイニシャル水温が高く、サーキットでは10分程度で130度に到達してしまうほど。対して、HKSオイルクーラー(7万5000円)装着後は110度で安定。エンジン保護のためにもぜひ追加しておきたい。
ちなみにRタイプインタクーラーは、6速AT車はもちろん、新たにミリ波レーダーを装着するセーフティパッケージ対応品が追加されたのもトピックス。HKSのパーツラインナップに隙はないのだ。
●問い合わせ:エッチ・ケー・エス TEL:0544-29-1235
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