スバルは3月31日、海外で販売されるフラッグシップ クロスオーバーワゴン「アウトバック」に、オフロードテイストを強めた「アウトバック・ウィルダネス」を追加すると発表した。
2019年のニューヨーク・ショーでデビューした現行アウトバックは、残念ながら日本へはいまだ導入されていないものの、米国等では水平対向エンジン”ボクサーユニット“という個性的なパワーユニットとともに快適性やユーティリティが評価されて人気を博している。今回発表されたアウトバック・ウィルダネスは、そんなアウトバックの走破性や機能性を強化した仕様となっており、アウトドアユースが盛んな米国とカナダで展開されることが決まっている。
パワーユニットは2.4L水平対向ターボで、トランスミッションには低速でのトラクションを向上させたリニアトロニックCVTを採用。ドライブモードに加わった「X-MODE」を使えば、低速維持から通常の走行までシームレスなドライビングが可能だ。サスペンションにはラフロード用のスペシャルチューンが施され、ベースモデルから約1インチ(約25mm)アップの9.5インチ(約240mm)を確保した最低地上高も相まって、走破性は大きく向上している。
デザイン面でもオフ指向が明確となっており、オーバーフェンダーと大型の前後バンパーによってプロテクト性能が引き上げられたほか、ラダー付きのルーフラックを装備し積載力も大幅に向上している。また、ブラックの専用ホイールには、ラギッドなパターンのラフテレーン用タイヤを履き、悪路にも躊躇なく進入できそうだ。
さらに、インテリアも撥水仕上げのシート生地を採用するなど、オフロードでの実用性を高めた仕様となっている。こうした特別装備が北米のアウトドアファンにアピールすることは間違いないだろう。
ワゴンのロードクリアランスを引き上げ、樹脂パーツ等でSUVテイストを与えたモデルは無数に存在するが、ワゴンの老舗スバルが手がけるアウトバック・ウィルダネスへの注目度は高い。国内販売が実現すれば、スバリストを中心に熱い支持を集めそうだ。
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みんなのコメント
それらの国では活き活き活躍してます。
デカい! 高い!って騒ぐだけの日本への導入は難しいでしょう。
ハリアーの様に中身より皮だけ重要視されて安く仕上げた車が好まれる日本ではね。
仕方ないことですが。