新型V6エンジンが開発を後押しした604
1970年代半ばには、現在へ進化系を残す欧州の上級サルーンがほぼ出揃っていた。第一次オイルショックで販売不振に陥っていたものの、利益率は低くなく、ブランドイメージの向上を狙える重要なセグメントになっていた。
【画像】1970年代の贅沢 プジョー604 TI デイムラー・ソブリン S2 4.2 同時期の他社サルーンも 全119枚
優勢なポジションにあったのは、やはりドイツ勢。メルセデス・ベンツは以前から定評を築いていたが、BMWの実力も急速に上昇。正しい姿勢でクルマ作りをすれば、事業拡大も可能なことを証明した。
伝統ある上級ブランドを複数擁する英国では、ジャガーが孤軍奮闘。
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