2020年11月27日日本時間20時、F1第15戦バーレーンGPのフリー走行1回目がスタートする。前戦トルコGPで惜しいレースを落としたレッドブル・ホンダ、渋滞から抜け出せないまま終わったアルファタウリ・ホンダは、このバーレーンGPをどう戦うのか。とくに前戦でフリー走行から他を圧倒する速さを見せたレッドブル・ホンダに大きな注目が集まっている。
メルセデスAMGとの差は確実に縮小、正しい方向に進んでいる
前戦トルコGPでのレッドブル・ホンダは速かった。フリー走行から予選Q2まですべてのセッションで最速タイムをマークするなど他を圧倒、メルセデスAMGが出遅れたこともあって、優勝がはっきりと見えていた。
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すでにメルセデスAMGを超える速さを身につけたのか、それともメルセデスAMGがイニシャルセッティングに失敗しただけのか。ただ少なくとも、前戦トルコGPではレッドブル・ホンダは勝てるはずだった。
しかし、決勝レースは天候が思うように回復せず難しいコンディションとなりレッドブル・ホンダは自滅、一方メルセデスAMGのルイス・ハミルトンは驚異的なタイヤマネージメントを見せて優勝してしまった。
そのショックは大きかったと思われるが、タイトル争いが決してしまったいま、レッドブル・ホンダが、ここからの最後の3連戦、とくにその緒戦のバーレーンGPに賭ける思いは強いはずだ。
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、グランプリ開幕を前に「バーレーンGPは、例年シーズン序盤の3月から4月にかけて行われますが、今年はコロナ禍の影響で第2戦の4月に行われる予定が延期となりこのタイミングでの開催となりました。しかしながら、バーレーンの気候は年間を通して比較的安定しており、気温などのコンディションはそれ程大きく変わりません。フリー走行1回目と3回目が行われる日中と、フリー走行2回目・予選・決勝が行われる夕刻とで大きく気温が異なるなど、バーレーン特有のセットアップを含めて過去のデータを参考にしつつレースに向け準備を進めます。前戦のトルコGPはレッドブル・ホンダ、アルファタウリ・ホンダともに悔しいレースになりました。両チームとともにいい形でシーズンを締めくくれるよう、まずは3連戦緒戦、今週末のレースをよい形でスタートを切れるよう全力で挑みます。また、過密日程で行ってきたシーズン終盤、メンバーにも疲れがたまってきているので、コロナ対策に加えて体調管理にもいつも以上に気を遣っていきたいと思います」とコメント。ドライバーはインタビューで次のように語っている。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「前戦トルコGPの金曜日はとても難しいトラックコンディションでしたが、バランスはよかったですし、マシンもうまく機能しました。その勢いで土日もいけると思っていたので、決勝を6位で終えたのは、チームの全員にとって残念な結果でした。いくつかの問題を抱えていたため、リアタイヤの消耗が他のマシンよりも早かったのです。ここでは勝ちたいと思っていただけに、僕だけでなく、チームの全員がトルコでの結果を悔しく感じています。しかし、過去は変えられないので、前を向いて勝ちにいくのみです。残りのレースは、前回のような変則的なコンディションにはならないと思っています。ナイトレースはいつもと違う感覚を味わえるので好きですし、シーズン最後にちょっとした変化があるのもいいと思っています。バーレーンはよく知っているサーキットですが、タイヤにとって厳しいトラックなので、最適なセットアップを見つけるのが重要になるでしょう」
アレクサンダー・アルボン(レッドブル)
「前戦のトルコGPでは、いくつかのことを試し、それらがうまく機能していました。コントロールのしやすいマシンになり、悪くない週末でした。チーム全体として調子がよかったですし、初日にいい走りができていたことを考えると、多くのポイントを獲得できなかった結果に対するフラストレーションは少しありますが、ポジティブなことも多かった週末だったと思います。いつもと違ういい経験でしたが、とても難しく、ミスを起こしやすいコンディションでした。状況に適応して限界まで攻め、いろいろなラインを試すことでラップタイムを向上できました。楽しい体験でした。前戦でいい走りができましたし、正しい方向に進んでいる自信があります。シミュレーターで確かめたマシンの感触もよかったですし、改善が進んでいます。バーレーンでその成果を確認するのが楽しみです」
ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
「トルコでのレースについては、あまり語ることがありません。今年最悪のレースと言えるものでしたから、バーレーンでの2連戦に気持ちを切り替えています。イスタンブールでは、低温とスリッピーなコンディションでマシンをうまく機能させられず、チームとしては今季2度目のノーポイントレースになってしまいました。バーレーンでは、少なくともタイヤの温度に問題が出ることはないはずです。コンディションは通常の状態に戻ると思います。バーレーンは相性のいいサーキットです。ストレートのコース幅がかなり広いので、オーバーテイクに適しています。また、とてもテクニカルでおもしろいコーナーもあります。例年は4月に開催されているので、いつもと時期は異なりますが、中東エリアは時期によって大きな温度変化はないはずです。このバーレーンでの2戦でできるだけいい結果を残し、いい形でシーズンを締めくくりたいと思っています。ずっとマシンの調子はよく、今季はほぼ全レースで競争力を発揮できているので、ポイントを獲得することが必要です。とにかく最後の3戦に集中し、自分たちに何ができるかを見極めていきます」
ダニール・クビアト(アルファタウリ)
「トルコでは異例の路面コンディションでどのドライバーにとっても厳しいレースウイークとなったので、バーレーンで普通の状態で戦えるのはいいことです。今週末は、少なくとも天候の面でサプライズはほとんどないはずです。僕にとっては、今回が7度目のバーレーンとなります。おもしろいコースで、さまざまな種類のコーナーがあって、オーバーテイクの機会も多いです。いつものように、金曜日になるべく早くマシンを作動領域に入れることがカギになりますし、そこからどれだけ伸ばせるかを見ていきたいと思います。最後の3戦はとことんプッシュしていきます」
2020年F1第14戦トルコGP 決勝 結果(前戦)
優勝 44 L.ハミルトン(メルセデスAMG) 58周
2位 11 S.ペレス (レーシングポイント・メルセデス)+31.633s
3位 5 S.ヴェッテル(フェラーリ) +31.960s
4位 16 C.ルクレール(フェラーリ) +33.858s
5位 55 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)+34.363s
6位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)+44.873s
7位 23 A.アルボン (レッドブル・ホンダ) +46.484s
8位 4 L.ノリス(マクラーレン・ルノー)+61.259s
9位 18 L.ストロール (レーシングポイント・メルセデス)+72.353s
10位 3 D.リカルド(ルノー)+95.460s
12位 26 D.クビアト(アルファタウリ・ホンダ) +1周
13位 10 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ) +1周
2020年F1ドライバーズランキング(第14戦終了時)
1位 L.ハミルトン(メルセデスAMG)307
2位 V.ボッタス(メルセデスAMG)197
3位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)170
4位 S.ペレス (レーシングポイント・メルセデス)100
5位 C.ルクレール(フェラーリ)97
6位 D.リカルド(ルノー)96
7位 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)75
8位 L.ノリス(マクラーレン・ルノー)74
9位 A.アルボン (レッドブル・ホンダ)70
10位 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)63
2020年F1コンストラクターズランキング(第14戦終了時)
1位 メルセデスAMG 504
2位 レッドブル・ホンダ 240
3位 レーシングポイント・メルセデス154
4位 マクラーレン・ルノー 149
5位 ルノー 136
6位 フェラーリ 130
7位 アルファタウリ・ホンダ 89
第15戦バーレーンGPは11月27日日本時間20時(現地14時)から始まるフリー走行で開幕、予選は11月28日日本時間23時(現地17時)、決勝は11月29日日本時間23時10分(現地17時10分)に開始される。
[ アルバム : F1第15戦バーレーンGPホンダ直前情報 はオリジナルサイトでご覧ください ]
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