現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > マツダ「新型“NE”ロードスター」どんなクルマに!? 直4継続? 俊足な「2シーターオープンカー」の今後とは

ここから本文です

マツダ「新型“NE”ロードスター」どんなクルマに!? 直4継続? 俊足な「2シーターオープンカー」の今後とは

掲載 14
マツダ「新型“NE”ロードスター」どんなクルマに!? 直4継続? 俊足な「2シーターオープンカー」の今後とは

■次世代スポーツカー「アイコニックSP」との関係は!?

 1989年に初代モデルが登場し、2016年4月に世界累計生産台数100万台を達成したマツダ「ロードスター」は、日本が誇るライトウェイトスポーツカーです。
 
 現行モデルの4代目(ND型)は2015年5月のデビューから9年が経過しており、通常のサイクルならばそろそろモデルチェンジのタイミングですが、果たして次期ロードスターはどのようなクルマとなるのでしょう。

【画像】めちゃカッコいい! マツダ「新型ロードスター!?」を画像で見る(30枚以上)

 先日、初代ロードスターで首都高を走る機会がありました。

 手の内で楽しめるサイズ感や、1.6リッターエンジンと5速MTの過不足ない加速は、最新の装備なんてなくても運転は楽しいということを改めて実感させてくれました。

 時代が変わっても、ロードスターであることを守り続けてきたロードスターが、次期型でどのような姿をみせてくれるのか、クルマ好きとしてはその行く末が非常に気になるところです。

 そんなロードスターは、現行型が2024年1月にマイナーチェンジが実施されたばかり。

 エクステリアのデザイン変更のほか、ディスプレイのサイズ変更、走行性能を引き上げるアシンメトリックLSDや新型電動パワーステアリングの採用、さらには先進支援技術のアップデートなど、ND型史上もっとも大きな改良が施されました。

 2023年まで販売されていた軽量モデル「990S」を「ND型の最終仕様だ」と信じて購入された人の中には、悔しく思っている人も少なくないことでしょう。

 エンジンも改良されており、1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンは最高出力を3kW向上したほか、マニュアル車では最新のエンジン制御プログラムを導入しアクセル操作時のレスポンスが改善されました。

 マニュアル車にはさらに、サーキット走行に最適化したダイナミック・スタビリティ・コントロールの新制御モード「DSC-TRACK」なども追加しています。

 そんなロードスターの次期型は、はたしてどのような姿になるのでしょう。

 次期ロードスターと聞いて思い出されるのは、「ジャパンモビリティショー2023」でワールドプレミアされたコンパクトな2シータースポーツカーコンセプト「アイコニックSP」のことです。

 2基のロータリーエンジンを発電専用に使うPHEVのアイコニックSPは、全長4180mm×全幅1850mm×全高1150mm、ホイールベースは2590mmというボディサイズで、現行ロードスター(3915mm)より長く、FD型「RX-7」(全長4290mm)よりもコンパクトというサイズ感。

 このスペックからすると、アイコニックSPは、ロードスターとはまったくのベツモノであり、おそらくマツダの未来のフラッグシップスポーツとして開発されるモデルなのでしょう。

■トヨタが「次世代1.5リッターエンジン」の新規開発をはじめた!

 次期ロードスターにおいて気になるのはやはりパワートレインですが、マツダは2030年までに全車電動化とする戦略を立案しており、特別な存在であるはずのロードスターも、いずれは(マイルドも含む)ハイブリッド化や電動化が必須となります。

 ただ筆者(くるまのニュースライター 河馬兎)は、ロードスターについては2030年の直前まではハイブリッド化やモーター駆動化などはしない戦略をとり、既存の1.5リッターガソリンエンジンの改良版を使っていくのではないかと予想しています。

 その理由はやはりクルマの重量増が避けられないことです。

 マツダには、ディーゼルエンジン技術やロータリーエンジン発電による電動モデルといった優れた新技術もありますが、エンジンユニットへ付加物がつくほどに重量は増していきます。

 人馬一体感を狙うロードスターは、軽量であることにもっともプライオリティを置いているはずであり、軽量なガソリンエンジンが使える限りは使ってくるのではないでしょうか。

 おそらくその先で、マツダは「水素燃焼」や「e-fuel燃焼」といったカーボンフリー技術で動くエンジンをロードスターへ搭載する計画なのではないかと筆者は考えています。

 そうなれば、エンジンの駆動で直にタイヤを駆動したり、マニュアルミッションを維持することもでき、35年にわたって続いてきたロードスターがこの先も「ロードスターであり続ける」ことが可能となります。

※ ※ ※

 2024年1月に開催された「東京オートサロン」では、マツダとも協力関係にあるトヨタが新たに新型エンジン開発プロジェクトを立ち上げると発表しています。

 1.5リッター直列4気筒エンジンをベースに検討中とのことですが、偶然にもND型ロードスターの排気量と一緒です。

 ロードスター用の直4エンジンの未来にも、光明が差しているように思えてなりません。

こんな記事も読まれています

300馬力のトヨタ「和製スーパーカー」が凄い! 「ミッドシップ×オープンカー」の山盛り仕様! ハイブリッドも搭載した「斬新スポーツモデル」に期待大!
300馬力のトヨタ「和製スーパーカー」が凄い! 「ミッドシップ×オープンカー」の山盛り仕様! ハイブリッドも搭載した「斬新スポーツモデル」に期待大!
くるまのニュース
マツダが“白い”新型「和製スポーツカー」実車公開! “市販化”進む「ロータリー」搭載車! 「ポルシェ」級スペックの「アイコニックSP」とは
マツダが“白い”新型「和製スポーツカー」実車公開! “市販化”進む「ロータリー」搭載車! 「ポルシェ」級スペックの「アイコニックSP」とは
くるまのニュース
マツダが“真紅”の新型「すごいスポーツカー」実車公開! 出るぞ「ロータリー」搭載車!? 公開後大反響の「アイコニックSP」登場
マツダが“真紅”の新型「すごいスポーツカー」実車公開! 出るぞ「ロータリー」搭載車!? 公開後大反響の「アイコニックSP」登場
くるまのニュース
まるで「RX-8」!? マツダが観音開きの「ロータリー・スポーツカー」実車展示! リトラ風「ヘッドライト」も美しい“斬新モデル”登場
まるで「RX-8」!? マツダが観音開きの「ロータリー・スポーツカー」実車展示! リトラ風「ヘッドライト」も美しい“斬新モデル”登場
くるまのニュース
トヨタ新型「カローラ」いつ登場!? 新パワートレイン搭載で「めちゃ燃費アップ」も? デビュー6年目の「超人気セダン&ワゴン」次期型どうなるのか
トヨタ新型「カローラ」いつ登場!? 新パワートレイン搭載で「めちゃ燃費アップ」も? デビュー6年目の「超人気セダン&ワゴン」次期型どうなるのか
くるまのニュース
日産「“次期型”GT-R」いつ登場? 歴代「GT-Rデザイン」採用か!? 「R35型の終焉」で後継モデルはどうなるのか
日産「“次期型”GT-R」いつ登場? 歴代「GT-Rデザイン」採用か!? 「R35型の終焉」で後継モデルはどうなるのか
くるまのニュース
トヨタ新型「RAV4」そろそろ登場!? もっと無骨に“大変身”&新パワートレイン搭載も? デビュー6年目の「超人気SUV」次期型どうなるのか
トヨタ新型「RAV4」そろそろ登場!? もっと無骨に“大変身”&新パワートレイン搭載も? デビュー6年目の「超人気SUV」次期型どうなるのか
くるまのニュース
[新型セリカ]は最後の純ガソリンエンジンで”400馬力超え”を目指す!! マツダからは[ロータリー搭載]の電動車が登場か
[新型セリカ]は最後の純ガソリンエンジンで”400馬力超え”を目指す!! マツダからは[ロータリー搭載]の電動車が登場か
ベストカーWeb
ダイハツ「新型2人乗りスポーツカー」登場なるか!? 「走りのMT」に“テンサン”エンジン搭載でめちゃ楽しそう! FR駆動の「デカいコペン」に期待
ダイハツ「新型2人乗りスポーツカー」登場なるか!? 「走りのMT」に“テンサン”エンジン搭載でめちゃ楽しそう! FR駆動の「デカいコペン」に期待
くるまのニュース
大排気量「直6」×4WD搭載! 新型「“スポーティ”セダン」公開! 超豪華内装&ステーションワゴンもある「B3 GT」登場
大排気量「直6」×4WD搭載! 新型「“スポーティ”セダン」公開! 超豪華内装&ステーションワゴンもある「B3 GT」登場
くるまのニュース
マツダ新型「小さな高級車」発表! MT設定&美麗デザインがイイ! 最安価「新S」はアンダー400万円! “クレバー”になった「マツダ3」米に登場
マツダ新型「小さな高級車」発表! MT設定&美麗デザインがイイ! 最安価「新S」はアンダー400万円! “クレバー”になった「マツダ3」米に登場
くるまのニュース
トヨタ“新型”「ハリアー」まもなく登場!? 大人気の「高級SUV」は高出力化&内外装変更か? デビュー4年目の「上品モデル」どうなるのか
トヨタ“新型”「ハリアー」まもなく登場!? 大人気の「高級SUV」は高出力化&内外装変更か? デビュー4年目の「上品モデル」どうなるのか
くるまのニュース
日産「すごいキューブ」実車公開! 斬新「“イナズマ”グリル」が超カッコイイ! 謎の「コンパクトカー」東京に登場
日産「すごいキューブ」実車公開! 斬新「“イナズマ”グリル」が超カッコイイ! 謎の「コンパクトカー」東京に登場
くるまのニュース
吉田 匠の『スポーツ&クラシックカー研究所』Vol.21 みんなのスポーツカーの快作、マツダ・ロードスター。
吉田 匠の『スポーツ&クラシックカー研究所』Vol.21 みんなのスポーツカーの快作、マツダ・ロードスター。
くるくら
全長5m!? 斬新「和製スーパーカー」実車展示! 6速MT×2人乗りのスタイリッシュマシン「VEGA」とは
全長5m!? 斬新「和製スーパーカー」実車展示! 6速MT×2人乗りのスタイリッシュマシン「VEGA」とは
くるまのニュース
レトロ顔!? 斬新「和製スーパーカー」実車展示! V8エンジン×2人乗りの“完全新型”マシン!? 「謎のGRAN TURISMO」とは
レトロ顔!? 斬新「和製スーパーカー」実車展示! V8エンジン×2人乗りの“完全新型”マシン!? 「謎のGRAN TURISMO」とは
くるまのニュース
約100万円! マツダが“新型”「軽トラック」発表! 5速MT+“LSD付き”4WDもアリ! 燃費も高まった「スクラムトラック」に販売店でも反響あつまる
約100万円! マツダが“新型”「軽トラック」発表! 5速MT+“LSD付き”4WDもアリ! 燃費も高まった「スクラムトラック」に販売店でも反響あつまる
くるまのニュース
トヨタ新型「“9人乗り”ミニバン」発表! 顔面刷新で斬新「大口顔」に! MT設定あり&全長約4.9mボディの「プロエース」西で登場
トヨタ新型「“9人乗り”ミニバン」発表! 顔面刷新で斬新「大口顔」に! MT設定あり&全長約4.9mボディの「プロエース」西で登場
くるまのニュース

みんなのコメント

14件
  • mor********
    990Sオーナーですが、ブレンボ、レイズの鍛造ファインチューニングに魅力を感じたわけで最終仕様と思って購入したわけではないですよ。乗り始めて一年になりますが、ベースが素晴らしいこともありますが、ホントに良いです。
  • dri********
    もはや新型の発表が楽しみなのはロードスターだけになってしまった。以前はシビックでもワクワクしたのになぁ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村