トヨタ、カムリのデザイン変更＆装備充実で商品力を強化

トヨタ自動車は2月1日、上級サルーンの「カムリ」にマイナーチェンジを施し、同日販売を開始した。カムリは2020年8月にも改良を受け、アクセルの踏み間違えを防ぐ機能を全車に標準装備するなど安全性を高める改良を受けたが、今回はデザイン変更を伴うより広範な改良により、さらに商品力が高められた。

カムリの過去半年の登録台数を見ると、7-9月は約660-830台、10-12月は約1100-1400台で推移しており、8月の改良＆特別装備の設定で登録が跳ね上がっている。そうした“打てば響く”モデルであることが背景にあるのか、2017年7月の改良から毎年1度は改良が施され、熟成が進められている。

今回の改良は、デザイン面についてはスポーティな「WS」系グレードはよりスポーティに、ラグジュアリーな「G」系グレードはエレガンスを高める方向で、それぞれフロントバンパー、フロントロアグリル、ヘッドランプ、リアコンビネーションランプ加飾、アルミホイールのデザインが変更されている。

さらに全車共通の改良として、ディスプレイオーディオのサイズが8インチから9インチに拡大されたほか、ボディカラーの新色追加、安全装備の充実などの改良を受けた。

安全装備については、予防安全パッケージ「トヨタ セーフティ センス」の機能が充実し、車線の中央を走行するためにステアリングを制御するレーントレーシングアシストが追加されたほか、レーダークルーズコントロールにカーブ速度抑制機能が備わった。また歩行者検知機能も充実し、交差点右左折時に対向方面からくる歩行者の検知も可能になるなど、最新の機能へとアップデートされている。

カムリの車両価格は、3,485,000円から4,672,000円。

Comments

もう2.5しかないのね

前のエアコンの吹き出し口を無理矢理潰してまでナビをこの形にする必要ある？