約10年ぶりのカブリオレ復活
メルセデス・ベンツは、新型『Gクラス・カブリオレ』の画像を初公開した。来年登場予定で、Gクラスのオープントップ仕様の投入はほぼ10年ぶりとなる。
【画像】Gクラスでオープンエアが楽しめる!【新型Gクラス・カブリオレの試作車と、マイバッハG 650ランドーレットを詳しく見る】 全29枚
新型Gクラス・カブリオレは現在、オーストリアで走行テスト中で、今後スウェーデンでの寒冷地オフロードテストに挑む予定だとという。
詳細は未発表だが、公式画像からEVモデルではなく内燃機関モデルをベースとしていることが確認できる。つまり、ディーゼルまたはガソリンエンジンが搭載されるということだ。
現行の『G 450d』は最高出力367psのターボチャージャー付き3.0L直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載。『G 500』は449psのターボチャージャー付き3.0L直列6気筒ガソリンエンジンを積む。さらに、585psのツインターボチャージャー付き4.0L V8ガソリンエンジンを搭載した『G 63』も存在する。
カブリオレの発売時期はまだ明らかにされていないが、既存モデルの派生で、すでにテストが行われていることから、欧州の夏(オープンカーのシーズン)の到来に合わせて登場する可能性が高い。
カブリオレを投入するという計画が世に出たのは、今年9月のことだ。メルセデス・ベンツは、「Gクラスのラインナップにカブリオレを追加する」と発表し、「世界中のほぼすべての地域で、そして初めて米国でも販売する」としている。
Gクラス・カブリオレは、既存モデルより大幅に高価になると予想される。
カブリオレは長年Gクラスのラインナップに存在してきた。最初のモデルは1979年に2ドアのショートホイールベース仕様として発売され、2013年まで生産された。
その後、2017年には超高級4ドアモデル『マイバッハG 650ランドーレット』が登場した。高車高のG 63 4×4スクエアードをベースとし、630psのツインターボ6.0L V12ガソリンエンジンを搭載していた。わずか99台限定生産で、フロントのハードトップとリアの折り畳み式ルーフセクションを組み合わせ、車体後方に独立したシートを備えるなど特殊な仕様で、英国価格は約60万ポンド(約1億2000万円)に迫った。
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