現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 東京林道フラッとツーリング〈奥多摩方面・横沢小机林道/勝峰山林道/大名栗林道〉

ここから本文です

東京林道フラッとツーリング〈奥多摩方面・横沢小机林道/勝峰山林道/大名栗林道〉

掲載 2
東京林道フラッとツーリング〈奥多摩方面・横沢小机林道/勝峰山林道/大名栗林道〉

東京にもいまだ残る未舗装路

『オフロードマシン ゴー・ライド』が案内する、新米オフロード乗りからベテランまで、フラッと気軽に楽しめるフラット林道。今回はホンダADV150を駆って首都東京に残る未舗装林道へ行ってみた。さまざまな表情を持つ「東京」へ、林道でアクセスできるゾ!

関東屈指のプラチナルート「御荷鉾スーパー林道」ゴーライド流・完全詳解〈前編〉

1stステージ:武蔵五日市駅周辺、横沢小机林道から勝峰山林道へ

今回の近場フラットダートツーリング、相棒として選んだのはホンダADV150だ。PCX150のサスストロークを延ばし、石畳などの荒れた路面での快適性を高めているのが特徴。以前の試乗取材で、アクセルワークだけで軽快な走りを披露するのを体感していたので、林道ツーリングでの走りを試してみたかったのだ。

さて、向かったのは東京都下の武蔵五日市駅周辺の林道。ADV150は高速道路でもクルマの流れに乗って走行でき、じつに快適。自宅から1時間ほどで「横沢小机林道」の入口に到着した。この林道、30年前の学生時代には毎週のように走りに来ていたのだが、今回は10年ぶり? 2kmほどの短いダートだが、林道を抜けた先の里山の雰囲気が抜群にいいのだ。ただし、横沢側は遊歩道も整備されていて、散策する人が増えていた。人とバイクが長く共存できるためにも、横沢側に抜けたら、小机側に引き返してほしい。

さて、路面はよく整備されていて走りやすい。ADV150も軽快に上っていけた。下りはオーバースピードにならないように、ジワっとブレーキコントロールしながらの走行になる。不意にABSがかかるのを防ぎながら走っていると、なんだかADV150はアドベンチャーマシンの乗り味に似ているなと思えてきた。

市街地や高速道路の移動は快適で、フラットな林道なら走破できる。それでいて、少し荒れたダートになると、フロントタイヤのコントロールがシビアになる。そんな感じがアドベンチャーマシンに似ているのだ。アドベンチャーマシンほど巡行速度は速くないが、車重は断然軽いので、林道やワインディングでの取り回しも楽。アクセルに対するレスポンスも悪くないので、ここまで走るとは思わなかったのが正直なところだ。

―― 東京都あきる野市、武蔵五日市駅を中心とした地図。

◆まずは横沢小机林道へ

―― 【1】圏央道あきる野ICから約10分。中央道八王子ICから約20分。今回のエリアは武蔵五日市駅を起点にスタート。

―― 【2】武蔵五日市駅から300mを右へ。ここが横沢小机林道の入口だ。制限速度40kmの標識が目印となる。

―― 【3】路面はウォッシュアウトされ少し荒れ気味だが、オフロードマシンなら問題ないレベル。木漏れ日が爽快。

―― 【4】横沢方面は遊歩道が整備されている。ここに広がる里山の風景は、のんびりと散歩で楽しもう。

◆続いて勝峰山林道へ

小机側の入口【2】に戻ったら、次は「勝峰山林道」へ向かった。ここは勝峰山周辺のトレッキングルートになっていて、山歩きする人とクルマが多いので走行には注意してほしい。

―― 【5】勝峰山林道へは、【2】から400m北上した分岐を左へ進む。黄色い中華料理店の建物が目印だ。

―― 【6】さらに700m進むとT字路に行き当たる。ここを左折する。

―― 【7】200m進んだ岩井橋の交差点を左折。太平洋セメント株式会社の看板が目印。

―― 【8】岩井橋を渡ったら、すぐに左へ。駐車場の横に伸びるダートが勝峰山林道の入口。

―― 【9】多くの登山客が訪れることもあって、路面は整備されている。フラットで走りやすいが、雨水を仕切るゴム板を乗り越える際にすべりやすいので注意しよう。

―― その先、勝峰山林道の終点は広場。テーブルがあり、休憩スポットになっている。見晴らしポイントでもあり、空気が澄んでいればスカイツリーも見えるとのこと。夜景もきれいそう。ここから登山道が伸びていて、徒歩5分ほどで山頂へ行けるらしい(1分だけ歩いて引き返したので未確認)。

この勝峰山林道、実は初めて走った。こちらは1.7kmほどの短いピストン林道で、ダート走行をメインに考えている人には物足りない長さだろう。だが、とにかく林道終点からの眺めがいいのだ。五日市の町並みを見下ろしつつ、都心の高層ビルまで遠望できる。さっきが里山で、こっちは都市。林道から東京の両面を楽しめるのがおもしろいので、ぜひ2本セットで走ってほしい。

2ndステージ:休憩を挟みつつ大名栗林道へ向かうが…

早朝に家を出たこともあって、ひとしきり景色を堪能しても、時間はまだお昼前。ならばと、数年前までよく走りに行っていた「大名栗林道」を調査してみることにした。市街地を抜けて、いくつかの峠を越え、旅館の横を通り過ぎると、大名栗林道は残念ながらゲート封鎖されていた……。

時間はちょうどお昼。大名栗林道の手前で見つけた古民家カフェ「フクフクガーデン」まで戻り、ランチタイム。テラス席は汚れたブーツでもOKという、オフロードライダー歓迎なのもうれしい。美味しいランチを堪能した後、下道で帰路についた。ADV150と一緒の時間を少しでも長く楽しむために。

―― 東京都青梅市にある大名栗林道周辺。武蔵五日市周辺からさらに北上した場所だ。

―― 【11】本来ならロングダートを楽しめる大名栗林道だが、現在は通行止め。ゲートを破壊する行為も見られるとのことだが、我々はルールとマナー厳守で再開を待ちたい。

―― 【10】FUKU FUKU Garden:メイン料理/サラダ/スープがワンプレートで1000円。カフェメニューも充実しており、オフロードブーツでもOKとライダーに優しい古民家カフェだ。店内にはバイク雑誌も置いてあり(ゴーライドも)。●住所:埼玉県飯能市大字下名栗1169 ●電話:090-2144-5182 ●営業時間:11時30分~18時 ●営業日:金土日

※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

※本記事はニュースメディア配信用に一部抜粋・再編集されたものであり、全文詳細はオリジナルサイトに掲載されています。The post 東京林道フラッとツーリング〈奥多摩方面・横沢小机林道/勝峰山林道/大名栗林道〉 first appeared on WEBヤングマシン|最新バイク情報.

関連タグ

こんな記事も読まれています

カワサキ新型「レトロスポーツモデル」に反響多数!「古き佳き」スタイリングが“現代”に刺さる!? 玄人も注目する“バイクらしさ”を味わえる「W230」とは?
カワサキ新型「レトロスポーツモデル」に反響多数!「古き佳き」スタイリングが“現代”に刺さる!? 玄人も注目する“バイクらしさ”を味わえる「W230」とは?
くるまのニュース
「ジャガー」のブランドロゴが大胆に変更! 英国の名門ブランドはどこに向かう? まもなく登場する“新たなコンセプトカー”とは
「ジャガー」のブランドロゴが大胆に変更! 英国の名門ブランドはどこに向かう? まもなく登場する“新たなコンセプトカー”とは
VAGUE
村民の力で蘇った昭和のボンネットバス! 熊本県・山江村の宝物マロン号がロマンの塊だった
村民の力で蘇った昭和のボンネットバス! 熊本県・山江村の宝物マロン号がロマンの塊だった
WEB CARTOP
本物の贅沢──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズII試乗記
本物の贅沢──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズII試乗記
GQ JAPAN
道東道直結の“新道”がついに完成! 高速道路開通と同時に国道「8.8kmバイパス」の残り区間が拡幅
道東道直結の“新道”がついに完成! 高速道路開通と同時に国道「8.8kmバイパス」の残り区間が拡幅
乗りものニュース
[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…交換する意義を考える!
[サウンドユニット・選択のキモ]メインユニット編…交換する意義を考える!
レスポンス
【F1分析】速いチームがコロコロ変わる。実に難解だったラスベガスGP。鍵はもちろん”タイヤの使い方”だけど……
【F1分析】速いチームがコロコロ変わる。実に難解だったラスベガスGP。鍵はもちろん”タイヤの使い方”だけど……
motorsport.com 日本版
フェルスタッペンが4年連続F1チャンピオンに輝く。メルセデスがワンツー飾る【第22戦決勝レポート】
フェルスタッペンが4年連続F1チャンピオンに輝く。メルセデスがワンツー飾る【第22戦決勝レポート】
AUTOSPORT web
“3、4番手”のマシンでもタイトル獲得。フェルスタッペンの底知れぬ才能にマルコ博士も絶賛「彼の実力だけで勝ったレースが4つほどあった」
“3、4番手”のマシンでもタイトル獲得。フェルスタッペンの底知れぬ才能にマルコ博士も絶賛「彼の実力だけで勝ったレースが4つほどあった」
motorsport.com 日本版
日産「“タフ顔”SUV」がスゴイ! 唯一無二の「ターボエンジン」×センターマフラーが超カッコイイ! めちゃゴツゴツ仕様の「“最新版”エクストレイル」米国カスタムモデルとは
日産「“タフ顔”SUV」がスゴイ! 唯一無二の「ターボエンジン」×センターマフラーが超カッコイイ! めちゃゴツゴツ仕様の「“最新版”エクストレイル」米国カスタムモデルとは
くるまのニュース
ランドローバーから美しいセドナレッドをボディカラーに採用した限定モデル「ディフェンダー110 セドナエディション」が登場
ランドローバーから美しいセドナレッドをボディカラーに採用した限定モデル「ディフェンダー110 セドナエディション」が登場
@DIME
ラリージャパンで完走できなければ、2025年WRC参戦はなかった……勝田貴元が明かす厳命「来年は”勝ちに行っていい”と言われるように」
ラリージャパンで完走できなければ、2025年WRC参戦はなかった……勝田貴元が明かす厳命「来年は”勝ちに行っていい”と言われるように」
motorsport.com 日本版
ブリッツ、『GRヤリス』専用キャンバー調整機能付きフロントピロアッパーマウント発売
ブリッツ、『GRヤリス』専用キャンバー調整機能付きフロントピロアッパーマウント発売
レスポンス
トヨタ、最終日に大逆転で4連覇。ヌービルは悲願の初戴冠【ラリージャパン 最終日レポート】
トヨタ、最終日に大逆転で4連覇。ヌービルは悲願の初戴冠【ラリージャパン 最終日レポート】
AUTOSPORT web
『頭文字D』カラーで日本の峠最速に。グリアジンがWRC2完勝「しげの先生にありがとうと伝えたい」
『頭文字D』カラーで日本の峠最速に。グリアジンがWRC2完勝「しげの先生にありがとうと伝えたい」
AUTOSPORT web
マツダ「RX-8」じゃない斬新「ロータリースポーツカー」がスゴイ! リトラ風“奇抜ヘッドライト”&ガバっと開く“画期的ドア”採用! 謎の「エボルブ」とは?
マツダ「RX-8」じゃない斬新「ロータリースポーツカー」がスゴイ! リトラ風“奇抜ヘッドライト”&ガバっと開く“画期的ドア”採用! 謎の「エボルブ」とは?
くるまのニュース
高性能な「ディフェンダーOCTA」初の一般公開! 盛況のランドローバー公式イベントに“秘密兵器”あり!! 大都市の真ん中で「悪路走行」を満喫
高性能な「ディフェンダーOCTA」初の一般公開! 盛況のランドローバー公式イベントに“秘密兵器”あり!! 大都市の真ん中で「悪路走行」を満喫
VAGUE
【最終結果】2024年WRC第13戦ラリー・ジャパン パワーステージ後
【最終結果】2024年WRC第13戦ラリー・ジャパン パワーステージ後
AUTOSPORT web

みんなのコメント

2件
  • あれ?大名栗林道は埼玉県なんだが。林道行く前に各県HPの林道規制情報を見たほうが旅先でガッカリしないで済むと思うけどね…
  • 過去に大名栗林道を走っていたら、ラジコンおじさんがバイクは走るな!と叫んでいた。
    これもラジコンでーす。と言い返したが、数年後あの事故のせいで走れなくなってしまった。
    人様の山で勝手に死んではイカン。
    安全運転で。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村