この記事をまとめると
■クルマにはパッケージオプションが用意されることがある
「使える」ハズが「使わない」! 「不必要」なハズが「必須」! 勘違いの多いクルマの装備5つ
■これはいくつかのオプションがセットになったもの
■最近は不要なオプションを抱き合わせで押し付ける車種が減った
ノートのプロパイロットは44万円のセットオプションに含まれる
最近はパッケージオプションが多い。単品装着を可能にすると、組み合わせの種類が膨大になるから、パッケージオプションを用意する。複数の装備を抱き合わせで買わせるから、グレードに近いオプションともいえるだろう。
たとえば日産ノートでは、運転支援機能のプロパイロットを装着するには、まずはX(218万6800円)を選び、そこに44万2200円のセットオプションを加える。プロパイロットは、このセットオプションに含まれるからだ。
プロパイロットはカーナビの情報を使って制御するから、ナビゲーションシステムと抱き合わせになるのは仕方ないが、液晶タイプのインテリジェントルームミラーまでセットに加える必要はないだろう。
ノートではLEDヘッドランプもオプションで、ハイビーム状態を保ちながら対向車などの眩惑を抑えるアダプティブ機能を組み合わせる。そのためにLEDヘッドランプのオプション価格は9万9000円と高い。XにLEDヘッドランプとプロパイロットを加えると、総額が272万8000円に達するから、選びにくくなっている。
ステアリングヒーターの装着に14万円かかってしまうことも
トヨタ・ヴォクシーS-Zに設定される快適便利パッケージは、電動開閉スライドドアに併用されるハンズフリー機能、リヤゲートの電動開閉機能、ステアリングヒーターなどをセットにした。従ってメーカーオプションの単品価格が1万5000円程度のステアリングヒーターを装着するために、14万8500円(2WD)のセットオプションを購入することになってしまう。
最近は安全装備の標準装着が進んだから、以前のように安全性を高めるために、不要なオプションパーツを抱き合わせで押し付ける車種は減った。それでも例えばダイハツ・ミライースにサイドエアバッグを装着するには、アルミホイールなどが備わる最上級のG・SAIIIを選ばねばならない。
安全装備は同乗者を守る装備だから、アルミホイールと同列には扱えない。安全装備は、標準装着が理想で、それが無理な場合でも単品のオプション装着を可能にすべきだ。セットオプションにすべきではない。
メーカーの立場でいえば、オプション装着を可能にするだけでコストアップに繋がる。完全な非設定に比べると、ワイヤーハーネスなど、オプション装着の準備をする必要が生じるからだ。装備の組み合わせも増えてしまう。
それでも最近はスズキ・アルトがもっとも価格の安い94万3800円のAにも、衝突被害軽減ブレーキに加えてサイド&カーテンエアバッグまで標準装着するようになった。安全装備と快適装備は、区別して考えるべきだ。
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