F1第19戦アメリカGPでは、フェラーリが3月に行われた第3戦オーストラリアGP以来となるワン・ツー・フィニッシュを果たした。優勝したシャルル・ルクレール(フェラーリ)は3位マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に約20秒、2位のカルロス・サインツ(フェラーリ)に対しても約8秒の大差をつけており、まさに圧勝のレースだった。
このフェラーリのワン・ツー・フィニッシュを実現したひとつ目の勝因は、ルクレールのスタートダッシュだった。2列目4番グリッドからスタートを迎えたルクレールは、ポールシッターのランド・ノリス(マクラーレン)とフロントロウスタートのフェルスタッペンがもつれ合うようにコースアウトした隙を逃さず、イン側から一気に首位に浮上した。さらにサインツもノリスをかわし3番手をキープしている。
間隙を突いたルクレールが今季3勝目。ローソンが最後列から入賞果たす【決勝レポート/F1第19戦】
そして勝利を決定づけたふたつ目の勝因が、フェラーリ2台が見せたレースペースだった。レース前半、ミディアムタイムを履いた上位勢のなかで、ルクレールだけが1分39秒台前半の驚異的なペースで周回を重ねた。2番手フェルスタッペンもなんとか食らいつこうとするが、1分39秒台後半が精一杯。その後は1分40秒台へとペースが落ちていった。
一方、3番手サインツは21周目にハードタイヤに履き替えると、一気に1~1秒5速いペースに上げ、25周目にピットインしたフェルスタッペンを余裕でアンダーカットし2番手に順位を上げた。
すでに前日のスプリントでフェラーリ勢は、サインツがジョージ・ラッセル(メルセデス)やランド・ノリス(マクラーレン)とバトルし続けたにもかかわらずペースが落ちなかったことで、「ミディアムタイヤはプッシュしても保つ」ことが体感できていた。
アメリカGPの舞台、サーキット・オブ・ジ・アメリカズはこれまで2ストップが定石で、今年も決勝レースの路面温度は46度。前日のスプリントと比べて5度も高いコンディションだった。それでもフェラーリ陣営は「1ストップで十分いける」と、最初から確信していたようだ。
そのタイヤの持ちの良さはハードでも同様で、フェルスタッペンが「ひどいタイヤだ。ブレーキングもダメだし、ぜんぜんプッシュできない」と、1分38秒中盤~39秒前半のペースだったのと対照的に、ルクレールは1分37秒後半~38秒前半で最後まで走り切った。
ルクレールはこれで今季3勝目。オーバーテイクがほぼ不可能なモナコだけはポール・トゥ・ウィンだったが、他の2勝はいずれも4番グリッドからの勝利だ。イタリアGPはマクラーレン勢が絶対有利という状況下で、意表を突く1ストップ作戦を敢行し優勝をもぎ取った。そして今回はスタートで一気に勝負を決めた。
2023年は5回、2022年は9回のポールポジションを獲得しながら、過去2シーズンでポール・トゥ・ウィンはわずか2回しかなかった。「一発は速くても勝てない」と言われ続けたルクレールとフェラーリだが、今年は大きな変身を遂げつつあるようだ。
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